2021.08ランク戦~サンダー・ドラゴン~
こんにちは、すしです。
さて、今月もきました。デュエルキング達成の報告です。
8月も無事、デュエルキングを達成。これで9カ月連続のデュエルキングです。
本当毎回、書いているんですけど、初代遊戯王しか知らなかった僕がデュエルキングを維持できているのは驚きですし、素直にうれしいです。
とはいえ、上を見れば、マジでプロ決闘者みたいに強い決闘者たちがたくさんいます。彼らの姿を認識できるくらいの立ち位置には来ることが出来ていると思うので、現状に甘んじるのではなく、上を目指していきたい気持ちもあります。
その上を目指すうえで大事なことの一つが、握るデッキの選出ですが、今月のランク戦で僕が握ったのは以前からずっと好きで使っている「サンダー・ドラゴン」デッキでした。
このデッキは、以前のランク戦でも何度か握っていて、過去のKCカップも「サンダー・ドラゴン」で挑んでいました。まぁ、「サンダー・ドラゴン」以外で闘えるデッキがなかったというのもあるのですが。
ずっとずっと僕を支えてくれている「サンダー・ドラゴン」。二月のランク戦はライトロード成分(ライトロードアサシンライデンと光の援軍)を含んだライロ型(薄型)。5月は純正の櫃型(厚型)を使ってきました。
そして、8月で使ったのは「悪魔送りサンドラ」です。
基本のギミックは通常のサンドラとあまり変わりませんが、スキル「悪魔送り」を使用することで、別の強みを得ました。それが「相手の墓地リソースを削ることができること」と「さらに6エクシーズモンスターにアクセスしやすくなること」です。
スキル「悪魔送り」は自軍のモンスターが戦闘で破壊されたとき、デッキから悪魔族モンスターを墓地に送ることが出来るスキルです。
このスキルを使うことで「カオス・ベトレイヤー」を墓地へ送ることが出来ます。
「カオス・ベトレイヤー」は墓地の光モンスターと闇モンスターを除外することで墓地から特殊召喚することができ、その時に相手の墓地のカードを除外します。この効果が本当に強い。現代遊戯王では墓地はもう一つの手札と言われているくらいめちゃくちゃ墓地のリソースを使うのですが、「カオス・ベトレイヤー」は相手の墓地リソースを削ります。
また、特殊召喚時に除外する自軍モンスターが「雷獣竜 サンダー・ドラゴン」だった場合、デッキから別のサンダー・ドラゴンを特殊召喚することが出来ます。この効果でレベル6サンダー・ドラゴンモンスターを持ってくれば、「カオス・ベトレイヤー」と合わせて2体のレベル6モンスターを並べることが出来ます。これで6エクシーズ完成。
スキル「悪魔送り」を採用する利点は、この「相手のリソース削り」と「6エクシーズモンスターへのアクセス」です。
デメリットとしては、「カオス・ベトレイヤー」以外の悪魔族モンスターを入れることが出来ないこと。「クリボール」は手札誘発の防御札として非常に優秀ですが、悪魔族なのでスキル「悪魔送り」を採用すると入れることが出来ません。とはいえ、「機動要塞 トリケライナー」などの手札誘発の防御札はほかにもあるので、それらで代用可能です。また、「百雷のサンダー・ドラゴン」という防御札もあるので、そこまで大きなデメリットはないように思えます。
この「悪魔送りサンドラ」を使うときに意識していたことは、勝利を急がないことです。「カオス・ベトレイヤー」で相手の墓地リソースを削ぐことが出来るため、一歩一歩確実に相手を詰めることを意識しました。
そして確実に勝ちに行けると思ったところで、「根源竜 レヴィオニア」でガツンと相手を荒らしていく。
「根源竜 レヴィオニア」は光と闇を合計3体除外することで特殊召喚することができ、相手の場のカードを2枚選んで破壊することが出来ます。この破壊効果と特殊召喚時に除外されたサンダー・ドラゴンたちの効果(雷獣竜なら別のサンドラを特殊召喚、雷電竜なら別のサンドラを手札にサーチ)で爆発的にアドバンテージを稼いで、一気に勝利へと歩を進めることができます。
また、「機動要塞 トリケライナー」という手札誘発の防御札は、現環境においてめちゃくちゃ効果的です。
バトルフェイズに何もさせてもらえない「ガイア」、効果でバウンスしてくる「ハーピィ」などに対して、メインフェイズでも場に現れて効果も受けない「機動要塞 トリケライナー」は結構固い壁です。守備力も2,800あるし。
一年弱「サンダー・ドラゴン」を使っていて思うのは、当テーマは決して最強無敵ではないということ。明確に無理なテーマ(「王家の眠る谷 ネクロバレー」採用のデッキや「トラミッド」などにはなんとかかんとかすれば勝機を見出せますが、基本的には無理寄りの無理です。
「サンドラはパワーが段違いだから規制すべき」という意見をよくSNSで見かけますが、個人的にはあまり賛同できません。もちろん僕が好きなテーマだからということもあるのですが、サンドラってそんなに都合よくパワーを発揮できないんです。
最近のリンクスでは、初動率の高い安定したテーマがたくさんあります。トップシェアの「オノマト」、まだまだ開発途中の「ガイア」、シンクロデッキの「リゾネーター」などなど。
「サンダー・ドラゴン」って、レヴィオニアを利用した爆発力はやばいですけど、やばいのってその時くらいです。手札事故も多いですし、何もできないときはマジで何もできません。場にカードを出すこともできずに、ただ負ける決闘が何度あったか。
手札事故でなくとも理想の手札になることなんてほとんどなくて、例えば「封印の黄金櫃」だけだったり、「孤高ノ獣」と素の「サンダー・ドラゴン」だけだったり。最近のリンクスでよく使われているテーマの安定感に比べたら、本当にガッタガタの安定感です。
まとめると、確かに爆発力がすごくてパワーはあるけど、それをいつもいつも発揮できるわけではないテーマということ。その爆発力を発揮するために、プレイングで運と戦うデッキです。
「サンダー・ドラゴン」のパワーは、その初動率の低さと反比例しています。もちろん、プレイングでその初動率をカバーできたりしますが、基本的に理想的な展開をしていくことはあまり出来ません。
そういう「ハイリターン・ハイリスク」なデッキです。もちろん、プレイング次第でどうにかなる部分も大きいですが、なかなかスリリングなデッキでもあります。
だからパワーがすごいっていうのはそうなんですけど、その爆発力も運と引き換えのパワーなんです。
そう考えたら、ちょっと許せる気がしません?しますよね?ね?
まぁそこは運営側の意向に従うだけなのですが、いち「サンダー・ドラゴン」使いとして、僕は「サンダー・ドラゴン」は規制の対象ではないんじゃないかなって思っています。
それではまた!
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