アディダス「Adizero Adios Pro Evo 1」のレビュー【アディゼロアディオスプロエヴォ1】
2023年9月のベルリンマラソンで2:11:53の女子マラソン世界新記録を樹立したティギスト・アセファは、Adizero Adios Pro Evo 1を履いていた。その後にオンラインで521足限定発売があり、第100回箱根駅伝では2区と3区で区間賞を獲得した選手がこのシューズを着用していたことも話題になった。
東京マラソン2024で優勝したベンソン・キプルトもこのシューズを履いて、日本国内レースの最高記録の2:02:16で走破した。今やナイキが圧倒的優位にあった少し前までの状況から一変しアディダスの勢いやインパクトが凄い。
82,500円(税込)という高価格であるにも関わらず、マラソン1回分の耐久性、130g程度の軽さ。今回はこのAdizero Adios Pro Evo 1(以下、Evo 1)について、スペック、購入方法、アッパー、サイズ感 / フィット感、ミッドソール、アウトソール、走行感、実際の走行タイムや他のシューズとのランニング指標(ピッチ、ストライドなど)の違いなどについてレビューする。
今回のレビューはこのシューズの耐久性の低さ、値段の高さという特性上、2月下旬から3月中旬かけての4回の練習のみで履いたレビューである。
また、このシューズは提供品ではなく自分で購入したものであり、この記事は製品自体のPRを目的としていない。
スペック
アッパー:超軽量メッシュアッパー
カーボンロッド:剛性高め
ミッドソール:非圧縮成形プロセスのLIGHTSTRIKE PRO
重量:138g(27.0cm)メーカー公開の重量
ドロップ 6 mm(前足部33mm / 後足部39mm)
ヒール部分が39mmの厚さなのにバナナと同じほどの軽さが特徴である。
「そんなバナナ〜」
購入方法
ステップ東京本店で購入。
10時までにお店の前に並んだ人たちで整理券の抽選を行い、整理券の番号が小さい人から希望サイズを申し出てサイズがあれば購入できる、という方式で、ランナーでないと買えない、というわけではなかった。
私を含めて15、16人ぐらい並んでいたと思うが、とても面白かったのが、
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