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第1回北渋マイル / 北渋RunRunフェスタ

“北渋エリア”こと、東京都渋谷区初台のオペラシティ / 新国立劇場の横をスタート地点とした、第1回北渋マイル / 北渋RunRunフェスタが開催された。

私は昔、この北渋エリアに計6年ぐらい住んでいたこともあって、今回は自分の子供をキッズランに参加させるために、この大会への参加を決めた。

この大会には現渋谷区長の長谷部健さんが実際に1マイルレースを走って参加するなど、渋谷区の大会創設に対する熱意を感じるが、それに加えて米国マサチューセッツ州ボストンを拠点とするグローバル企業のニューバランスが協賛しており、今後の展開に期待が持てそうな印象を受けた。

雑誌「走るひと」編集長ととしても知られる上田唯人さんは、これまで日本での多くのロードレースのプロデュースを手がけてきた。今回は、ニューバランス協賛の毎年9月にニューヨークで行われている“New Balance 5th Avenue Mile”(主催:New York Road Runners)のような1マイルのロードレースをイメージして手がけたのだろう。

その、5th Avenue Mileに今年出場して5位に入ったのが田中希実選手である。今回はNB協賛ということもあって、北渋マイルの1部門に“ノゾミライマイル”というスペシャルレースが開催され、事前公募で選抜された中高生の女子選手と田中選手との1マイル(1,609m)のハンデ戦が行われた。

(キッズランまで時間があったので以下は、現地で撮影した写真)

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結果は田中選手が貫禄の勝利。とはいえ、未来を見据える学生にとっては五輪入賞選手との貴重な機会となっただろう。こういったハンデ戦のロードレースはハワイのハパルアハーフなどでも開催されており、以下のnoteで私が書いたように実際にロードのマイルレースでもハンデ戦が採用されている。

こういったノゾミライマイルといったエキシビジョンマッチも今回の北渋マイルの特徴の1つであるが、北渋マイルは招待選手や一般、そして小学生と中学生は学年ごとに部門が分かれており、その他にも1マイルを繋ぐリレーマラソンや未就学児(42m)の部もあり、それらを全てまとめて、北渋RunRunフェスタという大会名になっている。

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招待選手の部は中央大の金子魅玖人選手(前列中央)が4分06秒2で優勝。

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1マイル(1,609m)という距離は気軽に参加できる“距離感”であるため、ファンランでの参加者も目立ったし、親子ランの部にはこの北渋地域周辺の親子が多く参加していたのではないかと思う。

今回、私は長女を未就学児のひよこラン(42m)に参加させたが、もし来年も大会が行われるなら、長女と親子ラン、次女をひよこランに参加させたいと思っている。1マイルレースはコースがコンパクトであるため、また、距離が短く参加への敷居が高くないため、友達や職場の人たちだけでなく、家族みんなで参加できるのが特徴である。

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エリート選手からファンランナー、小さな子供たちまで。今、ロードレースの参加者数が減ってきているなかで、この大会の前日に福岡の大濠公園で開催されたThe Fst in Fukuoka 2022も含めてこういった形式の中距離ロードレースが日本で普及すると、ロードレースのまた違った側面が理解されてそれらがやがて文化となっていく可能性がある。

今回、山梨県からこの大会に参加したランナーに話を聞いたが「日本で片道の1マイルのロードレースが開催されることがなかったので、普段は東京の大会に出場することはあまりないが今回参加してみました」と、うかがった。

私の個人的な感想は... 大会の走路員に、昔渋谷区で私がお世話になった渋谷区スポーツ推進委員の人たちがいて、沿道から声をかけたら、私のことを忘れていなかったのが嬉しかった。まぁそんなもんです。笑

真剣に述べると、自分の子供が一生懸命に何かに取り組んでいる姿を見るのは感慨深い瞬間だな...と。そんな機会が今回あってよかったです。

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左端が今回の北渋マイルを走った長谷部健さん(現渋谷区長)。私は渋谷区代表の選手として都民駅伝大会に出場していた時期があり、長谷部区長にはその節はお世話になりました。


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