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陸上 / ランニング系YouTuber“ランチューバー”について

パンデミックの影響でおうち時間が増えた人が多いと思いますが、皆さんはどのようにおうち時間を過ごしていますか?

ネットフリックス、勉強、筋トレ...様々あると思いますが、なかには、YouTubeを見る頻度が増えた人もいるのではないでしょうか。

私は普段あまりYouTubeを見ないのですが、パンデミックの影響で見る時間が増えました。とはいえ、娘と一緒にキッズチャンネルをみる時間が90%を占めているのですが...

今回は陸上 / ランニング系YouTuberについて調べてみました。

はじめに

以下に陸上 / ランニング系YouTuber(以下、ランチューバー)について記載していきますが、トップ選手以外はチャンネル登録数が多い人について書いていきます。

ざっと、動画を見ていくと、元から知名度のある人でなければ、トレーニングメソッド、ノウハウ、シューズのことについて投稿している人が多いように思います(それらのキーワードが検索に引っかかりやすいということも関係しているでしょう)。

以下のチャンネル登録数や動画投稿本数は2020年5月8日現在の数字になりますが、現役トップ選手を除くと、投稿本数の多さはイコールYouTuber歴の長さと考えてもいいでしょう。


日本の現役陸上選手のYouTube

桐生祥秀 / チャンネル登録数:5.34万人(動画40本)

2019月7月にYouTubeチャンネル開始。

最初の動画を見たときに、トレーラー(毎動画の最初の10秒ぐらいに出てくる映像)を作っていたので「これは、動画クリエーターに発注している」と率直に思いました。

短距離のトップ選手のチャンネルということもあり、短距離選手には嬉しい限りですが、スプリントの技術はどんなランナーであっても生かせるはずなので、たとえ視聴者が長距離選手であっても走動作についてのヒントが得られるではないかと思います。


神野大地 / チャンネル登録数:2.52万人(動画27本)

2020年1月にYouTubeチャンネル開始。

知名度の高い選手が、いきなりケニア合宿というネタを引き下げてドカーンとやってきました。動画内でもおもしろいことを発信しようという人柄が出ていますね。

とはいえ、ケニアのイテンの“ケリオビュー”で撮影された彼の一番最初の動画を見たとき、良い意味で、そういった陽気な一面はちょっと意外でした。

最近ではトレーニングについても発信していてファンからみても、いちランナーからみても有益な情報が発信されているチャンネルといえるのではないでしょうか。


ウォルシュ・ジュリアン / チャンネル登録数:0.66万人(動画3本)

類稀なる身体能力を持つ400mの日本チャンピオンのウォルシュ・ジュリアン選手のチャンネル。最近始まったチャンネルで動画本数はまだ少ないですが、テンポの良いノリノリのワークアウト系動画として仕上がっています。

ジュリアン選手のノリと動画クリエイターのなす業でしょう。


飯塚翔太 / チャンネル登録数:0.48万人(動画28本)

リレーで五輪と世界選手権のメダリストとなった選手がトレーニング動画を発信していることを考えると、一昔前よりもだいぶ情報がオープンになりました。

こちらも、桐生選手同様に全てのランナーにとって学びが見つけられるチャンネルであるといえるのではないでしょうか。


TAKUMI TV / チャンネル登録数:0.25万人(動画4本)

PB 800m 1’47”01、1500m 3’40”54の記録を持つ村島匠選手のチャンネル。現役日本トップクラスの中距離選手が2018年12月のオフシーズンにいきなり「1500m牛丼」という東海オンエアに始まる、当時の陸上界のトレンドとともに鮮烈なYouTubeデビュー。

その後、1600mコーラを経て約16ヶ月のYouTube活動休止...からの復活動画があがっています。ネタ系の動画のイメージから始まっていますが、トップアスリートであることを考えると、今後の動画にも期待できることでしょう。


TASUKIソリューション / チャンネル登録数:0.4万人(動画625本)

コモディイイダの会沢陽之介監督によるチャンネルで、実業団選手の練習や勤務の様子などが投稿されています。実業団では他にコニカミノルタもYouTubeチャンネルを持っていますが、監督ご本人が投稿されていること、投稿頻度が多く選手の日常を知ることができるという点から貴重なチャンネルですのでここに掲載しています。

大学や実業団チームが今後SNSやメディア発信により力を入れることはとても大切なことだと思います。


Ruy UEDA / チャンネル登録数:0.16万人(動画11本)

日本トップのスカイランナーの上田瑠偉選手のチャンネル。2020年3月29日に開設されたばかりの新しいチャンネルです。

選手としての練習などの発信だけではなく、トレイルランと相性の良いドローンでの空撮など様々な分野にもチャレンジしています。今年はフランスに拠点を移す予定でしたが、パンデミックの影響で日本に留まることになりました。

もとよりブログを更新するなどSNSやメディア発信には積極的な選手ですが、YouTubeチャンネルを始めたことによって彼自身が持つ魅力に加えて、動画コンテンツという手法を生かして彼自身をブランディングしていくことで今後の活動に注目が集まります。


渡邉 利典 / チャンネル登録数:0.02万人(動画2本)

神野大地選手に続いて、青学の箱根駅伝優勝メンバーの渡邉利典のYouTubeチャンネルが最近開設されました。もともとガジェット好きの渡邊選手はドローンなどの動画撮影にも積極的。

ランナーのためのワークアウトや自らの生活について発信しています。2020年の勝田マラソンでは単独走ながらも2時間11分台で走っており、サブテンも近いランナーです。


日本のランチューバー

※チャンネル登録数が約1万人以上のチャンネルを掲載

TKD PROJECT / チャンネル登録数:6.12万人(動画468本)

短距離だけでなくたまに中距離や長距離までもカバーし、トップクラスの選手も登場することもあり、2020年5月現在では桐生選手よりもチャンネル登録数が多い日本一の陸上系YouTubeチャンネル(投稿動画468本!!)。

企画力、トーク力、面白さ、意外性、エンタメ性何をとっても素晴らしいチャンネルといえるのではないでしょうか。


うたラン/ UtaRun SUI / チャンネル登録数:5.07万人(動画222本)

シンガソングランナーのSUIさんによるチャンネル。紅一点のランニング系YouTuberで、希少なうえに“歌手”ということもありエンタメ性も。

彼女のように一般のランナーが1から始めて、2020年1月にサブスリー達成という記録更新の過程からも、視聴者の共感を得ているのかもしれません。ちなみに私は今年の大阪国際女子マラソンでSUIさんが走る姿を直接現地で見ていたのですが、素晴らしい走りでした(サブスリー達成!)。


ランたなちゃんねる / チャンネル登録数:3.57万人(動画488本)

動画投稿数がTKD PROJECTと同じぐらいの488本と、陸上 / ランニング系You Tuberとしては古株にあたる、ランたなちゃんねる。たなーさんは学生時代は中央学院大出身の陸上長距離選手でした。

自身の指導経験に基づいたノウハウの紹介から、海外のローカルマラソンでは上位に入るほどの走力を持つこともあり、海外マラソン挑戦記などバラエティ感もあるチャンネル。


ZAWAちゃんねる / チャンネル登録数:2.73万人(動画1035本)

動画投稿数1035本とコンスタンスに動画を量産してきた古株YouTuber。

主に陸上大会の展望やレースのリプレイ動画の解説などの動画を投稿し、ZAWAさん自身も記録会にも出場されるなど、陸上への愛が感じられるYouTuberです。


ガチランのクロロ / チャンネル登録数:2.56万人(動画186本)

20歳から走り始めたというクロロさんのチャンネル。練習動画からレースを走っている動画などを投稿。市民ランナーレベルでは高い総力を持つことから彼と同じようにおもにガチ系志向の高いランナーからの支持を得ているチャンネルではないでしょうか。

彼のようにアクションカメラを頭に装着してレースの模様などを実際に走りながら撮影するランチューバーが最近増えてきていますが、その多くが走力の高い市民ランナーという印象です。


SAKI RUN サキラン / チャンネル登録数:2.41万人(動画118本)

2019年8月開始ながらも、すでにチャンネル登録数2万人超えのチャンネル。サプリメントメーカーのアミノサウルスの社長の嵜本晃次さんは2013年初フルマラソン4時間30分から始まり、30台後半の今では2時間26分23秒の記録を持っています。

多くのランナーのモチベーションを高める、という気持ちからアミノサウルスの商品開発や自身のマラソンでの経験を通じて、あらゆるランニング情報の発信をされています。

(ちなみに昨年10月にケニアのイテンに行った際の動画には私も登場します...^^;)


MATSURUN ちゃんねる / チャンネル登録数:2.05万人(動画359本)

法政大陸上部出身のHAGIさんによるチャンネル。シューズレビュー、1500m牛丼などのオモシロ系、時事ネタ、ノウハウ、レースの様子など多岐にわたってランニング / 陸上のことについて発信しているチャンネル。

時事ネタを出していることもあり、動画をコンスタントに投稿されているチャンネルです。HAGIさんは数回お会いしたことがありますが、芸人さんのようなMCをされる印象です。


為末大学 Tamesue Academy / チャンネル登録数:1.83万人(動画107本)

「侍ハードラー」こと元ハードラーの為末大さんの公式チャンネル。彼自身はランチューバーというわけではないかと思いますが、運動に関するイロハから、体のケア、走動作の解説など多岐にわたって学びが多いチャンネルです。


高岡尚司のゼロベースランニングチャンネル / チャンネル登録数:1.27万人(動画308本)

学生時代に帝京大にスピードランナーとして活躍されたランニングコーチの高岡尚司さんのチャンネル。先日、とあるZOOMミーティングでご一緒させていただきました。

ランニングのノウハウ、時事ネタからからご自身が実践されている裸足ラン、ベアフットランニングの情報も発信されています。


aki runner / チャンネル登録数:1.17万人(動画460本)

鳥取西部地区のランチューバー。トラック練習には私の大学時代の先輩である「やっくん」が登場しますが、やっくんが今でもサラッと1000m2:32で走るあたりはさすが。

そのようなことからガチ系のランナーの登場するチャンネルで、ガチ系の人向けのチャンネルといえるでしょう。もちろん、ガチ系のランチューバーはだいたい1500m牛丼をしているのですが...笑


たむじょー / チャンネル登録数:0.95万人(動画49本)

2020年3月20日に最初の投稿をした、ランチューバー界では新人の田村丈哉さんのチャンネル。昨シーズンまで帝京大学に在籍し、全日本大学駅伝、箱根駅伝に出場。3000mSCで関東インカレ2位という実績の持ち主。

彼の持ち味は走力の高さだけではなく、笑いというエンタメ性を持ち込んでいること。その明るいキャラクターには同世代のトップ選手からの支持も高く、最近では大物選手とのインスタライブが好評です。

チャンネル開設から1ヶ月半で動画49本投稿というコンスタントさだけでなく、話題性、エンタメ性、走力の高さなど彼の魅力はたくさんありますのでチャンネル登録数が1万、2万と増えていくのは時間の問題でしょう。今後に期待が持てる新人ランチューバーです。


海外のランチューバー

Ryan Trahan / チャンネル登録数:256万人(動画250本)

ライアン・トラハンは256万人という、世界一のチャンネル登録数を誇るランチューバーです(彼よりもチャンネル登録数の多いランチューバーがいたら教えてください)。

2017-2018年シーズンにテキサス農工大(Texas A&M)の長距離選手だったトラハンですが、元からYouTuber活動を行ってことや、友人とのスタートアップ事業を学生時代にやっていたことなどが背景にあり、NCAA(全米学生体育協会)の規則に触れたことでテキサス農工大側と揉めます(記事)。

そして、彼がどんどん有名になっていく過程で、彼は大学を中退してしまいます(現在の年齢はたむじょーと同じぐらい)。

ちなみにこのテキサス農工大は、ドーハ世界選手権男子800m金メダリストで、全米記録保持者のドナヴァン・ブレイジャー選手の出身校であり、男子800mの日本高校記録を持つクレイアーロン竜波選手の2020年秋の入学が決定しているアメリカの陸上名門校です。

トラハンは元々ラン系のネタが多かったランチューバーですが、現在では売れっ子のYouTuberらしく、ラン系以外の様々なネタに挑戦しています。

(トレッドミルでのバーチャルマラソンの様子)

1000万回弱の再生回数を誇る動画が2つあり、その他の動画も数十万回再生が彼のチャンネルのアベレージとなっています。


Nick Symmonds / チャンネル登録数:19.2万人(動画209本)

ニック・シモンズは2013年モスクワ世界選手権の男子800m銀メダリストで、彼の自己記録の1:42.95はロンドン五輪決勝で5位にマークした記録です。

動画投稿数209本と、コンスタントに動画をあげているランチューバーの中ではおそらく最高実績を持っている人物だといえるでしょう。動画はドローンを使用したりと、撮影・動画編集プロダクションに発注していることがわかります。

陸上選手の頃から釣り愛好家としても知られていましたが、このチャンネルでは釣りの動画はほとんどありません。笑

しかし、彼が現役選手の頃からアメリカ版SASUKEに出場するなど、話題となっていた“笑い”の要素、エンタメ性が動画のいたるところに反映されています。

彼は元々ビールマイルに参加していたことから様々なネタに挑戦していますが、キプチョゲのマラソンペースでどこまで走り続けられるか、というキプチョゲチャレンジなどといった記録挑戦系の動画が面白いです。

また、ヴェイパーフライネクスト%のプレゼント企画など、羽振りも良いように思います。まさに、本当の意味でのエンターテイナーだといえるでしょう(Fワードがたま出てくるのがいいですね...^^:)。

ちなみに彼は現在、RUN GUMというサプリメントのスタートアップ企業を率いています。彼の現役引退後の初マラソンだったホノルルマラソンで、私は彼と少し話すことができました。


Emma Abrahamson / チャンネル登録数:6.6万人(動画232本)

エマ・アブラハムソンは2018年にオレゴン大を卒業した元長距離選手で、2016年と2017年に全米学生クロスカントリー選手権に出場し、2016年にはチームが総合優勝を果たしました。

4年生になって時間があったからなのかはわかりませんが、その頃からYouTubeの活動を開始。合宿や練習、レースの様子が投稿されています。卒業後はポートランド大の女子長距離チームのアシスタントコーチに就任。

大学の正規の長距離コーチ兼 ランチューバーという異色の存在です。トレーニングからランナーのための食事、シューズについてなど投稿していますが、アメリカのトップ選手もたまに登場します。

彼女の動画で印象深いのはウッディ・キンケイド選手の5000m12:58.10の動画。2019年9月のレースをポートランドの地元の学生とともに、学生のコーチという立場から動画を撮影していたというのが興味深いでしょう。


海外の現役陸上選手のYoutube

Mo Farah / チャンネル登録数:13.8万人(動画82本)

ロンドン五輪、リオ五輪で5000m、10000mの2冠を達成したモー・ファラー選手のチャンネル。エチオピアでの高地合宿(Mudane Team)の様子や、トレーニング動画やレース、最近ではおうち時間の動画など、エンタメ性のあるものも多くあがっています。

彼は2017年5月からこのチャンネルを開始していますが、3年間で動画82ほんと、そこまで更新頻度が高くないのであまりチャンネル登録数が多くありません(動画自体は編集プロダクションの製作によるもの)。ちなみに、彼のインスタグラムのフォロワーは92万人です。

ちなみに彼は元々スマホでの自撮り動画が好きで、よくインスタストーリーにあげたりしていますが、YouTubeを始める前に撮り溜めされたその圧倒的な数の自撮り動画は、同じく自撮り好きだったウサイン・ボルトと同じように2016年にDVD化されました(NO EASY MILE)。


Kilian jornet burgada / チャンネル登録数:7.4万人(動画100本)

スカイランナーの神、キリアン・ジョルネ選手のチャンネル。文字通り陸上系のチャンネルではないですが、山岳系、つまりスカイランナー、トレイル系のチャンネルとしては人気を誇っています(インスタグラムはファラー選手よりもフォロワーの多い95万フォロワーを誇る)。

トレイル系ということでGoProといったアクション系の動画によるものが主です。走るフィールドという点においても、この辺りは他の陸上系のランチューバーとは明確な違いがありますね。ちなみに彼が話しているのはフランス語でしょうか。

その圧倒的な競技成績だけでなく、単独かつ無酸素補助・固定ロープ無しで、26時間という驚異的な記録でエベレスト山頂を制覇し、さらに1週間で2回のエベレスト山頂制覇という山では無類の強さを誇る選手ですが、マラソンでも2時間10分台前半ぐらいでは走れるとの噂。すごいですね。


Gwen Jorgensen / チャンネル登録数:4.2万人(動画99本)

アメリカのバウワーマン・トラッククラブ(BTC)に所属するグウェン・ジョーゲンセン選手のチャンネル。大学時代はウィスコンシン大マディソン校で5000m15分台の選手だった彼女は、その後トライアスロンに転向し、リオ五輪で金メダル獲得。

したがって、ファラー選手と同じく現役の金メダリストの公式チャンネルです。彼女は2017年に出産後、NYシティマラソンに出場したのちにトライアスロンからマラソンに転向することを公式に発表。

彼女がBTCに加入した2018年2月から始まったチャンネルで、トライアスロンというよりかはBTCでのトレーニングやレースの動画が多いです。その多くが編集プロダクションによる仕上がりの良い動画となっています。日本でも人気のあるBTCの練習風景が見れるチャンネルでもあります。

個人的には... 彼女は私と同じように子育てをしているので、ファラー選手の動画と同じく、家族や子供が出てくるシーンは見ていてほっこりします。


Jakob Ingebrigtsen / チャンネル登録数:2.35万人(動画7本)

ノルウェーの中距離選手のヤコブ・インゲブリクトセン選手のチャンネル。高校生ながらも2018年欧州選手権では1500mと5000mの2冠を達成。ドーハ世界選手権では惜しくもメダル獲得とならなかったですが、1500mのサブ3:30、5000mのサブ13:00、10000mのサブ27:00、ハーフのサブ60は達成可能な選手だと思います。

このチャンネルは2019年の春に彼が高校を卒業する前に本格的に始まったチャンネルです。基本的には編集プロダクションの手を介さずに、自撮り系のVLOG(ビデオログ)による動画配信で、彼女のエリザベスはもちろんのこと、兄のフィリップやヘンリク、オカンのトーンさん、オトンのイェトさんも多数登場します。

レースや合宿の様子などが主で、更新頻度は高くありませんが、まだまだ若手の選手なので、競技生活とともに、今後のYouTube活動にも期待できるでしょう。彼のギャグセンスは高いと思います。


Natasha Hastings / チャンネル登録数:1.09万人(動画216本)

女子400mのナタシャ・ヘイスティングス選手のチャンネル。彼女はリレーでリオ五輪において金メダルを獲得していますので、現役金メダリストのスプリンターによるチャンネルです。

レースやトレーニング動画、プライベートのことやVLOGなど様々。世界トップレベルのスプリンターのチャンネルから走りのヒントになることは多いことでしょう。


Sydney McLaughlin / チャンネル登録数:1.11万人(動画10本)

20歳にして女子400mHで世界歴代2位の52.23をマークしたシドニー・マクラフリン選手の2020年3月に始まったチャンネル。400mHで高校生の時にリオ五輪に出場し、ケンタッキー大で1年競技をしたのちにニューバランスとプロ契約。ドーハ世界選手権では400mH2位(優勝者は世界記録で優勝)、マイルリレーで金メダル獲得。

アメリカの女子短距離選手なので競技者としてはアリソン・フェリックス並かそれ以上の活躍をするのではないかと思います(競技が微妙に違うながらも)。

その人気はすでにインスタグラムのフォロワー数に彼女の現れています。現在のフォロワー数は48.6万人で、フェリックスが69.9万、ファラーが92万です。現在20歳であることを考えても、今世界で一番勢いのある女子の陸上選手ではないでしょうか。

彼女が去年の秋に日本のニューバランス本社や、渋谷の町、国立競技場、体育会TVでの様子の裏側などがYouTubeにアップされています。まだ開設されて数ヶ月なので、今後フォロワー数が増えるチャンネルであるといえます。

彼女の魅力は競技ではカッコイイのに、TikTokやインスタグラムなどプライベートでのメリハリがすごいところ。笑いの要素もあって本物のエンターテイナーだと思います。


noah lyles / チャンネル登録数:0.95万人(動画47本)

ドーハ世界選手権男子200mで金メダルを獲得したノア・ライルズ選手のチャンネル。走り終わった直後にドラゴンボールのポーズをしたりと、無類のアニメ好きで知られています(特に日本のアニメ)。

PBが19.50の世界歴代4位なので、ボルトの世界記録更新を目指せる選手でしょう。動画ではトレーニングやシューズについて投稿していますが、世界一や世界歴代4位など、ブレイクした2019年シーズンに投稿された動画は1本だけでした。

自撮り系の動画が多いので、編集プロダクションに発注すれば動画の本数も量産できるのではないかと思います。



最後に私が好きなアメリカのプロチーム、Tinman Elite(ティンマンエリート)のチャンネル(チャンネル登録数:2万)を貼っておきます。

ボルダーを拠点にしているアディダスサポートの選手たちの結束心が感じられる良いチームだと思います。彼らはプロ選手として、普段の練習の様子だけでなくレベルの高い競技会に臨む前の様子や、レース前日、レース前の様子などは参考になるかと。

年齢の若い選手が多いので、大学のノリでワイワイやっている姿が好印象です。Tinman Eliteのグッズはすぐに売り切れるので、個人的にはオレゴンプロジェクトやBTCのグッズよりもレアだと思っています。

その他、以下のチャンネルは参考までに。

・Tom Farrell

自己記録5000m13:10、リオ五輪男子5000mイギリス代表のトム・ファレル選手のVLOG。最近更新されていませんが、勉強になることは多いかと。


・Eilish McColgan

自己記録1500m4:00.97 、3000m8:31.00、5000m14:46.17のエイリッシュ・マッコルガン選手のVLOG。

余談ですが、ダイヤモンドリーグ や世界大会に数多く出場している彼女が、これらに近い記録を持っておきながらも、アシックスと契約する前にスポンサー無しの期間が1年ほどあったことを考えると、いかに、イギリスでは陸上のプロ選手として生活していくことが難しい、ということを考えさせられます(オーストラリアやニュージーランドもそういうイメージです)。


今回は色んな人のチャンネルを紹介しましたが、あなたがお好みのチャンネルは誰のチャンネルだったでしょうか。

残念ながら私はYouTubeではだいたいキッズチャンネルしか見ないのですが、子供が大きくなったらこれらのチャンネルをたくさん見たいと思います...!

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Sushiman 🇯🇵
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