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【男版】秘書検定準1級 面接試験 準備&本番の様子

自己紹介:男 20代 社会人経験あり
受験日:2024年某日


秘書検定準1級の面接試験を受けてまいりましたので、レポートいたします。
幸いアドバイスシートの評価では「まあまあである」との評価をいただけたので、これから準1級の面接試験を控えている男性方の参考になればと存じます。


面接試験の対策って参考書もネット上も女性を例にしたものばかりで、男の作法はほぼ載っておりません。

ならば、わたくしが書こうじゃないか。と思ったわけですね。


男性の受験者がどのような点を気になさっているのかは分かりかねますが、わたくしが少し気がかりだった点は以下の通りです。


1、座っているときの手の位置
2、お辞儀するときの手の位置
3、手荷物の持ち方
4、ネクタイの色・結び方


結論から述べますと明確に女性と異なる所作は
「1、座っているときの手の位置」だけです。


男性の場合、着席時には軽く拳を握りヒザの少し上に置きます。男ならどこかで一度はやったことあるやつですね。
(『秘書検定クイックマスター準1級』に記載がございましたので、この作法で問題ありません。)

女性の場合は両手をヒザの上で重ね合わせるそうですが、男がそれをやるのは変なので気がかりでした。
かといってヒザの上に拳置くのも秘書っぽくないな?とも思いましたが、面接試験においては正しい着席の作法のようです。
自然と猫背になりやすいので注意!



「2、お辞儀するときの手の位置」は女性と同様です。

手を体の前で重ね合わせ親指を組み合わせます。
指伸ばす!(参考書通り)



「3、手荷物の持ち方」については面接室への入室時に気がかりでした。


荷物を持ったまま「失礼いたします」と礼をするわけですが、
片手で持てばよいのか、両手で持って体の前に持ってくるのか、、
(細かいことかもですが、本番前になると普段は気にしないことまで気になってしまうものです。)

正解が分かりませんでしたが、
わたくしは片手でカバンを持ち、体の横に持った状態でお辞儀しました。
(手ぶらの方の腕も横)


手荷物は手持ちタイプのビジネスバッグでした。

バックパックやリュックサックで行くのは避けましょう。
ビジネス向けのバックパックも街中ではよく見かけますが、手荷物を持って退室することを考えると、手持ちできるビジネスバッグが一番いいです。
(バッグを背負うとスーツが傷むので、そういう観点からもリュック系は避けたほうがよいでしょう)


〜余談〜
冬場に面接試験を受験する場合のコート・上着類をどうするか問題ですが、面接試験に向かうと控え室には戻ってこれないので、私物を控え室に置いておくことは基本的にできません。

上着類を手に持ったまま面接室に入室することになります。
周りの様子を見ていると
片腕で上着を持ち、もう片方の手にはカバンを。というスタイルの受験者が結構いました。



「4、ネクタイの色や結び方」
まずネクタイは着用しましょう。
(真夏でも面接試験はジャケットを着てネクタイも着用します。)

柄は無地かストライプが無難。
チェック柄はカジュアルと捉えられる柄なので秘書検定の面接には不向き。

色は黒と白以外であればなんでも平気だとは思いますが、大事な場面なのであまり挑戦する必要はないです。

ナロータイはビジネスシーンでもたまに見かけるのでOKかと思われがちですが、元々はパーティシーンで使用されているタイですので秘書検定の面接試験には不向き。
(秘書のシーン別の服装は筆記試験の出題範囲にもあるので要注意)


結び方はプレーンノットにしました。一番潔い。
セミウィンザーノットでも問題ないはずです。


以上が気がかりだった点です。
基本的にお辞儀や前傾姿勢、歩き方、立ち方は参考書に載っていることをそのまま実践しました。
はじめは男だから女性の例とは違うかもと思案するかもしれませんが、普段気にかけてなかった所作を知ることになっただけです。安心して実践しましょう。


本番当日


集合時間より早めに行くほうがよいでしょう。
わたくしは不安症なので30分前に会場に着きました。
革靴の汚れをチェックし、控え室には20分前に入室しました。他の受験者も早めに入っている人がほとんどだった印象。1時間前に控え室に来てた猛者もいたが、受付の人に時間があるので外でゆっくりしててもいいですよ、と声をかけられていた。

わたくしが試験を行った会場は10分おきに3人1組で試験をしていく流れでした。控え室には続々と入室しては面接室に向かうの繰り返しで、緊張感がビシビシと伝わってきました。


気構えとして、控え室には男の受験者が一人もいないものだと思って臨んだほうがよいです。
実際に一人もいませんでした。。


わたくしは控え室で瞑想してました。
皆さんは控え室でなにをしますか?あらかじめ決めておくと、そわそわせずに心の準備ができるでしょう。


報告課題を読み、いざ入室。トップバッターでした。


審査の方々は全員女性でした。てっきり男性が審査員だと思い込んでいたのでちょっとびっくり。


あらゆる参考書に「審査員の1.5m前に立つ」と記載されてますが、会場には床にテープで線が引かれており、審査員から「テープに沿ってお立ちください」と初めに優しく指示を受けました。これは親切!


入室から試験開始まではあっという間でした。

さっそく審査員から番号を呼ばれたので前に立ちます。
審査員3名の視線をものすごく感じます。
身だしなみや服装、そしてなにより表情をとっっっても見られてるなと感じました。
正直、もしも身なりの部分で詰めが甘かったら、この3人の視線にビビって表情が固くなり声も小さくなっていたかもしれません。



視線に負けない自信を持つためにも身なりの準備は徹底を。


面接試験の対策として、自分の体のクセを理解することが一番効きます。
私の場合、



手指をグーにしがち・視線が泳ぎやすい・猫背


この3つが面接で引っかかりそうだなと思いました。
なので面接の準備としてこの3点を意識的になおして生活してみました。

参考書に書いてある項目をすべて意識するのは素晴らしいことですが、真面目すぎます。

無意識のうちにできてそうな動きや
自然にやれている立ち振る舞いはわざわざ意識せずとも本番でもできます。大丈夫です。

クセづいている動作だけ意識的に変えていけばいいのです。


最初は堅苦しい面接試験だと感じていても、だんだん自然体で臨めるようになります。


報告と状況対応は筆記での知識を実践するだけですが、報告課題の記憶、状況対応の文章を瞬時にふさわしい言い回しに切り替えること、この2点がちゃんとできるか不安になるかと思います。

これはとにかくトレーニングです!量です!口に出してみることです!


各種参考書には例文や過去の出題が載ってますので、本番に近い形で実践してみることです。
初めはリラックスしながら参考書の例文を眺めてみましょう。

試しに報告課題を2分計って覚えてみる!
その後3分間空けてから口に出してみる!(報告課題を読み終えてから試験するまで3分ほどかかるため)


状況対応の課題文を読んでから10秒以内に文を見ないで口に出してみる!
立ち上がる!お辞儀や前傾姿勢を交えて口に出してみる!

できるようになってきたら
報告課題を記憶したあと、自己紹介〜報告〜状況対応まで通して動作含めて口に出してみる!


最初は思いの外難しくて焦りますが、量をこなしていくうちに手の位置やお辞儀の仕方は自然と身についてきます。

そして一通り感覚をつかんだら、声量や表情も本番さながらにやってみる!
これは面接本番より家の自部屋でやってるほうが恥ずかしいので、部屋でできれば本番では堂々とできるはずです。

どんどん本番に近づけましょう!
スーツを着てやってみる!(意外にスーツ着たほうがやりやすい)
部屋を会場に見立てて入室から退室まで含めてやってみる!

動画を撮ってやってみる!(鏡の前でやってみる)
これで結構体のクセが分かってきたりします。
指は伸びてるか、お辞儀のとき下を向いて首が曲がってないか、歩いてるときだけ猫背になってないか、などなど

私は以上のトレーニングを試験の一週間前からやりました、、(遅いかも)
一日で一気にやるより数日間で少しずつ毎日続けることに重きを置いて練習したほうが体が覚えてくるので本番は楽です(それでも緊張しましたが)


さてトレーニングの話に脱線しましたが、本番の様子に戻ります。


自己紹介を終えると、審査員の方が「次は報告に移ってください」「次は状況対応に移ってください」と指示してくれたので、「はい」と答えて移動。


実際の報告内容はここでは書きませんが、おおよそ参考書に載っていた例文と似たような内容でした。


状況対応はお題がフリップに大きな文字で書かれてました。ずっと参考書のちっさい文字を見ながら練習してたので、こんなに見やすいのかありがたい!の気持ちが私の心を晴れやかにしてくれて自然と笑顔になりましたね(笑)

2問目がやや長文でしたが、型が参考書にある例文と似ていたのでスラスラと口に出すことができました。


「ありがとうございました」を言う前にアドバイスシートをくださったので、
もらったあとに「ありがとうございました」とお辞儀をしてから荷物を持って「失礼いたします」と言い退室しました。
最後の「失礼いたします」まで審査員の方々はこちらを熱い眼差しで見ているので気を抜かず、、



長々と書いてしまいましたが、以上が秘書検定面接試験の準備と本番のレポートでした。


試験当日に忘れがちなのが

受験票
受験票に証明写真を貼る
ヒゲ剃る
爪は適度に短くしておく
髪型を整える(やりすぎる必要はない)
革靴をきれいにする

などです。

実際に受け取った秘書検定準1級のアドバイスシート

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