今ここにいられる時間
こうしてnoteを書くのは約2ヶ月ぶりです。
この2ヶ月・・・とにかく忙しかった。
6月は屋根の改修工事があり、最終的に完成したのが、7月上旬。
そこから、館内の掃除や諸手続き。
そうこうしている間に夏休みに突入。
夏休みは小学生の子ども達が家にいます。
子供達にご飯を作ったり、また仕事をしたり・・・
とにかく、忙しかった。
でも、とても充実していました。
宿の仕事は掃除や洗濯、お食事の提供。
昼間、余裕がある時はカフェ営業。
常にバタバタと動いていました。
基本的に暑さには強いので、一度も体調を崩す事なく、暑い夏を走り抜けました。
今こうして記事をかけているということは、少し落ち着いてきたということ。
少しずつ、暑さも和らいで、夏の終わりという感じになりました。
特に今年の夏はとてもたくさんのお客様にお泊まりいただけました。
この場所にご縁があって、私達のところを訪ねてくれて、少しの間、時間を共にする。
皆さん、何か意味があって、何かを求め、旅をしておられます。
私達はそれを待つ側ですが、その偶然とも必然とも言える出会いが、とても愛おしいものだなとつくづく思います。
宿泊の当日、どんなお客様が来られるんだろう?と、思いながら部屋の準備をしている時。帰られた後、今回の滞在はどうだっただろう?と、思いを馳せる時。ずっとそんな時を傍に置いて、過ごした夏でした。
うちの宿は神社の目の前にあり、すぐ横には清流が流れます。
車道からは少し離れているので、ほとんど自然の音しかしません。
川のせせらぎ、神社の太鼓の音、鳥や虫の声・・・
そんな環境の中にずっといます。
何か特別なことをしているわけではないですが、今ここにいるという感覚がとても強くなってきた気がします。
何かをしなければ・・・と、焦ることもなく、何かを得なければと必死になることもあまりありません。
ただ、今この時を大事に受け取り、慈しんでいく。
忙しい中ですが、軸にはそういう感覚が常にありました。
それがなんとも言えない充実感の正体なのかも知れません。
少し時間の余裕が出てきました。
またこうして、書いたり、そして、歌ったり、再開していこうかと思います。