マイホームパパ 37/365
ここ1、2年は外での用事がすっかりなくなって、家にいる時間が圧倒的に長くなりました。
自分の子供の頃の父親と比べると、圧倒的に家にいる時間が長いと思います。
家に父親がずっといるって、今までの時代ではあまり考えられなかったですね。
ほとんど、父親は外で仕事をして、お金を稼いでいました。
それが父親の役割だったし、自分もそういう父親になるもんだと思っていました。
それが、すっかり、マイホームパパになりました。
お陰で、子供たちが何をするのが好きなのか、今、どのようなことに夢中なのかよくわかるようになりました。
子供たちもあまり、外で遊ぶことはなくて、ほとんど家で過ごしています。
うちは子供が二人、8歳男の子、6歳女の子です。
今では、すっかり二人で遊べるようになって、何かしらして遊んでいます。
一番好きなのはやっぱりゲーム。テレビゲームやスマホゲームです。そしてYouTube。
息子はゲームの中でも、自分で作るようなゲームが好きで、マインクラフトが大好きなようです。
その他、コースを作ることができるゲームを好んでしています。
妹もそれを見たり、一緒にプレイしたり、この休日も頭を突き合わせている時間が長かったです。
こういう風な環境で子供たちが育っているのを見ると、僕の頃とは全然違う子供時代だなと思います。
僕の頃は、いつも外で近所の友達と外で遊んでいました。
中で遊ぶと言っても、やっとテレビゲームが出始めた頃で、まだ全然、家の中で遊ぶということは少なかったです。
僕の子供時代と今を比べると同じように、僕の親の頃と僕らの時代を比べても、きっとすごい変化で、僕らの親の頃はゲームはおろか、テレビもなかった、おもちゃもなかった、そんな時代だったと思います。
遊ぶのは外しかない、外がもうホームみたいなもんだったと思います。
この三世代の変化は凄まじく、子供の育つ環境は大きな変化を遂げました。
その頃と比べて、一番大きく変わったのは、父親がホームにいるということじゃないかと思います。
古い時代、家内制手工業の時代は家長としての父親はいましたが、それはあくまで、家が仕事場という前提です。
今は、家が仕事場ではありません。
家は家。そこに父親が長い時間いる。
こんな環境はもしかして、近代以降なかったのではないかと思います。
新しい環境。
そして、この環境で育つ子供たち。
子供たちは父親という存在をどのように見ていくのでしょうか?
特に、男の子は父親との関係を大きくなって、社会にも適用します。
僕なんかは、子供に舐められっぱなしだし、特に厳しさを教えたいとも思わないから、そんな環境で育った子供は社会をどのようなものとして受け取るのか・・・?
ちょっと興味があります。
僕は今家では、何かを考えて、発信していることが多いです。
そういう姿を子供たちはなんとなく見ていると思います。
今の時代は家から情報発信やコミュニケーションをすることが出来るようになりました。
こんな環境はそれまではなかったし、ある意味そういうことは外でやっていました。
だから、発信する姿や、外に向かって表現する父親の姿を直接見る機会はほとんどなかったと思います。
しかし、今はすごく近くで、父親が何かを発信したり、表現したりしているんです。
これって、すごく大きな変化で、極端にいうと、それまでの会社的機能が家の中に入り込んできたんだと思います。
今のマイホームパパはただただ、家にいて、子供たちと過ごすだけではなく、発信や表現を子供たちに見せている存在になります。
こういったことは勿論、ITの技術がもたらしたものだけど、こんな大きな変化が起きてきていることを日々実感します。
今の子供たちが将来、どんな仕事をするのか?どんな生活をしているのか?
全然、想像もつきません・・・
でもきっと、全然違う世界に生きているんだと思います。
この環境の激変は大きな意識変化も促します。
だから、なるべく先入観を持たずに、ある程度、子供たちのやりたいようにやらせたいと思います。
きっと子供たちの直感は新しい潮流を捉えています。
そんな、未来を想像させてくれる、物語があります。
僕の書いた小説です。(笑)
この物語はちょっと先の近未来も描かれています。
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