カッコつけて生きた
先日オンラインでボイスコーチさんに自分の声の診断、ボイスレッスンをしていただいた。
オンラインレッスンがどのようなものか興味もあったし、声のことについても別の専門家から聞いてみたかった。
45分のレッスンが終わって自分の口から出てきた言葉は
『自分はカッコつけて生きてきたんだと思う』
だった。
それをもう止めたい。
レッスンでは自己紹介をしたり、少し歌を歌ったりした。
僕の声の特徴を話され、僕の歌い方、話し方を真似して下さった。
それが自分が思っていた、雰囲気と違った。
もっと、素直に自分を曝け出していると思っていたけど、何か遠慮したような、話し方。
自分のことは分からないもんだなと改めて思った。
僕の声は少しこもって聞こえるらしい。それを改善するために口の動きを大きくするトレーニングを少しした。口周りの筋肉、普段はあまり意識することがないけど、意識的に使えばもっと言葉も明瞭になってくると思った。
しかし、本質的に大切なことは、自分の本当の意志、想い。
そこと繋がること。
声はそこと繋がれば自然と力を持つ。
カッコつけて生きてきた、とは見られる自分を意識していたという事だったんだと思う。
見られる自分をベースにどう評価されるかを考えている声。
その声は一発で分かってしまう。
僕も人の声を聞くと、それは分かる。見られる自分の発する声か見ている自分の発する声か。
見ている自分の発する声はまっすぐだ。
鳥の鳴き声、犬の鳴き声、猫の鳴き声、子供たちのはしゃぐ声、そんなものに似ている。
自然と調和をしている、世界と響き合う。
声に洋服を着せるように、いつの間にか着飾る癖がついていた自分の声。
もっと、シンプルに、もっと素直に、自分の音を鳴らそう。
今回、その事に気づかせてくれたボイスコーチさんには感謝。
こうした気づきは一人では得にくいもの。
声から分かる、自己診断、なかなか面白いです。