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我が子の特性と英語学習を考える

英語ができない(中学、高校、多少は大学でも、10年近く学んだにも関わらず、苦手意識ばりばりの)夫婦のもとに生まれてしまった我が子の、英語教育の覚書です。


前提

  1. 親はまともに喋れません。夫は多少、読めるようですが(英語ニュースで概要を理解するとか)、発音はにっちもさっちも。

  2. 親が抱く”子の英語教育”に対するスタンスは「我々のように苦手にならないで、うまく使いこなせたらいいよね」です。

  3. 正直なところ、英語に費やす時間とお金はあまりないです。

地味に3がネックです。
探せば周囲にあるんです。ネイティブの先生の英会話教室とか、公共施設で行われている格安の英会話教室とか、スポーツを英語で行う教室とか。オンラインだって視野にいれたら、山ほど選択肢があります。

が、送迎の手間もかかるし、体調不良だとおよよ…ってなるし。

なにより、自分の子どもを見ていて「言語習得に大事なのは、『毎日ちょっとずつ』じゃないか?」と思うようになっていました。

我が子、文字が好きっぽいなと

1歳くらいから看板・標識の文字に興味を示し始めたタイプでして、散歩中、ずっと看板読んでる日もありました。「東京都」って書いてある看板の「東」を指さすので「東京の東(とう)、だね。あるいはひがし」と答える。すると「京」に指がうつるので「東京の京(きょう)、だね。あるいはみやこ」。これが延々と続く。ループもする。暑いと地獄。

そのうち、チラシとかを見て「あうばうああう」とか自ら読み上げる、そのうちそれが少しずつ正確になっていく、文字っぽいものを書く…。

実は私と夫、というか我々の親兄弟姉妹などの近しい人、大体これと同じでして。全体的に読むことが好きな人が多い。特に夫は大量に読む人で、電子書籍がなかったら本棚で家が潰れるかねないタイプ。私はいわゆる「調味料の裏を読むタイプ」です。お行事悪くてすみません。

だから同じ方面にたどり着くのかな、と思っていたら、我が子も調味料の裏とか読みながらご飯を食べて、そのうちご飯をこぼして「前を向いて食べなさい」と言われる子になりました。

気がつけば漢字までまあそこそこ読めていたので、「多分、親と同じでここは苦労しないタイプだろうな」と判断しています。例えば、漢字検定2級くらいまでは、読みで苦労しなければ熟語類もカバーできるので、比較的さくっと取れるはず。ん、書き?頑張ってね?(目をそらしながら)

その特性を伸ばした可能性があるものと言えば

多分、おそらく、思い当たる節としてあるのが、二点。

①テレビの字幕をつけておいた(0歳の頃から)
「いないいないばあっ」とかの番組で、歌詞が聞き取れないのがイヤだったので字幕をつけていたのですが、それを目で追っていたのがよかった可能性があります。今でも字幕はつけっぱなしなので、ニュースとかもガンガン文字が出まくっています。

②多読環境を作った(幼稚園年中くらいから)
今時の娯楽の筆頭と言えば動画視聴ですが、幼児が見たがる動画って、正直面白くないと思うことが多かったので(おもちゃ開封動画とか。好きな人や作っている人、ごめんなさい)、Amazonのファイアタブレットを買いまして、本や漫画をどっさりと読めるようにしました。

※1 タブレット、さも優秀な使い方をしているかのように語りましたが、実際は、「ゲームばかりやりたがる問題」で大きくもめた時期などもございます。Switchを導入する&タブレットの方は時間や場所の制限(電車内や通院時のみOKにするなど)で、どうにかまとまっています。私、ゲームも超・大好きなんですが、いわゆるスマホゲーは苦手なのです(苦手ばっかりやな)。
※2 動画による英語学習の環境を整えて、英語学習を起動に乗せる方もいらっしゃいます。我が家は残念ながら無理でございました。

毎日"大量に"は無理でも

今にして思えばこれって、語学学習でよく聞く「多読」の学習方法なのかなと。毎日たくさん自然と触れていたことで、本人の持っている特性とマッチしたから、比較的年齢よりは早めに文字を習得したのかと思います。多分。

と言うことを考えて、英語学習も「毎日、できるならばいっぱい」がベターなのではないかと思って、現時点では英会話ではなくて、アプリ学習でやっています。今のところは毎日トド英語。見ていると「私もこんなアプリで勉強したかったなー」って思います。ゲーム感覚で文法とかって最高。

短時間ですが、ほぼほぼ毎日できているので、費用対効果は非常に良いと思います。レベルが高くなってくると、理解力が追い付いてないのに進めているというアプリならではの問題も起きがちなので、まるっと放置はできません。が、そもそも親がまともに発音ができないので、ベースを任せられてとてもありがたいです。

かけ流しというのはどうにも環境を構築しづらかったので、NHKニュースを英語副音声で流すくらいです(でも、あんまり聞いてない)。たまになんとなく動画を見たくなる時に、NHK World Japanをつける時があります(でも、あんまり聞いていない)。

また、できない奴が四の五の言っても説得力がないから、私は緑色の鳥に毎日プレッシャーをかけて貰って、どうにか継続して取り組んでいます。私の英語力はさっぱり向上している気がしませんが、「見てみて、お母さん、早くやれってめっちゃ怒られてる!」とDuoの変顔を子に見せて、ゲラゲラ笑ってもらってます。

※君、公式とかで見せる顔は可愛いのにね…

「英語学習は不要」という考え方

中高生を育てるママ友の中に「今後は翻訳アプリなどが普及するから、英語は本人が学びたいと思ったら勝手にやればいいと思う」と、はっきり断言する方がいらして、これはこれで潔くて格好いいと思いました。
※その方は上のお子さんに対して「後は本人次第よね」と、見事な子離れをなさっていて(でも、子どもを見ていないわけでもないし、信じている)から格好いいんですよね…。

そういう考え方も、大いにありなんじゃないでしょうか。実際、私なんかは「できないから喋れない」なんて言ってないで、翻訳アプリ片手でもなんでも、相手とコミュニケーションを取るぞ強く思うマインドを持つべきかと。場数を踏むのが一番。

とは言え、学童期(?)は耳が育つ時期だと聞きますし。遊び感覚で親しんでおいて、苦手意識を抱かずに学んでいけたらラッキーだな、と言う思いで、今後もちょいちょい考えてやっていきたいなあと思うのでした。


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