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雑文・記録
スマホという万能アイテムが普及した最近では、紙のメモ帳やノートを使う機会がめっきり減ったわけでありますが、たまに雑誌の企画なんかで手書きの手帳を器用に使いこなしている方を見ると、もはや手を動かして字を書くのが面倒臭い、なんなら息をするのも面倒くせえ状態の私は感嘆することしきりなのですが、それでもいまだに100均に行くと文房具コーナー、特にノートのコーナーに赴き、なんかいい感じの新商品が無いか探す日々なのです。イカしたデザインのノートを見ると、ウホッ!これ、買おうかな?(買っても結局使わないのだが)と思ったり、私にとって、ちょっとした癒しの時間なのでありました。学生時代、使っていないまっさらの新品のノートを使い始めるときの、あの昂揚感! いまいちやる気のない勉強も、ノートを新しくするだけで気分が一新され、前のノートはなんか小汚い字でぐちゃぐちゃになってたけど、今回はきっちりきれいに書いてやるぞ! と決意新たにするのだが、結局その熱い思いは夢と果て、最初の数ページだけはそれなりに見栄え良く字を書いてるのだが、すぐにぐちゃぐちゃなミミズ文字が登場するのだった。私の根気の無さはこの頃からのようである。しかし、ノートに細かい字できっちりみっちり書ける人はすごいと思う。なんでもかんでもスマホで済ませる時代になったからこそ、手書きの、あの独特の味わいが懐かしくなるんですよね。文通でもしようかしら。ペンフレンド募集中! ノートの字は汚くても、さすがに手紙を書くときには慎重に、心を込めて、可能な限り綺麗に書くようにしている私です。紙の手紙を書くときも、下書きはスマホのメモ機能を使ったりするんだけどね。昔、ネタのつもりで手紙を送ったら、なんかとんでもない事になったりしたんで、ここぞとばかりに自分の文章力を発揮しておかしなことをするのはやめようと決心したのだった。
ノートの貸し借り、皆様は学生時代に経験あるでしょうか? 私も、陰キャの社会不適合者の割には、高校時代にはあらゆる人にノートを貸しまくり! なにせ、学区内では下から数えたほうがはやい低偏差値高校だったから、ろくに勉強もしてない私が成績上位者になるくらいで、おかげでろくにノートも取りもしないクラスメイトから、ノート提出時には「ノート貸してくれよ!」とこぞって頼まれるのであった。でも、なんだかんだ借りてでもノート写して、ちゃんと提出してるんだから、ヤンキー系といえども、憎めないよね。実際、みんないい奴ばかりで高校時代は居心地の良いクラスだったし、それなりに良い青春だったと思うのである。隣の席の、ハーフだかクォーターだかの女の子にも、ノート貸したりして、帰宅後深夜のテレビ見てたら、その子が水着で出てたりしてね。ちなみに、この頃の経験は後に書く小説にも生かされているのである。未完だけどね!
日頃は全く家で勉強しない私ではあったが、テスト前になると話は違う。成績上位者の矜持を守るために、テスト前日には徹夜で勉強するのであるが、とにかくノートに書く! 書く! テスト範囲の部分を自分なりにまとめて、書く! 書く! このノートは一応、学校でも見返すように書いているのだが、それだけでは飽き足らず、日本史、世界史、化学などのテストでは、なんとテスト範囲の部分をノートで漫画にして描き始めるのである! これを普段からやってるならともかく、わざわざテスト前日に徹夜でこんなことやり始めるんだから、正直狂っていると思う。そうして、このテスト勉強用漫画は最終的にめんどくさくなり、解説役の女の子が唐突に現れた触手に襲われるというエロ漫画みたいな展開で終わるのであった。いや、なんでだよ!!