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舐められたら、終わり

大中です。

今日はちょっと歴史的なお話から。

先日、とある経営者団体でユダヤ人についてお話しをしたと
以前このメルマガでも紹介しました。

ビジネスパーソンであれば
「ユダヤの商法」
に関心がある方も多いのかなと思います。

日本とユダヤ。
一見関わりなさそうに見えて
じつはいろんな関わりや共通点があります。

それを解説していたら何万字とかになるので
またYouTubeで解説しようと思っていますが。

ちなみに、ユダヤ人の歴史については
下記の動画でご覧いただけます。

👇『ゼロからわかるユダヤの歴史」👇

概要をおさえた入門編としてみていただければいいかなと思います。

共通点の一つが、地政学的な立ち位置。

地政学とは
「国は引越せない」
ことを前提として、国同士の関係性や国家戦略などをとらえる学問。

最近、わりとクローズアップされているものですね。

で、この地政学でいうと

日本とユダヤ(というよりイスラエル)は
じつによく似ている

ことがわかります。

どういうことかというと

”周りを敵に囲まれている”

ということ。

イスラエルの場合は
建国の経緯が経緯なので
周りは本当に敵だらけ。

表面的に友好を保っているところも
潜在的には敵だらけです。

翻って日本。

まずロシアは、すでに敵国です。
日本人がどう思っていようが
ロシアからすればウクライナに肩入れしている以上(資金援助など)
日本は敵です。

中国。
いま、中国の若者の反日感情はかなりひどいことになっている。
先日、中国駐在の方のお子様が刺されて亡くなる事件がありましたが
これからますますこの傾向に拍車がかかると思います。
経済がまずいことになってきているので、外に目を向けさせる必要が出ると
日本はいい的ですからね。

朝鮮半島。
北朝鮮も韓国も本質は同じ。
両国は本質的に朱子学国家ですので
本場・中国から距離が遠い日本を「弟」と思っている。
その弟が自分たちの上に立ったという歴史が許せないので
永遠に謝罪を求めます。

そしてアメリカ。
日米安全保障条約を締結していますが
あれは「日本有事の際にアメリカが軍を派遣する義務がある」ものではありません。

場合によってはそういうこともありますが
たとえば中国が日本に侵攻してきたとして
武器などの提供はしても、軍を派遣するとは限らない。

そもそも今の日本はなかばアメリカの植民地なので
(日本の飛行機が飛べない領域があることなどを調べて貰えばその実態がわかります)
味方というより親分、場合によっては潜在的な敵国にもなりえます。

こう考えてみると、明確に4方向、潜在的に1方向に敵を抱え、囲まれていることになる。
唯一有効的なのが台湾くらいなもんです。


イスラエルは、国際社会に非難されようがどうしようが
自分たちの国を守るために戦いを止める気はないし
自分たちを守るためならなんでもする。

そうやって、数千年単位で国を失ったユダヤ人のための国を守っています。

それがいいかどうか、は人によって意見が分かれるところです。
イスラムの人からみると「ふざけんな」というところですし。

ただ、その気概は
おなじような地政学的立ち位置にある日本としては
見習ってもいいのかなと。


優しい人っていますよね。

人を気遣って
いつでも人に一歩譲るような人。

でも、優しい人は
「舐められる人」になりやすいという側面も持っています。

この人は優しいから
ここまでいっても大丈夫
これくらいやっても大丈夫
だましても大丈夫・・・

と見なされて

暴言吐かれたり
おざなりな対応されたり
詐欺に遭ったり。

優しさの負の側面です。

戦後の日本がまさにこんな感じですね。

優しさは素晴らしい美徳です。
ただ、なめられてはいけない。
付け込んでくる存在が必ずいます。

優しい人・存在が正しく報われるためにも
なめられないだけの「威」が必要です。

それは日本という国にもいえますし
我々個々人にも共通していえます。

優しさを失わず
なめられもしない。

そういう存在になりたいなと思います。



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