トップ1%になるためのごく簡単な方法
ぼくは教育系のお仕事をしているので
教育の話題には注意を向けています。
最近だとリスキリングですかね。
リスキリングを推進するための施策、いろいろ出されてます。
リスキリングに関する調査が行われているんですが
日本の社会人でなんらか学んでいるのは4%だそう。
たったの4%!
そりゃあ国力落ちるわけだわ・・・
それはさておきこの4%。
いろんなところで使える数字です。
たとえばセミナー。
昔、とあるセミナーセールスを習得するための講座に参加したんですが
その講座を受けて実際にセミナーをやってみた人って、意外と少ないんですよね。
さらにその後、セミナー・講座のプロデュースをそれこそ数百件手掛けてきて、いろんな相談を受けてきました。
それらの経験上で実感した数値が
セミナーがいいと聞いて、調べてみる・学んで見る人 2割
実際にセミナーをやってみる人 そのうち2割
セミナーが顧客作りにいいらしいと聞いて、実際にやる人は2割の2割なので、4%。
じつに25人に一人の割合です。
さらにいうと、
そのうち継続してセミナーを開催する人 そのうちの2割
ということにも気づきました。
なので
やってみたけど、あわなかったとかうまくいかなかったとかでセミナーを開催しなくなるのが大半。
改善し、継続し続けるのは4%の2割。0.8%、つまり1%前後です。
1%の人しか、セミナーセールスで顧客づくりをできていない。
こういう実態があります(体感ですが)
あるいは、YouTube。
YouTubeが集客などにいいと聞いて
実際に発信用のチャンネルを開設してやってみる人 2割
実際に動画をアップしてみる人 そのうちの2割
ここで4%。
そして、
動画を上げ続けている人 そのまた2割の0.8% = 1%前後です。
パレートの法則、という法則があります。
2:8の法則といったほうが通りがいいかもしれません。
20% の要因から、およそ80% の結果が生まれる、という法則なんですが
たとえば
顧客全体の2割である優良顧客が売上の8割をあげている
20%の優秀な社員が80%の業績を上げる
再生リストの80%は20%の曲で構成されている
などの例があります。
2:8というのは全体的な傾向なので
事象ごとに数値のズレはありますけどね。
僕の体感とパレートの法則から導き出される結論は
実際に行動に移す人は全体の4%しかいない。
そして、やり続ける人は、全体の0.8%しかいない。
という事実です。
僕たちはつい、即効性のある、劇的な変化をもたらす
(であろうと期待する・予測される)方法などを探し求めがちです。
そうやって成功した人の例も世に溢れているので「自分も」と思っちゃうんですよね。
ちなみに僕もその一人です・・・
ただ、人類の成功と失敗を紐解いてみると
成功には普遍性・再現性がなく
失敗には普遍性・再現性がある
ことがよくわかります。
成功は
時代
その人の持って生まれた資質
教育
生育環境
周囲の人間
社会的な出来事
結果を出しやすい役割
etcetc・・・
という様々な要素がからみあう複雑系のものなので
「◯◯の成功法則」はほとんどの場合そのままは使えません。
しかし失敗は、「人間の脳は進化しておらず、同じことを繰り返す」という大原則があり
今日も昔も同じような失敗をしています。
飲みすぎて頭痛かったり
よそ見して事故を起こしたり
5千年前のメソポタミアに住んでいた人も
現代の日本に住んでいる人も
同じような失敗をします。
逆に言うと、過去の失敗を学べば
同じような失敗を避けやすいということでもあります。
最初にあげた4%の法則と
後者の失敗に普遍性がある話
ここから導き出される答えは
成功法則とか程々にして
大きな失敗は慎重に避けつつ
行動し、ただひたすらにやり続ける
できればPDCA回す。
これだけで、トップ1%になれます。
スポーツとか芸能など
1%どころか、0.01%の人しか栄冠をつかめない分野は別として
僕たちがやっているようなビジネスにおいては
工夫して続ける
ことができる人が、結局最後に生き残り、勝ち残る。
不変の真理、とまではいいませんが
かなり蓋然性の高い事実ではないかと思います。
やる
工夫して続ける
たったこれだけ。
ぜひやってみてください。
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