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2025.02.04 過去の失敗をストレートにえぐられてツラい
この日、お客様のトラブル対応について、後輩くんと少し感情的になりながら、口論になった。
今回のトラブル対応を取りまとめて対応している後輩くんに、私の担当するお客様の温度感が高いから、先輩に相談をする必要があるんじゃないかと伝えた場面だった。
後輩くんから、私の過去の失敗を持ち出して、明らかな不満を伝えられた。
私も以前、先輩たちが別件の対応で手が回らない状況の中、担当するお客様が他のお客様と比べて温度感が高かった事から、トラブル対応の取りまとめをした事があった。
取りまとめは東南アジアにあるデータセンターのメンバーから、トラブルの詳細を聞き出す事が求められる中、これが全然うまく出来なかった。
私自身が状況に振り回されてしまって、ポイントを押さえた確認をしたり、お客様からの要望や質問を伝える伝書鳩になってしまったからだった。
後輩くんはその時の事を引き合いに出して、お前は過去に失敗しているのだから、お前の発言は信用ならないとキッパリ伝えてきた。
当時の対応は確かに褒められたものでは無かったので、ぐうの音も出ず、何も言い返せなかった。
私が先輩を頼る必要があるのでは、というのが後輩くんのプライドに触れたんだと思う。
彼からしたら過去に同じ対応をして失敗した人間から、あなたの対応だけでは不十分だと言われたのが気に食わなかったのだろう事は容易に想像出来るから、この場面でも私のコミュニケーションに問題があった。
それにしても、彼の指摘の裏にある考えも私は不安になってしまった。
過去に失敗した人間に対して、彼「も」シビアな対応を取るんだな、という事だ。
正直、先日組織再編があるまで組織のトップに居た方と、私のリーダー観は全く異なっていた。
その方は失敗に対してかなり厳しい態度を取る方だった。自分の立場が上である事をうまく利用して、部下達にストレス負荷をかけながら、その組織をコントロールしていたように映った。
その後輩くんも、今回の対応を見ると、その部長さんと似たような考えなのかとがっかりしたのだ。
私自身は、ミスは誰にでも起こるから、その後の対応をポジティブに取り組みたいと考えている。
ミスが発生した理由は確認しても、それ以上に何か問い詰めたり、追い詰めるような事は出来ない。
それは私自身が多くのミスをして来た人間だからだ。
こんな甘い周囲との関わり方ではうまく組織を回せないから、いつまで経っても立場が変わらないのかもしれない。
だけど、誰かの心を痛めつけながら仕事を進めるのは、果たして良い集団なんだろうかと思う。
もちろんプロとしての厳しさは持つ必要性は理解している。そのプロとしての責任を果たせていないとかつての部長や後輩くんは叱責しているだろう。
だけど、その叱責に追い詰める意図しか感じられず、厳しい言葉の先の成長を期待しているようには思えないのが問題だと考える。
これはテレワークで無くて、対面だったら、彼らのポジティブな意図も汲み取れたんだろうか?
自分自身がリーダーとして振る舞いたいなら、まだまだ考え続けないといけない点ばっかりだ。