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yuruyuura
2025.02.11 5歳半、こつこつ文字を覚える事と向き合わせている理由
休みの日、特に予定の無い日は子どもに公文の教材にコツコツ取り組んでもらっている。
初めは文字を覚え出して、カルタや本を読んだりする事に加えて、手で書く事も大事だろう、くらいの考えだった。
しかし、取り組んでもらっていると、ひらがなの難しさに悪戦苦闘する子どもの姿を目の当たりにする。
この日は「れ」という文字がなかなか書けずにイライラしている様子だった。
個人的に、こういう瞬間に一緒にいてあげられるから、この段階で文字を書く事は今後も続けたいと思っている。
私自身、子どもと同じような瞬間になった時、その困難をどう乗り越えようかと試行錯誤することを全然してこなかった。
そしてそれが出来ない時に、周囲に相談する、という事もしてこなくて、社会に出た後、苦しみながら身につけたような状況だった。
だから、この日も子どもがイライラする様子に対して、あれこれ親の私も工夫をしながら声をかけて、どうしたら「ね」という言葉が書けるようになるか、一緒になって試行錯誤出来た時間はとても貴重な時間だったように思う。
何度もなぞってもらったり、手を添えて一緒に書いてみるという事を子どもは好まなかったので、彼女のイライラに寄り添いながら、見守っている事を伝える事で、試行錯誤を続けてくれた事が今日の収穫だろうか。
まだまだ上手には書けないけれど、こういう自分の出来ない事に向き合うこと、工夫を積み重ねる時間を持ち続ける事で、彼女が社会で逞しく生きていけるようになってほしい。