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【THE MANZAI】の感想をメモる📝
皆様
— THE MANZAI (@the_manzai_cx) December 8, 2024
ご視聴ありがとうございました‼️
お知らせです📢
アサヒビールスマドリ
THE MANZAI 2024
マスターズは
見逃し配信します!!
見逃してしまった方🙋
もう一度見たい方🙋♀️
是非TVerよりご覧ください!
【PART1】https://t.co/zm7vyR354M
【PART2】https://t.co/kbcJODSdKT
【前提知識】
・ビートたけしさんはバチバチの演芸からでてきた漫才師
・映画も四コマでつくる超理系
・宇宙は素数と語る天才芸人
こちらを見てない方は見てみてね
・・というのを踏まえて今回の『THE MANZAI』の感想を書きます!
(あ、批判記事じゃないですよ、奥さん!)
映画をちゃんと映画館で見に行くくらいには好きです!
コンプラを気にするたけしさん
いつもはスタジオにいるたけしさんですが、今回は別室にいたようです。
どうやら週刊誌を気にしているとかなんとか。コンプラ配慮ってやつです。
演芸はかなりやりにくい時代になった
毎年見るたびに手放しではなかなか笑いにくいのは本音のところ。
これは「演芸」というものの性質にあるんだろうとみていて感じた。
演芸は『音』『動き』『見た目』
いわゆる『芸』というのは見せるためにあるので、この三要素がかなり大切になってくる。これはエンタメと言い換えてもいいかもしれない。
テレビは演芸とかなり相性がよかった。画面も大きいし、舞台よりも派手な演出ができる。編集もできるから、継ぎ接ぎ次第でパーフェクトなスターを生み出すこともできた。
しかし、この『芸』は、コンプラの観点によく登場する『ルッキズム』や『マナー』といったものに引っかかるものが多い。手放しに面白い!となかなか手を叩いて笑えない時代に来てしまったのだ。
そんなの昔からあったやろがい!という側面もあるが、さらに輪をかけて足を引っ張っている存在がある。
SNSの盛り上がりで翳るエンタメ
ビートたけしさんのように舞台で戦ってきた芸人とか吉本みたいに自分たちの舞台があって、目の前の客を笑かしてきた芸人さんならまだしも、SNSの登場で『演者』と『客』の境目はほとんどなくなってしまった。
今、テレビで芸能人として生きていける人たちはギリギリ残りの貯金で生きているにすぎない。もっと距離が近い人をみんなは求めているから、オッサン代表みたいな人の話を聞いてしまう。(ひろゆきとかホリエモンとか)
しかも、今の時代は誰でも簡単に『生配信』ができる時代だ。
みんなはリアル(っぽいもの)を求め始めている。
私も小さいながらゲーム配信をしている。殆ど趣味だからお金にするとなるとまた違う。ウケがいいのはやっぱり『身近な存在』だ。
プロ選手だろうがなんだろうが、距離が近ければ近いほどいい。
歌が上手いよりは下手な方がいいし、ゲームもそこそこ上手けりゃいい。
芸達者なんて求めてはいない。(私はコンプ癖があるのでやってるだけ)
演芸か演劇か?大衆か芸術か?
演劇は劇場で観客と舞台という虚構の『場』を設定して演技を行うのに対し、演芸は演劇以外の雑芸を指す言葉として使われるのが一般的であること
個人の技術や表現を見せることを目的にしたものを『演芸』と呼ぶことが多いらしいので、一人芝居は演芸と分類されることが多い。サーカスの空中ブランコのような、複数の団員によって演じられる内容でも、個人の技術が重要なものですから、演芸。
私が笑いとしてみてきたものはぐちゃぐちゃに混ざっているように思う。
THE MANZAIにでている芸人はまちがいなく『演芸』だが、ラーメンズやダウ9000のように芸術よりのお笑いもある。今はひとくくりに『コント』とよんでいるのかもしれない。(その辺もよくわからない)
似たようなこと書いてあるnoteがあったので引用しつつ考察してみる。
演芸はブレないこと、演劇はブレること
ちょっと特殊だけど、M1の初代王者である『中川家』はアドリブのようでコード進行の決まったジャズを演奏しているようである。かなり高度なことをたぶんしている。つまり、アドリブを技術で見せているだけだ。
そう考えたら、『演芸はブレないプロ意識』が必要で『演劇はいかにブレるか』を前提に作ってあるんじゃないかと思う。
今で言うと、令和ロマンの決まってるけど自由に遊んでる漫才もだいぶ近いような感じがある。ブレてるようでブレていない。
トークサバイバーで感じた違和感も併せて考察してみる
役者はドラマをみて相手の感情を揺さぶらなければならない。だから自らの感情も『ブレる』必要があるのだろうと思う。『トークサバイバー』のときにも感じたけれど、役者さんと芸人さんの演技がここまでハッキリかわるのはそういった仕組みがあるのかもしれない。
(トークサバイバーは演出と本物の役者さんでなんとか保ってる)
アイドルもブレない強さが必要なのでこういう場面で強いのかもしれない。
芸人さんの中では『ポンコツ芸人』といわれるけれど、役者さんとしてみてたらドラマの中にいる狩野さんはたぶんあんまり違和感がない。
比べてみるとやはり役者さんは危うさがあってそれが魅力的でもある。
そう考えたらメンヘラが人気あるのもそりゃそうだよねっていう結論に達しましたとさ。危うさを磨いていくのもいいのかもしれません。
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