借金返済のためにひたすら労働する日々。線路に飛び込もうと本気で考える私を支えたのは愛する妻と生まれたばかりの我が子でした
私たちはスルガ銀行被害者同盟、通称SI被害者同盟です。
同盟の概略はここから読めます。
https://note.com/suruga_illegal/n/n36738d72cccb
このnoteでは、被害にあった同盟メンバーの苦しい声をご紹介しています。さらなる被害者を二度と出さないためにも、この事実を正しく世間に知らせていくと共に、平穏な生活を取り戻すために活動を続けて参ります。
Nさん 35歳 被害額4億7360万円
私は1987年生まれ、現在35歳の医師です。現在はクリニックで日常診療をしつつ、病院の非常勤勤務、産業医、大学で就業および研究に従事しています。
家族は妻と1歳の子供です。現在は不動産投資の赤字を補填すべく、家族を養うために、土日を含めて連日深夜まで就業せざる得ない状況です。貴重な幼少期の子供と一緒にいられる時間が限られてしまう日常に、日々悲しさと無念さを痛感しております。
金融機関から融資を受けたのは初めての経験でした。職業は医師であるものの、融資を受けた当時は自己資金300万円程度と、金融資産に恵まれている状況ではありませんでした。そのような自分でも、4億7千万円を超える融資を受けることができたのも、それだけ物件の価値が高いものであったからであると認識していました。
当初はサブリースもあり、一見順調に見えましたが、その後サブリースが一方的に打ち切られました。サブリースが打ち切られた途端、満室稼働ではないことが判明し、賃料収入は大きく減少してしまい、ローン返済に給与からの補填が必要となりました。
2015年の融資審査の申し込み当時、自己資金300万円程度であった私が、4億7千万円を超える融資の承認されたことにはかねてより疑問を抱いており、2020年4月にスルガ銀行に融資資料の開示請求をしたところ、その理由が明らかになりました。そこには目を疑うような数々の融資資料の改ざんが見つかりました。
特に預貯金の改ざんには絶句しました。不動産業者に融資審査の為に住信SBIネット銀行と新生銀行の口座履歴を提出しましたが、両行合計で合計7000万円以上の預金金額の預貯金の水増しがなされており、全く真実と異なるものでした。
今は借金返済のために、ひたすら労働するしかありません。平日は12時間勤務、土日返上で仕事を続けています。心身ともに疲弊し、通勤時には線路に飛び込もうと本気で考えることが多々ありました。ただそんな時に思い浮かぶのは、愛する妻と生まれたばかりの我が子です。これ以上、私の時間を奪わないで下さい。全世界で猛威を奮うコロナウイルスの感染に苦しむ患者の診療に集中させて下さい。そして私と家族の平穏な日々を返してください。
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続きは「スルガ銀行不正融資被害者同盟」のサイトで全文無料で読めます。
被害状況の悲惨さと他にも多くの被害者が同様の手口でつらい目にあっている事実をぜひ知ってください。
私たちは平穏な日々を取り戻すまで決して諦めません。
被害者009 Nさんの声