旅 #4 恋しきパリ
パリの街並みに魔生の魅力を感じない訳にはいかない
朝早いリュクサンブール公園には黄色い秋の光が差し込み、歩いていると度々朝露が肌に当たる
行き交うのは通勤途中のファッショナブルなパリっ子に運動に勤しむ若い青年たち。もうご隠居された方々なのか、かっこいいおじいさん・おばあさんがベンチでお散歩ついでのおしゃべり。パリの「空気」がここにいるだけで皮膚を通して伝わり、あたかもパリに住んでいるような錯覚を見てしまう
公園の外に出るとそこは都市の顔を持ったパリが見える。綺麗に佇まいが整ったアパルトマンが並び個性的な店が所狭しとあり、少し歩くたびに好奇心に駆り立てられてつい適当な店に入ってしまう
都会の喧騒(都会のど真ん中にあるに関わらず)とは程遠い教会も魅力的だ
ささやかな楽しみといえばステンドグラスから入ってくる光
厳かな雰囲気の中に遊び心があると思わずにいられない
どこを見渡しても絵になるというのはこのこと。何度でも来たい、来てしまった。来る度に心が踊ってしまう
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