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冬を終わらせに会津に行く旅 2023/2/11〜12

2月も中旬、もういい加減、この寒くて日も短い季節は終わってくれ、と思う時期です。一方で、冬だから見られる絶景もあるわけです。ということで、冬の絶景を十分に見て、心置きなく冬を終わらせよう!の旅に出ました。

①大内宿の雪まつり!

大内宿は、宿場町の風景を残す、会津の一大観光地です。この冬の時期には、茅葺き屋根に雪が積み上がる、美しい景色を見ることができます。

この日は晴天、最高の景色
雪灯籠

例年、雪まつりが開催され、今年は2/5〜2/11の期間で実施されました。私が訪れた2/11は最終日の締めとして、「御神火戴火(ごしんかたいか)」という神事が行われ、最後に花火が打ち上げられます。

御神火戴火は、この寒空の中、男たちが下帯姿(要するに半裸)で、集落裏手の高倉神社の宮司から戴いた火を松明で運び、通りの雪灯籠に灯していく神事です。(神事の趣旨は不明。)私は神社で火を授かるところを見ていましたが、担当の6名ほどの男性たちは、待ち時間に「寒い〜」「何やってんだろうな、まじで」などと人間味あふれる小言を言いながらも、とても楽しそうに出発していったのが印象的でした。

合理性が叫ばれる時代ですが、こうした非合理的なものが持つ価値が垣間見えたように思います。楽しけりゃいいのでは、と。

高倉神社で火を受け取り、出発していくところ

男性たちが雪灯籠に火を灯し終えると、祭りのフィナーレとなる花火が上がります。私は高倉神社の鳥居前で見ましたが、鳥居のバッグに花火が上がるシーンは、神々しさすら感じました。

すぐ近くであげているので、迫力満点!

②会津若松、絵ろうそく祭り

大内宿から車で40分ほど走ると、城下町・会津若松に至ります。同じ2/11、鶴ヶ城(会津若松城)では、会津絵ろうそくまつり、が開催されていました。見どころはこの幻想的な景色ですかね。ろうそくに描かれている絵も一つ一つ個性的なので、ゆっくり見るのも面白いと思います。

絵ろうそくに浮かび上がる鶴ヶ城

③田事のめっぱめし

会津の名物グルメといえば、「わっぱめし」です。今回は、有名店である「田事」さんで、「鮭せいろめっぱめし」をいただきました。

鮭せいろめっぱめし(コースで2,310円)

わっぱめしは蒸し上げる料理なので、素材の旨みが全面に出ていて、ふっくらとした味わいです。大満足でした!

お店の雰囲気も、囲炉裏の半個室、といった形でとても風情があります。

店内の様子。

実は、閉店間際に飛び入りで入れるかを電話でお伺いして来店したのですが、夜遅くの来店にも関わらず丁寧に対応して頂きました。

宿業もやっているお店ということで、外国人のお客さんもいらっしゃいました。女将さんも「70歳で英語なんてねぇ、大変よ。若いうちならまだしも。」と仰っていましたが、丁寧に対応されていました。若くても何も勉強しない私のような若者には刺さる言葉でしたね。

④猪苗代湖、磐梯山の雪景

最後は自然が織りなす景色を観に、猪苗代湖に行きました。冬の猪苗代湖は、「雪を被った磐梯山」と「越冬する白鳥」という絶景を見ることができます。この日は快晴だったので、この冬しか見られない景色をどちらも楽しむことができました。

雄大な磐梯山
凛々しき白鳥。
しぶき氷。しぶいてます。


もう、冬に思い残すことはないです。春よ来い。

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