Kemper Profiler Playerをもって台湾へライブしにいったよ
GOOFY STYLEってバンドのギターをやってるんですけど、2024年6月7月と2か月連続で台湾でライブをすることになった。
当方日本住まいということで、台湾へ機材をもっていかねばならない。
といっても台湾の機材事情がわからない。
普段はKemper Profiler Stage(以降KPS)で音を作ってRoland JC-120で音を出しているけど、ひとまずパワーアンプ部分は渡航先でなんとかするとして、台湾行きでは無料手荷物が1個しか付かないので、必然的にギターを預けることになるだろう、ということはエフェクター類は手荷物で持っていける範囲じゃないと難しいという事もあり、結果的に
Kemper Profiler Player(以降KPP)でなんとかするしかねぇかも
という結論になったので、改めてKPPで構成するセットを作ってみた。
要件としては
USBでMIDI制御するためのMIDIスイッチが必要
ボリュームペダルとワウペダルは欲しい
KPSにあってKPPにない機能はあきらめる
ということにして、早速色々検討して
MIDIスイッチインタフェースはPAINT AUDIO MIDI CAPTAIN
KPP
HOTONE AMPERO ⅡPRESS
という構成になった。
配線
それでは配線から準備
MIDI CAPTAIN USB TYPE-B から KPP USB TYPE-A へUSBケーブルでMIDIコントロールする
AMPERO ⅡPRESSのEXPからMIDI CAPTAIN EXP1コントロールにTRSパッチケーブルでつなぐ
AMPERO ⅡPRESSのフットスイッチジャックとKPPのEXPコントロールをTSパッチケーブルでつなぐ
各種設定概要
MIDI CAPTAINの上段はKPPのEffect1~4のON/OFFとTAP TEMPO機能、下段はRigスロット指定。ExpressionはWAHを設定
KPPのEXP設定をMONO SWITCHに変更し、WAHのON/OFFに使う
KPP本体のフットスイッチの設定は、FX1,TEMPO TAP,FX2に設定し、FX1がWAHのときペダルのトゥスイッチによるWAHのON/OFFを確認できるようにしている。
概要はあっさり書いてあるけど、MIDI CAPTAINの設定って本体をPCにUSB接続して、表示されるフォルダの設定ファイルをテキストエディタで書き換えるというゴリゴリのハード仕様。ただしPAINT AUDIOのサイトにあるFW(ファームウェア)3.5以上のセットにはKPPという設定があって、説明に従ってファイルを入れ替えるだけである程度動かせるようになっている。個人的にはFW4の設定が動作的には理想だけど、挙動が好みではないのでFW3からいじった自作の設定を使っている。
KPPに関しては、普段通りRig Managerから設定すればすぐに終わる。
以上の設定で、Rigは1~5までフットスイッチだけで変更できるし、WAHもペダルのトゥスイッチで制御できるし、FX1,2,TEMPOも確認できる。
※ MIDI CAPTAINのスイッチでもTEMPO TAP機能を設定しているが、使いづらいので無視している。
タイトル写真がその実物だけど、MIDI CAPTAINに白いふたが貼ってあるのは、足で設定ボタンを踏んでしまわないためのカバー。化粧品の蓋w
実際に使ってみた感想としては、KPSではKemperの機能をかなり利用しているため、KPPの限られた機能では実現できない事もあるけど、省スペースだし軽いので、飛行機移動の場合はとても助かる。でもKPSの方が表現力高いので、できれば持っていきたいけどねー。