断酒351日目
今日は、母子手帳を受領するため、夫婦で有給休暇を取得した。
母子手帳の発行には、「妊娠届出書」や妊婦の身分証明書が必要であることから、役所が開いている時間帯に、妻は必ず出向かなければならない。
逆に言うと、夫が同伴する必要は特にないのだが、たまたま休めるタイミングであったため、折角なので、私も休暇を取得して、同伴することにした。
結果、これは「夫も同伴すべき」(もちろん、可能であれば)という感想を抱いた。理由は二つある。
まず、「妊娠届出書が受理され、母子手帳が交付される」というのは、「妊娠」という夫婦の出来事が、「公的な機関で認められる」ということである。
「おめでとうございます」と職員から伝えられ、手帳を渡されることによって、「実感がわく」のだ。
これは、まさに今、シーズンであるが、「卒業式」も同様であろう。
言ってしまえば、「卒業証書」という紙切れ(おい)をもらうだけなのであれば、別に卒業式に出なくても、筒に入ったアレを後日もらえばいいだけの話であるが、「それでいい」という人はあまりいないと思う。
壇上に上がって、校長先生から証書を手渡される。その一連の流れが、「卒業した」という気持ちを実感させるのだ。
母子手帳は、新生児~6才くらいまでの子の、育児に欠かせない事柄、検診、子どもの病気のこと等の情報が記載されている。(興味深かったのは、「うん〇の色」と、それが、どういう体の状態であるのか説明したページ)
その他、各種届出や、パパママ教室についての説明等、時間にして20~30分くらいだろうか。
一回の説明で全てを理解することは当然できないので、あとは、自分たちで、しっかり確認していかなければならない。
そう、「夫も同伴すべき」もう一つの理由は、ここにある。
母子手帳や、同時に渡される様々な書類について、担当者から直接説明されることにより、「ああ、出産・育児って大変そう・・・」と、夫も実感するからだ。
これが、妻が手帳をもらって、説明をきいて、夫に「もらってきたよ」で終わってしまったら、夫は「ごちゃごちゃ書いてあるね~」くらいの感想しか持たないだろう。
ちなみに、私の住む自治体では、「父子手帳」なるものも渡された。
「母子手帳の交付」は、「意識の醸成」という意味で、非常に有意義な「儀式」であった。
昼食に、回転寿司を食べに行く。妻は、生魚をあまり食べてはいけないため、寿司をほんの少しと、ポテトなどを食べる。オールフリーの樽生が美味しかった。
素敵な休暇でした。