断酒341日目
今夜は麻婆豆腐を作る。私の得意料理だ。
数日前の「私と酒」の記事の続き。
私は、チューハイやビールだけに飽き足らず、大学生にして、焼酎やウィスキーのロックもキメていた。
当時、下宿していた友人のアパートに、よく、泊りがけで遊びに行って、当然のように酒を飲んでいた。
とある夜に、友人とウィスキーを飲みまくって、「これはヤバイ」という感覚に陥ったこともあった・・・
日本酒を嗜むようになったのは、社会人になってからだ。酒で「美味しい」と思えるのは、やはり日本酒であった。
唯一、ワインだけは、全くハマることがなかった。高貴なイメージがあったからであろうか。
要するに、安いつまみと酒で酔えれば、何でもよかったのだ。
20代の頃は、酒にまつわる失敗をたくさんした。
雨の日に滑って転んで、顎が血まみれになったり、酒の勢いに任せて人に変な絡み方をしたり・・・ここには書けないアレコレも・・・
私は運が良かったと思う。
大学生~30歳くらいまでで、一通り酒を楽しみ、酒で得られる「刹那的な快楽」を経験した。(程よく失敗もしたが、致命的なものはなかったのが幸い)
そして、酒の正体に「気づいた」。
32~33歳のタイミングで、結婚~妻の妊娠と、酒から足を洗うのに十分なきっかけもできた。
コロナ禍も、「酒から離れる」という意味では、私には追い風となった。
酒のおいしいところだけを散々楽しんだ挙句、「もういいかな」と、別れを告げた。
そう、酒からの「勝ち逃げ」だ。
しかし、断酒に終わりはない。まだ「逃げ続けている」だけに過ぎない。
人生の終わりまで、酒を飲まなかったその時、「酒から逃げ切った。酒に勝った。」と言えるのだろう。
今日も、静かに酒からの逃走は続いている・・・