やっぱり大衆食堂が大好き トルコでロカンタを探して
Merhaba!(こんにちは!)
エーゲ海から、surf anneです🥰
トルコ移住を決めてから、
日本を離れることで生じる辛いことの一つに、
”行きつけの飲食店にしばらく通えなくなること”
がありました。
美味しい日本食が食べられなくなることだけではなく、
マスターとそのご家族の方々とも会えなくなってしまうこと、
大好きだった空間に足を踏み入れられないということ、
考えるととても胸が痛む思いでした。
「海外へ引っ越すからしばらく来れなくなるよ」
マスターの顔をみるとその一言はなかなか言えず…💦
私は、昔ながらの大衆食堂が大好きです。
こんな感じの…
まだ若い頃からその魅力に引き込まれてしまった私。
ローカルな大衆食堂の客層は、ほとんどが私よりも年上の男性たち。
お昼のランチ時にになると、サラリーマンのおじさんたちで溢れかえります。
しかし私は、おじさんたちに囲まれて食べることは全然苦じゃありません。
だって、それでこそ大衆食堂、おじさんたちに愛される食堂こそが安くて美味しい証。
お昼の混雑時は、そのような客層に挟まれ相席なんて日常茶飯事だったけど、全然平気。
そんなことを嫌がったりためらっていたら、何も成長しない。
私はあくまでも、この心温まる美味しい料理を食べたくて来ているんだから。
だから当然、同年代の女子たちとは行きたいお店の好みが合いませんでした。
会社のお昼休みに、
「ランチ一緒に行こうよ?
どこでもいいから良いお店知らない?」
と言われることがとっても苦痛でした。
(本当にどこでもいいの?
おじさんたちに挟まれて相席の、大衆食堂でもいいの?)
と心の声。
食堂で常連になると、マスターと世間話しをしたり、常連さん同士顔見知りになって挨拶したり、
時にはおかずを一品サービスしてもらったり…
そんな人と人の繋がりが本当に温かくて、
気がついたら求めるのは味だけではなくて、
そこにしかない空間そのものを愛し、食堂のご夫婦の顔が見たくて通うようになっていました。
トルコにいる今でも、元気にしてるかな~って
行きつけだったマスターたちの顔が思い出されます。
もちろん日本を発つ際は、
最後にちゃんと、しばしの別れの挨拶をしてきました。
「日本に帰ってきたら待ってるからね~」
「帰ってくるまで頑張ってお店続けてるからね~」と嬉しいお言葉♡
だからトルコへ来てもやっぱり自然と探してしまう。
大好きな大衆食堂を
心と心が通えるような、落ち着ける空間や味、人情を
トルコの大衆食堂は"Lokata(ロカンタ)"と呼ばれ、
ガイドブックなどにも掲載されている大型店から、
Google Mapにも未だ掲載されていない、
家族経営のこじんまりとしたお店までたくさんあります。
私たち夫婦が好きな、日本の大衆食堂に匹敵するようなロカンタは、
Mapにも口コミにも掲載されていないケースが多く、自分の勘を頼りに探すしかありません。
そうして見つけた、私の大好きなロカンタとセレクトした料理たちの一部を紹介します!
また、どこのロカンタでもテイクアウトが利用できます。
トルコ旅行でケバブロールなどに飽きたら、野菜サラダやちょっと胃の落ち着く煮込み料理など食べたくなるのではないでしょうか?
(私の場合はそうでした)
そんな時はぜひ、ロカンタでのテイクアウトが便利です。
せっかくの料理が冷めないように、保温効果のある容器にいれてくれるのでホテルなどでも温かいまま食べることができ、
パックに入ったサラダもテイクアウト用にあったりします。
旅行でトルコを訪れる際、気軽に訪れることができるのもロカンタの魅力のひとつです。
トルコ料理って世界三大料理の一つだし、
多種多様な料理に富んでいるのに、
そのことを知っている日本人てあまり多くない気がします。
「トルコ料理って何があるの?
ケバブとトルコアイス?」
なーんて、日本人の友人たちには言われていました。
本場のケバブは確かに美味しいし、実際お店も多いけど、
それだけじゃない。
トルコ料理って奥深くて美味しいものがたくさんあるんだよー!!
って日本人に叫びたい思いです。
ちなみに、一言でケバブといっても何種類もあり、
日本では一般的なケバブロールだけがケバブではありません。
最後は、私の一番お気に入りの行きつけロカンタ
Google Mapにも載っていませんが、残念ながら場所は秘密にさせていただきます。
観光客向けのレストランでは決して味わうことができない、料理、雰囲気、出逢い。
それらが詰まってるトルコの大衆食堂”ロカンタ”。
ロカンタでこそ、トルコ人が愛する家庭の味、本当の意味でトルコの食文化に触れることができるはずです。
ぜひトルコに来たら、
お気に入りのロカンタを見つけていただきたいと思います。