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心にハリウッド。サブカル中心。自分が有益だと思ったことを書きます。

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最近の記事

アキバ冥途戦争好きにマストな映画紹介「スナッチ」【豚と拳闘について】

上記は真っ赤なウソだが、メイド×ヤクザ×ガンカタの方程式から繰り出されるガン=オタ芸で、1話目から映画ブレインデッド顔負けの真っ赤な血の雨を降らせ、今期の血みどろアニメ枠にカチコミをかけてきた究極の出オ血アニメ、その名も「アキバ冥途戦争」 ヤクザをメイドに置換したらウケるよねー以外マジで何も考えてなさそうなその出オチ&生き急ぎぶりは尋常ではなく、2話目にして店の存続をかけた賭博黙示録、3話で地下格闘技、4話でブラック労働洗脳回ときて、次回は主役のメイド(35)のお誕生日会

    • 【映画ネタ】チェンソーマンOPの意外と凝ってるモチーフ選び

      話題のアニメ「チェンソーマン」OPの冒頭は特設タランティーノ公園と言えるほどに、タランティーノとコーエン兄弟の映画からの引用が多い。 冒頭の映画パロネタ全11本中5本、実に半数近くを彼らの作品が占めている。 露骨な依怙贔屓の理由は恐らく、バイオレンスをテーマにすることの多い両巨匠の映画はチェンソーマンという作品を表すモチーフとして最適だから。 一部で「ただ無節操にそれっぽい作品を並べただけ」とも言われるOPの映画パロだが、そのネタチョイスは意外と気が利いているというのが今回

      • チェンソーマン好きにマストな映画紹介①「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」

        ついに放送がスタートした異色のジャンプ原作アニメ「チェンソーマン」 冒頭から天使に悪魔に悪霊に暴力や禁煙やトマトetcをテーマにした実写映画のオマージュが炸裂する…そんなオープニングからも分かる通り、B級映画の雰囲気を漫画として再構成したようなテイストがこの作品の持ち味の一つだ。 個人的に好きなエピソードは原作7~8巻の通称「刺客編」 ここでは値千金な主人公の心臓を狙って、世界中から集結した殺し屋たちとの仁義なきバトルが次々と繰り広げられる。 やや邪道気味でも、何とも少年

        • 「インセプション」はハリウッド版「カメ止め」

          「インセプション」がハリウッド版「カメラを止めるな!」であることは論を俟たない。 どちらも公開時は着想の奇抜さや劇中のギミック面が話題になったが、その本質はモノ作りに関しての映画であり、人に夢を見せる仕事=クリエイターたちの奮闘を描いたドタバタお仕事映画だからだ。 この記事では「カメ止め」風モノ作り映画として見た場合の「インセプション」のストーリーを騙っていく。 夢を見ることを止めるな! インセプション大作戦! ~あらすじ~ ディカプリオ演じるコブはやり手の映像ディ

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          ロメロ版『バイオ』に見る中間管理職ウェスカーの奮闘記 ~キャラ紹介編~

          半年ぶりのウィルスとゾンビネタ。 新作タイトル『RE:3』とその前作『RE:2』の大ヒットも記憶に新しい和製ホラーゲームの代表格『バイオハザード』シリーズだが、その内容はモダン・ゾンビの生みの親、ジョージ・A・ロメロ監督の一連の作品群の強い影響下にあることはよく知られている。 偉大なるゾンビの父ロメロがしかし、今度は自作のエピゴーネンの権化のようなゲーム『バイオハザード』の実写版を監督する… そんな夢のような話が嘗てあった。 夢のような話が結局夢で終わってしまったのは、

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          【徹底分析】TENET テネット 難解カーチェイス考察【画面外で何が起きた?】※追記あり

          今秋最大の話題作そして難解作の『TENET テネット』 特に物語中盤のカーチェイスシーンにおいて、登場人物の画面外の動きが多すぎる(主にセイターとキャット)と感じたので、その点を自分なりに補完した各人物視点からの時系列順行動メモを作成した。 ポイント視点は主人公、セイター、キャットの三つ カーチェイスの間、キャットは常に順行状態で分裂しない 文字通り徹底分析なので、よりディープに考察したい人向け 基礎知識カーチェイスに参加する車は四台 味方の順行BMWと逆行SAAB、敵の

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          「死霊のえじき完全版」DVDは手放さないで

          先月発売になったゾンビファン待望のBD 『死霊のえじき HDニューマスター・スペシャルエディション』 CFにより実現した初の日本語吹替音声、各国の既発品からかき集めたテンコ盛りの映像特典に加え、初回限定生産のメモリアル・コレクション版には 伊藤美和氏の訳による幻のオリジナル脚本が付属するという豪華仕様。 こういう痒い所に手が届く製品のリリースが近年増えてきたことは一マニアとして大変に喜ばしい。 発売から早ひと月、この豪華版に満足し、長年連れ添ったハピネット版「死霊のえじき

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