日本縦断旅日記25日目 ~ 山口編 ~
さて今日は若干治安の悪い快活クラブからの出発。
快活クラブは駅チカになるほど客層が若干悪く、設備もいまいちになる気がする。
昨日はWEBサイト上では駐車場ありとなっていたが、二輪進入禁止になっていたため駐輪場探しに苦労した。
一応止められるところはあったものの、駅チカだったために既に自転車が大量に駐輪されていて、ビルの裏にあるいかにもいたずらしても分からなそうな駐輪場に停めることになった。
朝心配で見てみると、どうも夜間(0~8時)は門が湿られていたみたいで、人が侵入できなくなっていたため、はからずも一番安心なところに駐車できていたらしい。
そんなこんなで準備を済ませ、今日は山口方面へ。
最初の目的地は錦帯橋。
ここから30キロぐらいだが、Google Map先生によると1hくらい時間がかかるらしい。
岡山から広島の瀬戸内海沿岸に関しては、良くも悪くもそれなりに街が発展しているためなかなか進まないもよう。
仕方がないので、無心でバイクを転がす。
山口県に入ると有名な黄色のガードレールが出てきた。
正直若干薄汚れている感じがして、余り景観的にきれいには見えないような……。
さて錦帯橋近くの駐車場はどうやら砂利が敷き詰められているらしいので、少し奥にあるコンクリートの方の駐車場に停めることにした。
どうやら二輪は砂利以外の場所が用意されていたらしいが、場所が分からなかったので無難に奥の整備されている方を選択。
そこまで距離は無いが、どうやら錦帯橋の入り口方面とは逆側の岸になるらしい。
一応錦帯橋は有料ではあるが、チケットが荒れば再入場できるので、どちらの岸から入っても問題は無い。
さて錦帯橋を撮影しようと付近をウロウロしていると、恐ろしくのどかな空気が流れている。
若干これまた立地が微妙なせいか、まばらに観光客はいるものの、そこまで人の往来は激しくないので一番過ごしやすい。
川の水も地面が透き通って見えるほどきれいで、景観としては非常に完成されているような気がした。
山の方を見上げると、岩国城がそびえ立ち、ここら一帯を見下ろすことができるようになっている。
少し景色が気になったので行ってみようかと迷ったが、少し距離があるので今回は断念した。
錦帯橋を渡るチケットを買うときに、一緒に岩国城の内覧チケットも購入することができる。
さて少々のんびり散策した後、次なる目的地秋吉台へと向かう。
ここから約120キロぐらいあるので、少々頑張る必要がある。
秋吉台に向かうまでの道中でふと気がついたが、移動時間の計算がほぼ北海道時間(60キロ1h)になっている。
確かに信号も少なく、山の中に入っても道路が広くてきれいに整備されているので非常に走りやすい。
速度域は流石に北海道には及ばないが、広めのバイパスと同じぐらいのスピードは出ている気がする。
かなり走りやすかったので、バイクを転がしやすく、あっという間に山口市街地の方まで到着した。
大体ここから30分ぐらいで到着するので、思ったよりも市街地から行きやすい距離にある。
カルストというと四国カルストのイメージがあったので、酷道を抜けて山奥まで進む想像をしていたが、秋吉台まではかなり整備されていた。
あっという間に到着し、展望台へ登るときれいなカルスト地形が広がっていた。
ただ日本最大のカルストとされる秋吉台だた、正直迫力としては四国カルストのほうがすごかった気が……。
おそらく規模としては最大だと思うが、標高や道中の過酷さが全く異なるので感じる迫力も違って見えるのだろう。
展望台までの道は一応「カルストロード」と名がついているが、展望台よりも少し奥の方まで入らないとそれらしき道路を通れないので、若干時間が押していたが途中まで踏み込んでみた。
一旦気が済んだので、付近にある秋芳洞へ。
基本カルストと鍾乳洞はセットで存在する気がするが、地味に入館料が高くて鍾乳洞というものに入ったことはなかった。
もう二度とこないはずなので、腹をくくって今回馬鹿しは財布の紐を緩めて鍾乳洞のなかに入ってみることに。
すると流石にカルストとして最大級を誇っているだけのことはあり、中は迫力満点。
入り口の時点で圧倒的洞窟感を感じられるようになっていたが、中にはいってみると道や明かりは十分に整備されている一方で、だだっぴろい洞穴感があり、正直周りに観光客がいなければかなり怖かったと思う。
それぐらい空間としての迫力はあった。
入り口から一番奥の出口まで行くと、一応そこから出ることはできるが駐車場とからはかなり離れてしまう。
そのためはしの方まで進んで、また鍾乳洞の中を引き返すことにした。
外は時期的に少々肌寒かったが、中は良くも悪くも暖かかったので、帰りは汗をかき、ヒートテックも相まってかなり暑苦しく感じた。
さて、今日は夕方からオンラインで参加しなければならない幼用事があるため、若干急ぎ目に下関の方へ移動。
もちろん今日も快活クラブ。
MTGに参加するために、少々快活の値段が上がってしまうが、今日ばかりは仕方がない。
いろんなものをすっぽかしながら旅に出たが、必要最低限のことはしなければならないのだ……。
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