コテコテの格ゲーマーがスマブラでVIPを目指した話
初めに
お久しぶりです、スラグと申します。
まさか二回目のノートを書くことになるとは思いませんでした。
今回は基本何をするにも面倒くさがりな自分が自発的にノートを書くくらいには色々ありました。
内容はタイトルの通りです、今回自分語り多めで一万五千字超えと、ちょっと長くなっております。
スマブラ、楽しいです。
※友人とのわちゃわちゃをまとめただけなので特に攻略記事とかでもありません。
あとなんか最終的にステマみたいになってる、なんでだ…?
急にスマブラをやりたくなった理由
自分は大学生だった頃にスマブラ関連のちょっとしたいざこざがあり、スマブラ(特にガチ対戦)に対してかなり苦手意識を持っていました。
加えてBBTAGという格闘ゲームをそこそこ頑張っていたのもあり、スマブラを”持ってはいるけどやってない”状態のまま3年近く放置していました。
途中、ソラ参戦などでやってみたいなという気持ちになりもしましたが「今から始めたとてボコられるだけだしなぁ…」と再度遠ざけたりもしていて、今思えば勿体ないことをしたなぁ…と。
始めたてはボコボコにされるとかもうすべてのジャンルにおいて当然すぎるんですけども、まあこれに関してはよくある言い訳ということでなんとか…
そんなこんなで去年の秋頃までスマブラとは無縁の生活を送ります。
一応、普段からよく遊ぶ格ゲー仲間に一人スマ勢がいて、一緒にXの話などはしていました。(Xは持ってた)
当時身内でよく話のネタにしていた某ク〇キャラ列伝でスマブラが扱われ始めたということもあり、自然とスマブラの話をよくしていた時期だったと思います。
そんなとき、なんの偶然か身内の一人がスマブラを購入して遊び始めました。
そのプレイ画面を見ていたら、無性に自分もやりたいという気持ちになってスマブラを再ダウンロードしました。
ただまだこの時はガチ対戦(熱帯)には興味がないので、友人とオンで大乱闘をしようよという話になり、わちゃわちゃ遊んでたわけです。
その大乱闘の中でひときわ輝きを放ち、自分を虜にしたキャラがいます。
それがコイツ、
セフィロスです。
「いやこいつ絵面が強すぎんか」
うさ耳つけて飛びまわったり、スピリット付きレイジドライブでとんでもない速度で画面外に消し飛んだり、急に後ろから八刀一閃で突っ込んできたりするセフィロスで終始笑っていました。
この男、何してても面白いな…
特に試合途中に急にキレ出して翼生やすのが滅茶苦茶に好き。
「ちょっとこのキャラ使えるようになりたいかも」
そう思いつつその日は終了しました。
この日からスマブラをちゃんとやってみようという気持ちになったのだと思います。
ありがとう、セッフィー…
スマブラ、本格始動
「セフィロスを使いたいけど、あんまりにも下手だと無様なセフィロスばっか見る羽目になって嫌だからまずは基礎を学びたい。」
格ゲー仲間でもあり自分にとっては唯一のスマ勢の友人にその旨を伝え、スマブラの基礎を学ぼうのコーナーがスタートしました。
スタートした……はいいものの最初に大きな壁が立ちはだかります。
「このゲーム、キャラ多すぎないか?」
そう、誰使うか問題です。
自分が普段やっているBBTAGも格ゲーの中ではトップクラスにキャラが多い作品です。(53人?とかだったはず)
しかしスマブラはそれを遥かに超えるキャラクター数だったため、もう本当にどれにするか決められませんでした。
自「う~ん…」
友「最初はルキナとかでいいんじゃない?それか思い入れのあるゲームのキャラとか。」
自「任天堂のゲーム大抵めっちゃ思い入れあるから詰んどる。」
色々なキャラを模索し、最後に一つの答えを出しました。
ーーー最初に、自分にはとても良くない「悪癖」があります。
それが「飽き性」からくる「キャラコロ」です。
いろんな格闘ゲームをやっていますが、そのどれもでこれといった1キャラを使い続けた例がありません。
だから今回もこう言った答えを出してしまいます。
「全キャラ使おう」
自「番号順にマリオからソラまで使って全部録画しとこう。で、最後に繋げて成長を確かめたい。」
友「めっちゃ時間かかりそう。」
自「基礎覚えて、自キャラ覚えて、対策覚えてだと滅茶苦茶時間かかってしまう、全部まとめた方がいいと思います!!!!全キャラ教えてください!!!!」
友「俺シークとかマジで使えないけど…」
自「そこは自分のレベルアップも兼ねるってことでなんとか…win-winよ。」
友「win-win」
よくこんなクソみたいな条件飲んでくれたなと今でも感謝しています。
ありがとう、本当にありがとう。
※なお、ダッシュファイターについては大幅に性能が違わない限りはやらないことに決めました。
俺は!!オンスマブラマン!!(本編)
初日
初日は先ほどのやり取りの後、「まずはスマブラに慣れよう」ということで
マリオ、ドンキー、リンクを各一時間ほど使いました。
自「やっぱ最初はマリオでしょ~、ザ・任天堂!ザ・初心者向け!って感じがする。」
友「マリオは全然初心者向けじゃないぞ。」
自「嘘をつくな!!マリオは世界中のゲームファンが認める初心者向け!!初心者のヒーローに決まってる!!(駄々っ子)」
友「ヒーローが持っていい下Bじゃないだろ。」
そんなこんなでスタートし…
自「先生!!小ジャンプが出ません!!」
友「攻撃ボタンとジャンプ一緒に押すと最速小ジャンプ攻撃が出るよ。」
自「先生天才じゃないっすか!!」
簡易SJを知ったり…
自「先生!!なんか同キャラ戦なのに凄い速度差を感じます!!」
友「あぁ、シールドはジャンプとか上スマでキャンセルできるから一々止まって解除しないでガーキャンジャンプしていこう。」
自「先生天才じゃないっすか!!ガーキャン8スマ!!」
友「8スマ…?」
ガーキャン行動を知ったり…
自「先生!!生SJが全然出ません!!」
友「あっ…SJってムズんかぁ…そうか…そうだよな…」
自「先生!!」
トレモの内容が見つかったりしました。
初日は本当にただ遊んでみたという感じで全然勝てませんでしたが、今までスマブラで対戦することを躊躇っていたのがバカバカしく思えるほど楽しい3時間でした。
その日は解散後トレモで1時間くらいSJの練習をしてました。(トレモステージの端から端までSJで進みまくった。)
ちなみに初日のハイライトは、オンに行く前のプレマでの講習会。
自「復帰って基本的に上から言った方がいい?それともガンガン下から行ってでもいいの?」
友「自キャラの復帰技と相手の技次第としか…まあでも下からの方が追撃はもらいにくくなる、ちょっと吹っ飛ばして。」
自「(マリオ横スマ)」
友「基本下からの方が…(超崖下から届いたべレトの上B)」
友「あ、駄目だ俺コレに慣れすぎて復帰の概念バグってる。なんの参考にもならんこれ。」
自「先生…?」
友「ケースバイケースで…」
自「先生!!」
そんなこんなで初めての熱帯は世界戦闘力190万くらいで終わりました。
二日目
友「サムスとヨッシーの動画youtubeにあげといたよ」
心優しい友人の助けもあり二日目、サムス回とヨッシー回がスタートしました。
前日覚えたSj、ガーキャンなどに慣れるためこの日もとにかくシステムを使いまくろう!と必死こいてボタンを押し続けました。
とりわけサムスは昇竜持ちの弾キャラで、投げバ持ち、DAもバースト対応という性能だったためとても楽しく使えました。
(お前…フェリなのか…?)
ヨッシーは難しかった…空下強いな~って
この日も世界戦闘力は200万くらいでした、というか64勢はほぼ全員250行かなかったくらいです。
ルキナさんのコーナー
時はサムスを使っているときのこと、
友「いつ終わりにしようか」
3時間ほどやり、疲れも見えてきた頃だったので一旦休憩することになりました。
自「じゃあ次ルキナさんと当たったら終わろう。」
この適当な発言で各キャラ1時間以上やっていて、ルキナさんと当たったら終わりにするというルールが生まれました。
なんでわざわざルキナさんにしたかというと、
・そもそも自分がやっていた帯にルキナが少なかった
・ルキナ使いは丁寧に試合するイメージがあった
・そもそもルキナさんって押しに弱いから頼んだら断れなさそう
ということで〆のコーナーの担当になってもらいました。
三日目~五日目
友「カービィ回あげときました、それと一つ話があるんだけど」
友「フォックスは最後にしない?」
自「何故。」
友「アイツだけ64勢の中で以上に難しいのよ、というかこのゲーム全体で見てもかなり難しいキャラだと思うからなるべく後で触った方がいいと思う。」
自「御意。」
実際この判断は正しかったと思います、後のフォックス回は色々あって空気がヤバかった。
ということで三日目はカービィ回になりました、自分がそもそもカービィ大好きっていうのもあって凄く楽しかったのですが、このキャラがまあ面白くて。
やっぱり初心者帯ってガノンが滅茶苦茶多いんですよね、それに加えてまだ差し返しとか受け身とか全然できないのでやっぱり苦手意識がありました。
カービィはそのガノンもとい重量級に空前<空前<空前という「答え」を持っていたのが大きかったです。
これのおかげで気持ちが楽で楽で、それに加えDA,上強も強く、取りあえず振れる技の多さに凄く助けられました。
ただ、ルキナさんが全然来てくれなくて、計3日間 合計12時間も触ってました。
そのおかげか初めて戦闘力が200万から600万へ進み、気持ちに弾みがついたのを覚えています。
六日目~十三日目
ここから少し時間が空きます、友人と仕事の関係などでなかなかタイミングが合わず収録ペースが週1くらいに落ちていました。
ですので、合計8日ですが内部時間だと2か月くらいかかってます。
ただ、スマブラをやりたい気持ちは全然収まらなかった(前回のカービィが調子よかった)ため、セフィロスを使ってちまちまスピリット集めをしたり、トレモでSJや反転空後の練習もしていました(トレモは一日15分くらいで飽きてましたが…)。
あとは動画をよく見ていました、初心者向けの操作解説や大会動画、企画系の動画も多くてスマブラは動画勢にも優しいなと、自分たちももっとここら辺の数を増やしていきたいなと思ったりもしていました(特に企画系)。
ここからはピカチュウ<ルイージ<CF<プリン<ネス
とやりました。
順番が少し前後していますが、個人的な理由でネスは後にさせてほしいと自分が頼んだのでネスが11番目になっています。
各キャラに対しての軽い感想と各回の思い出。
ピカチュウ
動きが軽やかで凄くおもしろかった、空後ポケモン。
ただ滅茶苦茶早くルキナさんと当たったので3時間でフィニッシュ。
思い出が薄い。
そういやベク変について教えてもらったっけな…
戦闘力は230万でした。
ルイージ
正直オンで戦うルイージ全員即死しか狙わないのでやる前は滅茶苦茶イメージが悪かった。
ただ触ってみると各技凄く高性能で、「アクセントとして投げを食らったら即死する」って情報があると凄く強いキャラじゃない??ってなってた。
この回から「ターンを継続する」ということを少しずつ意識、上強お手玉を覚えます。
それと同時に受け身も頑張って始めました、ドンキー戦で後ろ投げに受け身が取れていなかったので、それを見かねた友人が受け身の存在を教えてくれました。(会得には時間がかかりましたが…)。
初日3時間、一回休憩を挟んで次は2時間、5時間やった影響か、一時700万まで行けてとても嬉しかったです。
多分日数が開いたことで思考の整理が入ったのだと思います。
最終的な戦闘力は500万でした。
キャプテンファルコン
CF、結果から先に言えばドはまりしました。
何振っても楽しい、そこそこ重いのでガノン戦による精神的負担が少ない。
ファルコン回は終始笑ってた気がします、いいキャラだほんとに…
テンション上がりすぎて自滅することも多くて、負ける時も「やりすぎた~」って感情が自分に向くのがとてもいいです。
それと個人的なお気に入りポイントなのですが、百裂を持っているキャラは小パンのヒット確認が凄く楽しく、小さな満足点を見つけられていたというのもモチベーションに繋がりました。
2日間、合計6時間やって戦闘力は500万でした。
この頃から「崖狩り」の意識を強く持ち始め、動画などでよく見るSJ空N<即降りをよくするようになりました。
最初はこのSJ空Nでジャンプを、その場には投げをしてライン回復をさせないということを目標に崖狩りの練習を始めます。
(回避と攻撃は試合中に”これしかしないな”と読めた時だけ対応して基本この2つは捨てです。)
プリン
スルメキャラ。
やる前はこんなに面白いとは思ってもみませんでした。
最初は何で勝てばいいか全くわからず、初日は3時間やってズタボロでいったん終了。
流石にキツくて、ここで初めてキャラ固有の解説動画を見ました。
そこで新たな技術を知ります、
ダウン連です。
このダウン連うたうをトレモで覚えて再度収録、明確に勝てる試合が増えました。
これにハマってプリン回はとても楽しかったです。
プリンも2日間合計6時間
最終的な戦闘力は400万です。
ネス
コイツも正直イメージが悪かった(後で理由は言います。)
ただ見るからに高性能だったのと空中機動力の高さが快適で、すぐに「このキャラ楽しい」と言ったのを覚えています。
特に崖でヨーヨーするの楽しい。
自「ネスの上B復帰ムズイね」
友「そっか…初心者には難しいよなぁ…そっかぁ…」
先生も何か気付きを得ていた。
今回もルキナさんがそこそこ早く来てくれたので2時間半で終了。
戦闘力は300万でした。
※収録後は大体身内で大乱闘して解散してました。
問題の十四日目
フォックス回です、地獄。
前々から難しいよと言われていたのである程度覚悟はしていました。
ただこの「難しい」の解釈を間違えてしまっていました。
難しいって「操作」のことじゃなかったんですね…
立ち回りの方だとは…
一言で言ってしまえば”繊細”、攻め能力がずば抜けてるなとは思いましたが適当な技一つで簡単に消し飛んでしまいます、無理な攻めはできない。
見たことない致命エフェクトいっぱい見れたな…
今までで一番負けこみました、自然と空気が重くなっていく様子は今思い出しても地獄だったと思います。
最終的に4時間程度使って戦闘力250万とかだった気がします。
ただこのキャラ、明確に強いと感じたので本当にフォックスに申し訳なかった。
64勢全キャラを終えて
一応フォックスの後最後にリンクも小一時間使いました。
最初に触ったキャラで一番やれていなかったからです。
そうして本当に64勢の収録が終わった後、
「64勢の中から一旦メインキャラを選んで、真面目に使おう。」
と提案しこの中で一番思い入れもあり、かなり使いやすかったリンクを使うと決めました。
(崖外に行かなくても復帰阻止ができて事故率が低いことに加え、64勢で唯一剣持ちで判定も強かったため。)
友「どこまで行くのを目標にする?」
メインキャラを選んだ時友人にこう聞かれ、内心(VIP踏むってのがそこそこ強いって聞くしVIP行けたらかっこいいよなぁ~)とは思いつつも、とても長い道のりになりそうだったので
自「とりあえず800万かな、なんか800万以上は中級者ってイメージがある。」
実際自分はスマ勢ではないので、根拠もクソもありませんがイメージだけの数値で一旦目標を決めました。
※実時間は約二週間ですが実際は2021年10月~12月間の出来事です。
始めると決めたはいいものの
BBTAGの大会がある
年が明けてからはなんだかんだ仕事が忙しく、友人も自分も集まってゲームをするという時間がありませんでした。
自分一人でゲームする時間はあれど、そういったときは大体積みゲー消化に徹していてスマブラをどんどんやらなくなってしまいました。
そのまま3月くらいに入ると「師弟杯」という格闘ゲームのイベントがあり、それに師匠側として参加することになったため、ますますスマブラから離れていきました。
※師弟杯とはほぼ月一でやっている格闘ゲームのイベント。
運営に選ばれたタイトルの「既存プレイヤー」が今回新しく始めた「初心者」を弟子として育て上げ弟子のみのトーナメントを行うという、コミュニティの再活性を働きかけてくれるイベントです。
(いつもありがとうございます)
自分は当時格ゲー界で隠居生活をしており弟子を取る気は全くなかったのですが、謎の(マジどうやって辿り着いたんだ)押しかけ弟子が表れて、師匠として色々教えることになりました。
マジでどうやってフォロワー10人くらいのレアキャラ使いにこの広大なネットの海で辿り着いたんだよ…
そして師弟杯も終わり5月、久しぶりに友人から話がありました
「7月にBBTAGの3on大会が東京であるんだけど一緒に出ない?」
師弟杯で少しBBTAGの熱が再燃していた自分は”これを本当に最後にしよう”と参加を決めました。
ちなみに友人は九州在住で会ったことがなかったというのも大きな理由でした。
(自分は東北で、知り合ったのは3年以上前)
そして7月の大会も終わり8月、EVOがありました。
2019年から3年ぶりのEVO!!有給使ってリアタイしましたとも。
で、この有給が大きくてですね、EVOの配信が行われていないタイミングで「せっかくだし部屋の掃除をしよう」となりました。
その時にGCコンと接続タップを久しぶりに手に取りまして、しかもその少し前にツイッターのトレンドで篝火8が話題になっていたこともあり
「スマブラ、久しぶりにやりたいな」
とスマブラの存在を思い出しました。
それでもEVO効果で格ゲー熱が再燃し8月も後半まで格ゲーをやっていました。
そして熱も少し落ち着き、本当に久しぶり(8ヵ月ぶり)にスマブラを触ります。
小ジャンプ出ねぇ…
ひっっっっさしぶりのスマブラ
なんとな~く最初はフォックスを選びました、理由はよくわかってないです。
多分全然使えなかったのが悔しかったからかもしれません。
「軽くフォックス触ったらリンク使おう」
そう思って触ったのですが、その日やけに調子が良く、急に500万くらいまで行けました。
急に勝てた理由が自分でもよく分かってないのですが、これが嬉しくて明日もフォックスを使おうという気持ちになりました。
これ嬉しくて今でも覚えてます8/23のことです。
この日からツイッターで、個人的に面白かったシーンを切り取った
「#今日のおスマ」を投稿し始めました。
これがモチベアップにかなり良かった。
目標
フォックスを使い続けるつもりはありませんでした、ただ
「DAが雑に強い」「復帰が素直だからやられても諦めがつく」「すぐ吹っ飛ぶのでこれも諦めがつく」という精神衛生上いいキャラだったので、言い訳が用意しやすく気楽に使っていました。
「勝てなくなったらやめよう。」別にそこまで本気でやりたいキャラでもなかったので気持ちよくなれる部分だけを吸うつもりでした。
その日、唐突に目標の800万へ行けるまでは。
現実
「滅茶苦茶かみ合ったなぁ~」
翌日、昨日の喜びからほくほくで仕事を終えスマブラを起動しました。
「流石に今日は負ける」
幸運がそう続かないことは理解しつつも、昨日吸った蜜が忘れられずにこの日もフォックスで潜り続けます。
そして案の定勝てません、ただ一回見てしまった快感を忘れられず、ずっとフォックスを使い続けていました。
新たな目標設定
「上振れとる…」
800万を踏んだ4日後、900万に行けました…
少し意地になってたところもあったのでこれがとてつもなく嬉しかった。
既存のスマ勢からすれば大した差はないだろと思うかもしれません。
ただ、何の情報も持たずにやっていた自分にとって戦闘力が100万違うことはとても大きい隔たりがあると思っていたので、この900万には特別な意味がありました。
あと800超えたあたりから露骨に「立ち回り」を意識してるなって相手が増えてきたのもあり、一つ別の帯に入った感覚があったので尚更です。
試合中に「待ち」が発生するようになったことに凄くワクワクしてました。
どんな対戦ゲームでも上手い人ほど「待ちの時間」がしっかりあると感じているので、スマブラでもそれを感じられるくらい慣れてきたことが気持ちよかったです。
真面目に使ってみよう
目標としていた800万、更にその上の900万にも届いたことで
「もしかしてVIP狙えるのか?」と思うようになりました。
ここで初めて「座学」にシフトします。
フォックスの上位勢が上げてくれた動画をいくつか見て、とっかかりを作り。
後は自分の脳内で言語化をし続けました。
動画を見たおかげで学ぶことが多く、その中でも
・DAからの基本コンボ
・フォックスは攻めと”逃げ”のメリハリをしっかりつけるキャラ
・バーストができる帯は基本それしか狙わなくていい
・各帯でやりたいダメージ稼ぎ
・苦手としていたマリオ、サムス戦の立ち回り
といったことはかなり大きな助けになりました。
本当に申し訳ないんですけどもこの時までコンボを調べたことはなかったです…
なんかDA<上強は重いキャラにめっちゃ入るな~くらいはあった…
あと空N飛び込み<百裂は簡単につながるなーって、
勿論空N<上スマは知ってました!初日に友人から「フォックスのメインウェポン」って聞いていたので…
言語化と実践
次の日から2日間ほど言語化に時間を使いプレイ時間はほぼありませんでした。(トレモで何%くらいからどの位置で撃墜できる、されるかみたいな調べものはしてた。)
言語化の時に「フォックスより速いキャラはそうそういないから基本スピードよりも技そのものを見よう」という意識を念頭に置いていました。
結局まとまったのが
・フォックスより技が速い(硬い)キャラだった場合(思考時の想定相手:マリオ、マルキナ等)
1:0~20:ガン逃げでブラスターを撃つ、もしくは空後を置いて稼ぐ
2:20~80:一番集中する。とにかく相手の飛びに空前や空Nで対空しつつDAを差し込める隙を逃げつつちゃんと見る
3:80~110:基本空N<上スマだけ意識する、キャラの重さに合わせてブラスターで微調整。この帯が一番逃げまくる、自分からはほぼ行かなくていい、大ジャンプで様子見しつつ無理して走ってきたところにや、焦れて大きな技を置いた所に空Nを置いたり差し込んだりする。
4:110~:稼ぎすぎてしまった場合。何ならブラスター130とか目指す。その後、空後だけ意識して振りまくる。相手もガードが増えてくるので投げもしていく、できれば上投げで空上の展開に持ってきつつ圧をかけて着地に上スマを狙いたい。
・フォックスより小技が遅いキャラだった場合(思考時の想定相手:サムス、ホムラ等)
1:0~20:まだ事故らないのでDAなどで思いっきり突っ込んでいく、絶対に逃がさない気持ちで走る。
2:20~80:置き技の硬直にしっかりダメージを与える、重いキャラならDA<上強お手玉を狙っていく。0~80は一気に稼ぐくらいの気持ちで粘着。
3:80~110:ここも稼ぐ、ただ無理はしない。重いキャラなら特にブラスターで焦らしたい。立ち回りで有利を取れていれば相手もねじ込みたいぶっぱが増えると思うので、ガーキャン上スマも狙いたい。基本はダメージ稼ぎ。
4:110~:隙に走って上スマとかを狙っていきたい、空後ねじ込みも然り。
大体この帯でも平気で生きてるやつらは飛びが緩いので上スマ対空ガンガンやりたい。
・何もかもが速いキャラ(思考時の想定相手:ジョーカー、ヒカリ等)
1:0~20:落ち着く、どっしり構えて引く。自分から試合展開を早くしない。大ジャンプ降り空Nなどで牽制を基本にする、ブラスターは差し込まれるかもしれないのであまり打ちたくない。フォックスの技が届く範囲だけちゃんと確認する(遠くのちょこまか動いてる相手は基本相手にしない。)
2:20~80:逃げ主体で投げと空Nを通す隙を見つけたい、当てたら次の展開では基本相手の逃げを潰す前提で深めに走ってDAとかしたい。速い相手は決着打を決めにくいので終盤への布石づくり。時間をかける。
3:80~110:意識付けが上手く行っていれば回避などの逃げ行動の数を減らせているので今度はこちらがスピードを上げて撃墜できる技を噛ませる。
4:110~:とにかく稼ぐ、多分ここまで来たらチキンレースになるのでブラスターガン逃げして追ってきたところにDAなどを差す基本ムーブ。できればもう文字通り何でも倒せる状態にしたいので160とかも平気で視野に入れる。(ジョーカーは…ちゃんと倒し切りたいね…)
・おっっっっっそいキャラ(思考時の想定相手:ガノン、キンクル等)
1~4:0~130:絶対に付き合わない。ずっと離れる。
マジで気を抜くと一瞬で事故るので復帰阻止とかもあんま行かない、稼いで稼いで稼いで、逃げて逃げて逃げて最後に空N上スマか差し込み上スマ。
基本この4つを軸に、相手キャラによって少しだけ対応を変える感じでした。
結構全部強いな~ってキャラもいてその試合の中だけの動きとかも多かったのであくまで個人的なセオリーです。
ただやっぱり自分の中でフォックスは「追わせた方が強いキャラ」という明確なイメージがつきました。
自分主導で行くと相手が逃げずに張り合ってきて事故ったときに立て直しが難しいなと。
そんなこんなで自分の中でまとまったのでオンに戻りました。
VIPチャレンジ
言語化は9/1から2日(言っても仕事終わりから寝るまでの3時間くらい)かけたのでこの時は9/3日です。
言語化をしたおかげで大きかったのが「負けた理由の洗い出し」が結構スムーズに行えたという点です。
勿論操作ミスや、相手がシンプルに上手いプレイをした時などは仕方ないこともあります。
ただ、それ以外は明確に試合のどこで自分から流れを壊してしまったかが分かるようになったため、かなり落ち着いて試合ができました。
その日に1000万に乗ることができ、現実的にVIPの門が見えました。
変に意識して力まないようにその日は1000万超えたタイミングでやめています。(800万乗れたあと集中力が切れて一時300万で転げ落ちた。)
そして翌日、仕事も終わり諸々の家事も済ませスマブラを起動。
VIPチャレンジに関して言えばかなり長い目で見れていました。理由としては800万の時にもありましたが、「好調が過ぎる」からです。
今自分が上振れていることが分かっていたので、いつ落ちてもおかしくないという思考がありました。
ですからまずは100万刻みでの安定を目指してコツコツとと思っていたのですが…
一晩寝かせてよかった…
その日、初めて世界戦闘力1100万。VIPに入ることができました。久しぶりにかなりの達成感を感じて、とてつもなく気持ち良かった。部屋の中で小躍りしてましたよ。ゲームの方から「君、スマブラ結構できるやん」って言われたことがやはりとても胸に響きました。そこそこ格闘ゲームをやってきて、大体のゲームで最高段位やそれに近い段位になることが割と特別じゃなくなってきていたので、本当に久しく忘れていた喜びを得ることができました。ただ、これも多分一つの始まりにしか過ぎないとは思っているので、次はコツコツとVIPの安定を目指して行けたらなと思ってます。(その前にDX勢やると思うけど)
結果
対戦の総プレイ時間は109時間(フォックスは54時間)
日数は(フォックスを使い始めて)約14日でした。
多分他キャラのとかぎゅっと含めたらちょうど一か月くらいかもしれないです。
前、格闘ゲームのプロたちがスマブラをするという企画で、速い人は確か7日くらいでVIPに入ってた気がするので平均的な速度であって欲しい…
その企画↓
これ逆バージョンもある(スマブラのプロがストVをやる)ので是非見てみてね。
めっちゃ面白いよ
その動画↓
各帯の感想
一応備忘録的なものになると思うので各戦闘力で思っていたことを簡潔にまとめていきます。
キャラ分布とか、ここから少しレベル変わったな~とか。
※基本的にラグが嫌なのと仕事の兼ね合いで800万以降は基本深夜帯でしかプレイしていません。
~300万
いわゆる逆VIPというやつらしい。(やってる途中で聞いた)
初心者帯と思いきや結構難しそうなコンボとかガンガン決められた覚えがある。
ただ、「その行動だけ練習してます」みたいな人が多く、基礎の動きを意識して動いているうちに勝っていた記憶があります。
多かったキャラはマリオ、ドンキー、ネス、プリン、ガノン、ロイ。
とりわけガノンが多かった、初めて2日目で自分はガノンに苦手意識がつきました。
それと基本凄くラグいし、屈伸、切断、捨てゲーも多かった。
屈伸とか久しぶりすぎて「やっぱスマブラって若い人多いんだなぁ~」って少し感動すらした記憶がある。
格ゲー村でこういうことするととんでもない速度で名前覚えられて対戦してもらえなくなるからね…
(そもそも気心の知れた仲以外で煽るなというお話。仲良くてもキレる時だってあるんだから。)
とくに屈伸に関してはネスとプリンがやってくるイメージがありました。(偏見です、真面目に使っている皆様申し訳ありません。)
だからネスが相手の時はちょっと身構える、今でも。(プリンはほぼ見ないからそんなイメージももう薄い、当たると「めっちゃ頑張ってますやん!!」って応援すらしてる。)
で、そんなネスは大体どせいさんTシャツ。お前屈伸はいいけど(よくない)やるならそのTシャツ脱げや…(どせいさん愛好家)
これでこの2キャラのイメージ最悪でした…
まあこういった手合いもすぐ見なくなったけど。
300万~800万
個人的にここら辺が団子だったイメージです。雑で申し訳ない…
多分運が悪けりゃ普通に転げ落ちる。
もっと細かく分ければ500万で一区切りつくかもしれない、ただ体感は一緒でした。
キャラはどのキャラも多く、特にこれといったキャラクターの印象はないです。強いて言うなら剣キャラが凄く多かった。
そのおかげで「自キャラの動きをしっかりしよう」と考えるだけで対戦ができたので凄く気持ちが楽でした。
特に何も意識してなかった帯だから記憶が薄すぎる…
800万~900万
ここ区切る必要ないだろ!って思うかもしれないけれどこことそれ以上には明確な差を感じました。
ここから先は考えないと勝てない気がする。本能でここ通り過ぎてたら多分天才なんじゃないかなソイツ…
ここで多かったのはジョーカー、ホムヒカ、マルス。
なんか順当に強いキャラ達だったんで逆に戦ってて楽しかったですね、なあなあで試合してると絶対負けるので。
ただ開幕八刀一閃ヒカリだけは許さない。
900万~1100万
各試合めっちゃ楽しかった、ちゃんと相手が何考えてるのか伝わってくるんですよね。
負けた試合も自分が急ぎ過ぎた場合が多かったし、勝った試合はちゃんと対応できたなって明確に感じることが殆どで、
「あぁ、今スマブラできてる気がする…」
と気持ちよくなってました。
ここで多かったのはマリオ、こどもリンク、マルス、ロボット、ジョーカー、ホムヒカ、そしてガノン…
お前なんなんだよ!!!!
なんでそこまでガノンで頑張ってるんだ…キャラカーソルを1つ左に動かせばもっと楽になれるのに…
結構考えさせられたのはロボット戦でしたね、凄く高水準なキャラだったので競り勝てない場面が殆どでした。
その分いかに先行するかというところに楽しさを見出せたのでロボット戦は結構好きです。
後はマリオ戦、最初は分からない+勝てなくて苦手だったりしましたが、これもゲームメイクをかなり意識して立ち回るようにしてからはとても楽しく、相手をしていて好きなキャラクターです。
その他印象に残ったキャラクター
クッパ。
最も苦手なキャラクター。
圧倒的重さによる撃墜しにくさ、高性能なガーキャン上B、空中攻撃各種。長期戦をどうしても行わねばならず、小さな被ダメが積み重なり、逃げ主体にしたくても空中攻撃がかなり厄介な相手。
このキャラ普通に強くない…?ガノンよりこっちの方がいい気がする…
ブレスに引っかかった時とかはもう最悪です、痛すぎる。
ヘイトとかは一切ないのですがシンプルに対戦してて困るキャラでした。
ポケトレ
これに関して言えばポケトレより「フシギソウ」って言った方が正しいですね。
ゼニガメ追い詰めたと思ったら凄いのに変わるんだもんなぁ…
特に空下と空上、ときどき空前。
何当たっても消し飛ぶ癖に別に足そこまで遅くないし、撃ち分けできる弾もある。
加えて飛ばしてもリザードンで復帰されるし…
滅茶苦茶困ってます、考えないといけないことが多すぎる。
特に上げるならこの二人ですかね。
まあ「あれ?これもしかして配信企画で上B縛りやってるのかな?」って思うくらいクライムハザードしてるクラウドとか…
空Nで崖狩りしてたら急に崖下にダイブするカムイ、シーク、ゼロサムとか…
変な意味で印象に残ってるキャラも多くいます。
対戦するのが好きだったのは圧倒的にルキナです、ホントに真面目な人が多かった。ルキナさんっぽい。
最後に
だいぶ長く書き連ねましたがスマブラの話は一旦これでおしまいです。
見ていますかあの日滅茶苦茶屈伸してきた挙句メッセージでも煽ってきたマルス…パックマン…
僕はその一週間後にはVIPに行けましたよ…
これをもし読み切ってしまったスマ勢がいたら「いやVIP程度ではしゃぎ過ぎでしょw」と思ってもそっとしておいてくれると嬉しいです…初めてなんで優しくして…
次はDXキャラでVIP目指したいですね、ファルコかルキナ(DX扱い)使いたいな~。
スマブラはまだまだ続けていくつもりなので、もしオンで当たった際はよろしくお願いします。
23時~03時くらいでバキのキャラ名になってるプレイヤーと当たったら多分自分です。
メイトとかは存在を知っていますがそこまでガチる気持ちはないのでチマチマオンを続けていこうと思います。
スマブラ勢も格ゲーも面白いよ(ダイマ)
スマブラやってすげーよかったなって思うところに、大会を見る楽しさが生まれたというのがあります。
今までよく分からなくて見なかったものが理解できて、尚且つ真似したい部分もある。そういった新発見の連続が今も続いています。
この楽しさをまだスマブラ未プレイの方にも知ってもらえたらなと思っています。
特に、スマブラは今でも常時オンに人が多くいて対戦に困ることがほぼほぼないです。
いつだって始め時ってワケ!!
逆にスマブラ勢の皆様も格ゲーの動画の「内容」が理解できれば面白いと思えるコンテンツが増えると思うので、始めてみて頂けると我々格ゲーマーは喜びます。ホントに、マジで。
今月はPS+で「グランブルーファンタジーバーサス」が無料配信されています。
それに合わせて途中ちょっとだけ話した「師弟杯」の開催も発表されたばかりです。
同レベル帯の友達も教えてくれる経験者も一気に作れちゃうお得期間です!
「格ゲーって難しいんでしょ?」「各ゲーマーって怖そう」「人いる?」みたいなことも気になるかとは思いますが、
難しい?→GBVSはかなり操作が簡単、スマブラみたいにレバー+ボタンだけで必殺技出せるよ。上級者も使うシステムだよ。
格ゲーマーって怖い→基本は優しい人の方が多いよ、特にGBVS勢は優しいイメージある。ストイックな人が多いから自分には結構厳しい。誰にでも突っかかってくるタイプの人はスマブラのオンで屈伸してくるタイプだと思っていいよ。
人いる?→今が一番いるまである、フリプ効果ヤバい。初心者だけの対戦会とか有志の方々が開いてくれてるよ!!
その他にも「ストリートファイターV」でプロたちがチームを組んで戦う「ストリートファイターリーグ」っていう人気の大会?が始まったばかりです。
↓9/6の開幕戦
動画見るだけでもかなり楽しめます。
動画ならこの前のEVOとか超おススメ
コレは二日目。メルブラ、グラブル、ドラゴンボールのTOP8
↓こっちは三日目(最終日)。KOF、鉄拳、ストV、ギルティのTOP8
PS4持ってないよ~って方もswitchでできる格闘ゲームはいっぱいあります
メルブラとか遊びやすくておススメです
メルブラもかなり簡単に始められるし、奥が深いゲームなのでやり込みがいもあってお勧めできます。
ただスイッチ版に人がいるかはちょっと保障できません…申し訳ないです…
この他にもPS4ならGGSTやDNFDuelなど面白いタイトルが沢山あります
どの格闘ゲームにも言えることなのですが、初心者はいつでも大歓迎です。
ツイッターでハッシュタグなどを使えば、お節介おじさん達がすぐに初心者コミュニティなり何なりを紹介してくれます。
大きいところであれば尚更です。
ですので、一緒に遊べる相手は思いのほか沢山います。
すぐ離れてしまっても大体皆一生そこに住んでるので覚えていてくれます。
気軽に始めて気軽に離れてしまっても問題ありません、それである日急にやる気になってくれたらそれ以上に嬉しいこともないです。
コイツ格ゲーのことになると急に早口になるな…
まあとにかく格ゲーもスマブラもめっちゃ楽しいよ!!ってお話でした。
僕もちょっとスマブラはまったりやりつつ、ずっとやりたかった格ゲーを触っていきたいなーって思ってます。
ファントムブレイカーとか、スカルガとか、アルカナハートとか、最近触れてないけどパワレンとか…
色んな所転々としてるのでもしかしたら今までで全く上げなかった格闘ゲームの中で出会うかもしれないですね!
その時も、対戦よろしくお願いします!!
おわり。