苦手から目を背ける子への個別サポート
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【けんしょう先生の今日のミッション】
今日は、苦手から目を背けようとするダイスケ(仮名)への個別サポート日記です。
ダイスケに「苦手にきちんと向き合わせること」
これが僕のミッションでした。
今日のダイスケは、スラスラと楽しそうに算数の問題に取り組んでいました。
しかし、ダイスケは少しでも難しそうな問題や苦手な問題が出たら、問題文も読まずにテキトーに答えようとしました。
もしくは、おしゃべりを始めたりふざけたりして、その問題から目を背けようとしました。
これは最近のダイスケの傾向でした。
しかし、そろそろダイスケは次のステージにステップアップする時期でした。
ダイスケにさらに自信をつけるためには、「落ち着いて勉強をしているだけでも凄い」というステージは抜け出す必要がありました。
ですから今日は、ダイスケが問題を考えもせずにテキトーに答えた瞬間を見逃さず、「ここ、間違っているから問題文から読み直そう」と伝え、
ダイスケがおしゃべりやふざけだすと、「今は勉強に集中するときだから、問題文からちゃんと読んで考えよう」と話し、
常に毅然とした態度で淡々と問題に向き合うようサポートしました。
自信を育む個別サポート
するとダイスケは、一気に不機嫌な表情になり、態度も一変。
姿勢も崩してダルそうに問題に向かいます。
問題に向かうといっても、それでもまだ問題文を読もうともしません。
ダイスケは、自分自身のこれまでの経験上、
どうせ読んでもわからない。考えてもわからない。
という気持ちなんだと思います。
だから、全くやる気が起きないのです。
それでも淡々と粘り強く声をかけ続けました。
僕「ダイスケ、頑張ろう。まずは声に出して読んでみて。わからなかったら教えるから!」
ダイスケはとてもふてくされた声で、しぶしぶ問題文を声に出して読みはじめました。
やはり、読めません。
問題文の漢字が読めず、言葉も意味を理解していないのです。
しかし、せっかく問題文を読み始めたダイスケ。
ここからは一気にダイスケのやる気に火をつけていきます。
「これはタイショウ、これはジク。対象っていう意味はね・・・」と、読めない漢字やわからない言葉が出ると、すかさず僕が読みや意味を教えていきました。
たどたどしくも問題文を読み終えたダイスケ。
ここで僕はすかさず
「なるほどね〜。つまりこの線の反対にも同じ図形を書けばいいってことか〜。」と
あたかもひとり言のように、その問題をダイスケが理解しやすいように要約し、口ずさみました。
するとダイスケは、スッと定規と鉛筆をもち、解き始めます。
ダイスケの学力のためには、問題文を理解するところまで一緒に読み込んでいく必要がありますが、今日の僕のミッションはあくまでも「ダイスケが苦手に向き合うこと」です。
目を背けてごまかそうとした問題に向き合い、一生懸命、問題文を読んで、そして実際に解き始めたダイスケ。
この過程を経験させることが、今日一番の大事なポイントでした。
ダイスケが解いてる途中、間違いがあるとその場でヒントを出していきました。
僕「ここってさぁ、こういうことじゃないかな?どうだろ?」
あくまでも教えるというよりは、ダイスケと一緒に解いてる雰囲気を心がけました。
解き終えたダイスケ。
僕「じゃあ赤ペン持って!自分で丸つけてみて!」
無言で丸付けするダイスケ。
僕「おぉ!正解じゃん!すごい!よく解けたね!ダイスケちゃんと問題文から読めば解けるじゃん!」
もちろん最後は褒めちぎりました。
すぐには表情やテンションを切り替えられないダイスケでしたが、達成感のある表情をしています。
その後は僕も、必要以上に機嫌をとることせず、
「今日も頑張ったな!お疲れ様!」といつも通り接しました。
親御さんへ
「ありのままでいいよ」「好きなことをやろう」「苦手より得意を伸ばそう」「無理する必要はないよ」など、今、世の中には優しい言葉があふれています。
もちろん、それはその通りです。
例えば苦手を克服するよりも、得意を伸ばしたほうがはるかに自信は育ちます。
しかし「自分の課題に向き合う」ということは、子ども達がこれから社会に翔び立ち力強く生きていくためには絶対に必要なことです。
根本的に苦手なことを無理して克服する必要はありませんが、それは目を背けていいということではありません。
目の前に解決したい課題があるとき、困難なことや苦手なことに向き合い、そこをどのように解決していくか考え、行動する力は、人生を切り拓いていくために必要なことだということは、大人の僕たちが痛いほどわかっているはずです。
苦手に向き合う経験も、意図的にサポートすることでお子さんの自信に繋がります。
ちなみに今回、僕がダイスケに毅然とした態度で淡々とサポートできたのは、ある意味、僕がダイスケにとって親ではない第三者だったからというのもあります。
親にしかできないことがあるように
親だからできないこともあると思います。
そんなときは、無理に親として頑張ろうとせず、外の環境に委ねることで、親子は一緒に前を向いてお子さんの成長を応援できることもあると思います。
お子さんが人生を力強く切り拓いていけるように、勇気と自信を育んでいきましょう!
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