右と左
インタ映えは左から
録画していたヒューマニエンス「右と左」の回を見た。
人類の9割は右利き。約70億人。
残り1割は左利き。約10億人。
俳優やアナウンサーなどの写真は、左向きから写していることが多い。
これは左側の顔面の方が、表情筋が豊かに動くからだという。
脳の神経は交差する。
だから右脳は左半身の筋肉を動かし、左脳は右側の筋肉を動かす。
この差が写真の表情にも出るのだそうだ。
右脳はイメージや空間認識・直観知や感情の読み取りなどを司る。
また右脳の方が脳の処理量としてよゆうがあり、表情筋を動かすときも使いやすい。
反面、左脳優位の人は右側を見せる。
イギリス王立協会の肖像画は60%が右向きで描かれているという。
これは権威や知性を示すため。
見ている人には「絶対者」という印象を与え、大衆との距離をとることを目的としている。表情も乏しく読みづらい。
頭ばかりを使っていると、表情筋は退化しやすい。
野口整体でも知性の発達した上下型1種は、「感情の色盲状態」と評されるほど人の感情面に鈍感になりやすい。
これは左脳優位の脳機能バランスがあるためだ。
逆に2種体癖は他人の顔色をうかがうクセがあるが、右脳が過活動しているから。
カウンセリングと右側
カウンセラーや医者はよく右側に座る。
これも理由がある。
人体にとって、左側は急所だ。心臓がある。
だから右側に相対して座ることは、互いの急所をお互い隠したまま話すので、安心感が生まれやすい。
逆に武道家や空手の立ち合いなどは、左に動くことが多い。
左側をとることが急所を狙うことを意味するからだ。
右側に座ると場がリラックスしやすい。
左側に座ると場が緊張しやすい。
そういう傾向がある。
具現化系と左利き
ハンターハンター38巻でエイ=イ一家の構成員ジェラートが、具現化系の能力を発現したビレに向けてこう言っている。
「左利きが具現化系に多い」と。
これも脳機能の違いから来る。
先述したとおり、右脳はイメージや直観知を司る。
それを念能力的に表すと「具現化系」、つまりイメージする力の強い念タイプになる。
具現化系は右脳が発達してるから観想力がつよいのだ。
右と左には明確な違いがって、その優位差はタイプ論として分別できる。
野口整体だと、左右型は3種が右側が緊張しやすい。肝臓がつねに緊張している。
逆に4種は左側が弛緩しやすい。胃や腸の力が抜けやすい。
身の回りにある右と左を機能的に考えてみると、発見は多い。