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プレッシャーを楽しむ覚悟。
こんにちは、珈琲日記の小林です。
これからカフェを開業したいと思っている方々。
たくさんいらっしゃると思います。
昨年もたくさんのカフェが閉店しました。
あ、珈琲日記もそのうちの一軒か。。笑
身内やお友達からも、いろいろと厳しい意見ももらうと思います。
でも、やりたいことはやれるうちにやった方が良いです。
やったことのない人の意見や失敗した人の意見は、ほとんど参考になりませんので、ご自身がどうしたいかだけだと思います。
自分が作ったものにファンが付く。
ということはとても幸せなことです。
小難しい経営学もほどほどにしておかないと、一番大切な
「人に喜んでいただく」ことを忘れてしまいます。
コーヒーの技術、紅茶の技術、ドリンク全般の技術、お菓子の技術、焙煎の技術、接客の技術。
いろいろな技術がありますが、全ては大切な人々に喜んでいただくために必要なもの。
まずは、ご自身が楽しむこと。
周りの人に喜んでいただくことからコツコツとスタートしてみてください。
ただ、それ以上に、ご自身の
「やりたい」
という気持ちが大事です。
お金がどうとか、経営がどうとか、どうでも良いです。
「本気でやりたい」という気持ちが、全て解決してくれます。
その強い気持ちが無ければ、辞めた方がよいと思いますが、本気ならばうちのプロデュースなど受けなくても、お店はオープンできますし、成功することもできます。
逆に、プロデュースを必要とする方々は、プレッシャーを楽しむ覚悟が必要かと思います。
現在プロデュースしているお店が数件ありますが、
「珈琲日記がプロデュースしているだけで安泰ですよね」
と、良く言われます。
もちろん全国に常連さんがいますので、どこでオープンしても、お客様が来てくださるのは早いです。
しかし、逆に開業したご本人たちのプレッシャーもすごいはずです。
「珈琲日記プロデュースだから」という前提だけで、ものすごい高さのハードルが立ちはだかります。笑
珈琲日記がどうこうではなく、良くも悪くも、比べられるということ。
それを覚悟の上でプロデュースを受けるクライアントさんを私は本当に尊敬しています。
そして、ご本人たちはとても真面目なので、
「珈琲日記の顔に泥を塗りたくない」という気持ちが強く、必死で味を守ろうとしてくださいます。
他人に教わらないというのは、それはそれで独学の大変さがあります。その反面全ては自分のせいなので、考えようによってはとても気持ちが楽です。
一方、誰々に教わったとか、どこどこで修業したということが表にでてしまうと、そこの看板を傷つけないようにというプレッシャーがかかります。
もちろん教える側や、修行させた側へのプレッシャーもありますので、お互いに覚悟が必要です。
「あの人に教わったのに」とか「あの店で修業したのに」
と言われます。
だからこそ、お互いにがっちりとした信頼関係が必要になります。
現在、間借り営業でスタートした、牛込柳町の
HACHI BAKE&CAFE
は、いろいろなことを安心して任せられる母娘です。
とても信頼しています。
「お店をやりたい」という気持ちが人一倍強い二人。
だから、いろいろなプレッシャーに絶対に負けない。
娘と一緒にお店をやりたいと言った母親は、私と同世代。
この歳から、新しいことをたくさん覚えなければなりませんが、本人は全然大丈夫。笑
すごいなと思います。
私の意志を受け継ぐ人たちは、全国にたくさんいます。
15年以上続くお店がたくさんあり、本当にすごい人たちです。
ただ、現在のクライアントさんたちがよりすごいのは、珈琲日記が現在進行中である中でのプレッシャーを楽しんでいることです。
「本気でお店をやりたい」
ならば、是非やってみた方が良いです。
どんな時代でも、うまくいっているお店はあります。
うまくいかないお店は、どんな時代もうまくいかないです。
自己満足だからです。
大切なことはいろいろありますが
まずは
「人々に喜んでいただきたい情熱」
だと思います。いろんな意味で。
私ができることは、その背中を押して、確実なものにすること。
今年も、みんなでたくさんのプレッシャーを楽しめるといいなあ。