運のよくなる床屋の見分け方
こんにちは。スピ研といいます。今日は長年理容師として働いてきたぼくが出会った「運のいい人」・「お金持ちの人」と、その人たちが選ぶ床屋の特徴についてお話してみたいと思います。
散髪や顔そりは、自分を磨く行為です。
運のよくなる床屋を見分けたいとき、絶対に見てほしいのは店の入り口と床、そしてトイレも含めた水回りです。
掃除が行き届いているのが当たり前と思われがちな床屋ですが、切った髪を床に落とすので、掃除がかなり大変な環境です。
でも、店の入り口や、床や、水の流れる場所を常にきれいにしている床屋は、お客さんの運を良くします。
散髪や顔そりは、自分を磨く行為です。
磨くとは、陰陽道に通じる行為でもあります。散髪して自分を磨いたあと、きれいな床を歩いて外の世界へ運を掴みに行ってほしい。そしてまた、掴んだ運をもってここへ戻ってきてほしい。
床がきれいな床屋は、風水の観点からみても幸運を循環させるパワースポットになりえます。常に水が流れている場所でもありますので、金運にもとても関連のある場所なのです。
では、なぜそう思うようになったかをお話していきますね。
「おう!カリスマ。金玉ついてんのか?」
ぼくがまだ新米理容師だったころに働いていた理容室は、世田谷の一等地にありました。立地のせいもあって、有名企業の社長や役員、経営者、オリンピック選手まで……
世の中で一流、成功者といわれている人たちが、ぼくの働いていた店には来ていたのです。
なかでも、オリンピック選手を育成している(先生と呼ばれている)お客さんは、店に入ってくるなりいつもぼくの股間を掴んできて声をかけてくれました。
「おい、カリスマ。お前ベンツのるか? 俺の車、お前にやろうか?」
その先生はぼくのことをなぜかカリスマと呼んでくれ、たまにこんな冗談を言ってはからかってきました。
股間をつかまれてちじみあがっていると……
「ここはなぁ、運のよくなる床屋だ!」
椅子にドカッと座るなり店中に聞こえるような大きな声で、先生はそう言いました。
その次に働いた店は、オーナーがもと理容師ということで、理容室と美容室を経営していました。
個人経営ながら繁盛しているようにみえましたが、ぼくの給料はとても安くて、税金が払えないくらいに生活は追い詰められました。
後で聞いた話ですが、その店の2店舗のうち1店舗は、オーナーの彼女が出資していたらしく、給料の低さにたまりかねてぼくが辞めた後、オーナーはその彼女とも別れてしまい、お店も1店舗だけに縮小したそうです。
さて、二つの店を経験したぼくは、先生が言っていた「運のよくなる店」について深く考えることになります。
働いていたころは気づかなかったけれど、二番目の店と最初の店の違いは明らかでした。
その違いとは、「風水」でした。
実は、最初の店のオーナーは中国や台湾の文化が大好きで、よく旅行にもでかけていたし、中国人の友達も多かったので、その友達から本場の風水のアドバイスをもらっていたのです。
店の入口は鬼門の北東にあったので、常に掃除を徹底するようにと、オーナーからは厳しく言われていました。
ぼくは玄関掃除の役目をもらっていたので、ドアや窓を磨きながら、店の前を通る常連さんに挨拶したりして顔を覚えてもらっていました。
特にオーナーがこだわっていたのは床掃除で、週に1回はワックスをかけてピカピカに光らせていました。
「自分でやることも大事だけど、たまには専門の業者にお願いして、床にお金をかけることが大事なんだよ」
オーナーはそう教えてくれました。
次にトイレ掃除ですが、トイレだけはなぜかオーナーが掃除をする場所になっていて、どうやって掃除をしていたのかは見ることができませんでした。もしかしたら、何か秘訣があったのかもしれません。
一つだけ覚えているのは、トイレでよくお香を焚いていたことです。これも、風水の考え方からオーナーが自ら実践していたようでした。
風水の吉方位(方角)の観点からみると、最初の店は川の河口付近にあり、水の流れる場所、つまり金運に恵まれる場所でもありました。半径1キロ以内に駅があり、人の流れが滞らなかったのです。
オーナーは、鬼門の北東を常にきれいにすることを、時々自分に言い聞かせるようにつぶやいていました。
ぼくは、二つの店を見比べてみて初めて気づいたのです。
環境で人は変わる。運も変わる。
ぼくにベンツをくれるとからかってきた先生が「ここはなぁ、運のよくなる床屋だ!」と言っていたことを思い出し、妙に納得してしまいました。
いかがだったでしょうか?
床屋は選び方次第であなたの運を上げてくれる、パワースポットになるかもしれません。疲れていて癒されたくて、あの熱い蒸しタオルで顔をむされる快感を求めて床屋に行きたくなる方もいるでしょう。どうか、どうせ行くなら運が良くなる床屋を選んでいただきたいです。
料金の高い、安いはあまり関係ありません。方角までとは言いません。ぜひ、今行っている床屋さんの入り口や床、水回りを見直してみてください。
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