『ランニングをした時横っ腹が痛くなる理由』
こんにちは‼︎
今月末ウチの台所でお片付け講座があるらしく、副院長が「講座まで散らかった状態をキープする‼︎」と片付けない宣言を堂々としていたのを見たジパングの院長です。
今回の記事はこの”note”でかきたいと思います。見やすくなると思うし、インスタだと字数制限で書けなかったことも存分に書けそうなのでこっちで書いてみます。よろしければお付き合いください。
今回は東洋医学教室ばりの内容を書いていきますのでよろしくお願いします。
今回は以前ご質問のありました、
【ランニングをした時横っ腹が痛くなる理由】を解説して行きたいと思います。
脾臓から考える
結論から言うと脾臓が関係しています。脾臓は古くなった血液を壊して排泄していく役割がありますが、血液を”プール”するという働きもあります。血を脾臓に溜めて、運動した時など血や酸素が足りなくなった時に、脾臓に溜めた血を送り出すんですね。
そのため、大動脈から比較的早めに分岐します。
#血を貯めるために
運動をするってことは、『血液』を大量に消費します。わかりやすく筋肉に着目して考えますが、筋肉を動かすには血液(酸素)が大量に必要になるわけですね。運動して心臓がドキドキするのも筋肉に血を送るためです。
で、持久走やランニングをしていて身体にある血が足りなくなった時に、脾臓に溜めてた血を使うわけですが、
#常々使ってはいるが
その脾臓に溜めた血が少なくなってきた時に、横っ腹が痛くなるわけですね。特に左側ですね。
東洋医学の『脾』と現代医学の『脾臓』の違い
現代医学の脾臓は、上記に書いたように、血(赤血球)を壊す、血をプールするとあります。
#そういえば大阪では駐車場のことを
#モータープールって言うみたいだけど
#他の地域ではどうなんだろう
そして東洋医学では全然違います。東洋医学の『脾』は、イメージでは食べ物の栄養を吸収して細胞を育てたりする働きとされています。
ちょい待てと、『脾臓』と『脾』は真逆の様な働きやんけ!どうなってんねん!という方がおられそうですが、昔僕も同じように叫びました。
そうなんです、脾臓と脾は全然違います。それはどうゆうことなんでしょう?
それはどうゆうことなんでしょう?
ここで東洋医学の肝臓ちゃんの登場です。東洋医学の肝臓を【肝】と呼んでいきます。肝は東洋医学的な働きは「血を蔵する」とあります。
#もちろん他にも色々あるぜ
簡単に説明すると、蔵するは血液をプールする、という意味で、必要に応じて血液を流すみたいな作用がありますが、これってさっき言った脾臓の作用に似てるよね?って感じです。
ややこしですが、現代医学の『脾臓』は東洋医学の『肝』の働きと一致してる部分が多く【現代医学の『脾臓』≒東洋医学の『肝』】として考えれます。
#ややこしい
なので、東洋医学の『脾』は臓器そのものというよりは、《働き》を言ってるわけです。
#簡単にいうとね
肝臓は現代医学も東洋医学も似てるところが多く、血を蓄えたり、モノを代謝したり、物質を合成してりします。若干東洋医学の『肝』の方が大きな範囲を言っていますが今日は詳しくはしません。東洋医学と西洋医学の臓器の考え方は実は結構ややこしいのです。
まとめると、
東洋医学の『脾』は栄養素を吸収して細胞を育てる。
現代医学の『脾臓』と現代医学の『肝臓』東洋医学の『肝』は一致する部分が多い
って感じです。
肝臓から考える
右側の横っ腹が痛くなる理由を考えていきます。
肝臓も運動した時に血を送っているわけですが、運動して血を消費した時、脾臓とか他の場所から血を引っ張ってくる時に肝臓関係の血管をギューっと収縮させるわけですね。ギューっと収縮させて、スピーディーに血を肝臓に流しこむわけです。その時に右の肋骨の下や脇腹が痛くなったりします。
このギューっと収縮するのは運動だけじゃなくて、食べ過ぎやストレスやウイルスにかかった時など、結構みんな起こってます。それでいろんなところが痛くなったり、胃の不調が出たりなどなどあります。
それを調整するのが鍼灸治療なんですけどね。
また、肺の問題で横っ腹が痛くなったりなど他にも原因は考えれますが、今日はこんな感じで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上で〜す‼︎