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【ホラー映画】仄暗い水の底からを見た感想 (ネタバレ注意)
仄暗い水の底からがYouTubeの方で公式さんの期間限定公開されていたので見てみました。まあ怖かったですね。
少しネタバレありにはなってしまうのですが、やっぱり幽霊の女の子がお母さんを貯水タンクに連れていってしまうシーンが怖いですよね。
それに最初からずっと雨も降りっぱなしで天井の雨漏りも酷くてジメジメっとした感じがまさに日本のホラーって感じがしましたね。
それに連れて行かれたお母さんがはっきりとどうなったのかを明かされないのがホラーって感じで良いですね。
一応は行方不明という扱いにはなっていますがおそらくはもう死んでいるんだろうなって思っています。
お母さんが連れて行かれてから一気に10年後に経過していてお母さんと子供が一緒に住んでいたマンションもすっかりと廃墟になっていましたからね。
ということはお母さんももしかしたら貯水タンクを開けたらいる可能性がありそうですよね。そしてそのまま10年も見つからずに時間だけが過ぎたのかなとか思ってしまいます。
そう考えると少し寂しいものもありますね。あとはお母さんが娘の親権を得るために葛藤していた日々もなんととモヤモヤしますよね。
他の人から視たら精神に異常をきたしたお母さんに見えますけど、その周囲では女の子の幽霊がちょっかいかけて来ていて本当に大変なんですよね。
だからこそのモヤモヤ感というのがありますよね。たしかにこれは邦画だからこそっていうのはあるかもしれませんね。
ものすごく繊細な感じがしますよね。そして映画を全て見終わった後にものすごく清々しいEDなのがギャップがあって良いですね。
ジメジメしたどんより空がEDでは宇宙まで届きそうなぐらいに広がっている青空みたいな清々しいスガシカオのEDが待っています。
見事にやられたなと思いましたね。なんか言い表せないギャップにやられましたね。
本編はジメジメしててEDが雲1つない青空が広がっているというのが1つの物語がスッキリと終わったんだなと思わせてくれますね。
仄暗い水の底から人間関係の嫌な感じとかが結構丁寧に作られているような気がしますね。天気もジメッとしてて人間関係もジメッとしてて全てがジメッとしていますね。
なので終わりぐらいはスッキリしていたいということなのかもしれませんね。そしてこのジメッとした人間関係が本当に誰にでも起こり得る日常感があるんですよね。
幼稚園で男の子が先生と園長みたいな人にダブルで詰め寄られて怒られて容赦なく泣かされるシーンとかまあすごいなと思いました。
幽霊も怖いけど悪意のある人間もやっぱり怖いんだよね。