新地蔵峠とForest road
序章
スポーツの日の連休で天気も上々、しかし娘の部活の送り迎えでロングライドはオールアウト。
日曜日は松代中学の体育館で練習試合があり、12:30頃迎えに行かねばならない。
朝、送って行ったら貴重な午前タイムにラウンド出来る所はといえば、松代の新地蔵峠か?
新地蔵峠のヒルクライムはキツくて、避けて通りたいところであるが、これも自分に課せられた試練だと言い聞かせ、久しぶりに峠への重いペダルを踏んだ。
2024年10月13日 日曜日
朝8:00
娘を送った後、松代中学校近くのショッピングモールの駐車場に車を停めて、「長野県道35号長野真田線」を新地蔵峠までの14kmをひたすら登る。
今日のバイクは「MARINの29er」
新地蔵峠とあるので旧地蔵峠があるはずと、地形図を見てみると新地蔵峠の東側に地蔵峠と記載がある。
以前に旧道を探索した事があり、旧道沿いには、廃墟となった民家がそのまま残されていた。
昭和四十三年長野―真田線が未完成ながらも開通の通びとなって、それ以来放置されている様だ。
この県道35号線、通称「地蔵峠」は、その昔上田城下と松代城下を結ぶ松代道として、また、北国往還の脇道として重要な役目を果たした。
土地を悪いものから守り安全祈願などから、石地蔵が祭られ、いつの世にか「地蔵峠」と称せられるようになったという。
この新地蔵峠迄やっとのおもいで登り上がると、県道35号線を逸れて松代町西条地区に下る「林道 山の神線」に入る。
もう一息、僅かな登りをこなすと、コンディションの良いグラベルロードとなりダウンヒルが始まる。
林道沿いの森は「長野市西条財産区」に指定され、手入れがされた綺麗な杉やカラマツの森だ。
また、長野市民の水がめの一つ「西条水源」の一部で水源量は500㎥/日(湧き水、表流水)富栄養素を引き起こす窒素やリンが少なく、ミネラルが含まれたおいしい水が飲めるのも、適切な森林管理のおかげだという。
ただ樹林の中で、遠望が楽しめないのが難点だ。
今朝は冷んやりとしていて、汗をかいた身体を冷やさない様に、ジャケットを羽織った。
紅葉にはまだ早くて、落葉も進んではいないが、木漏れ日と影のコントラストに夏の名残りを感じた。
暫く下って行くと、「林道 桐宮線」のY字路となり、西側は「稲葉」という地籍の山村集落へ、北側は「宮野平キャンプ場」を経由して、ダムのある県道388号線で合流する。
開けた場所から見える里山、林道脇の沢の流れ、春に訪れた時見つけた立派な山桜など、午前中のアルバイトとしては、ハードで充実したライドだった。
松代町内に戻って来ると、折しも「松代藩真田十万石まつり」が盛大に行われていた。
車に戻り片付けをしていると、練習試合を終えた娘が戻ってきた。
明日は戸倉上山田中学校で一日中試合があり、朝夕送り迎えだ。
さて、何をして時間を潰そう…
Bird's eye view
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