歌には息がすんごい重要

前の投稿でも少し書いたように、歌には息がとても大事。息を出さなかったら歌うどころか声すら出ないからね。
わかりづらかったら、声を出している時に口に掌を当ててみるといいよ。かすかに息が漏れていると思うから。

で、今回の投稿では、ボイトレに通い直したことで、改めて息の重要性に気づいた話をしたいと思う。いや、まじで大事だから、これから歌の練習を始める人だけじゃなくて、すでに練習している人も読んでほしいな。

息がないと歌えないの。これ大前提。

タイトルの通り、息がないと声が出ないから歌えないのよ。

簡単に言えば、声は肺から出た空気(息)が喉にある声帯を振動させることで出るもの。息がないと、声帯が振動しないから声も出ない仕組みなわけだね。歌声も当然声帯が震えて出るものだから、息がないと歌えないんだ。

だから、歌う前にはしっかり息を吸う必要がある。そのやり方は腹式呼吸だったり、腹圧呼吸だったり、胸式呼吸だったり様々あるよ。

ただ、歌う時は基本的に脱力した状態が好ましい。「息は大事だからいっぱい吸わないと」みたいに考えていると、無理に息を吸いすぎて体全体が力んで逆に歌いづらくなるから注意ね。呼吸は大事だけど、あくまで脱力した状態でスッと息を吸い込むようにしてみて。

歌う時は息をせき止めないように。変な癖がつくから!

ここから歌う時の息について話したいんだけど、その前にぼくの失敗談から伝えるね。

ぼくはR&Bっていうジャンルの音楽が好きなんだけど、そのジャンルではリズムとかノリとかがすごく重要。R&Bをかっこよく歌いたいと思って、いろんな人にアドバイスをもらいながら練習していたの。

で、ある時「声が弱くてリズムになっていないから、もっと一つ一つの音を強く出したほうがいい」って教えてもらった。その時は「音を強く出す=力む」しか考えがなかったから、ひたすら力みながら歌うようにしてた。

きっとこの頃から変な癖がついたんだけど、一つ一つの音を強く出すために力んで歌っていたら、メロディがぶつぶつ途切れるようになっちゃったんだ。文章だとわかりづらいから、聴いてもらった方がいいかもね。

この動画の50秒ぐらい。「眠い空気 纏う朝に〜」くらいから顕著に出てるんだけど、「眠い(ブチっ)空気(ブチっ) 纏う(ブチっ)朝に(ブチっ)」ってなっているのわかるかな。

このぶちぶちは「強く音を出すぞ!」って思った時に、喉あたりが力んでいるのが原因なんだ。歌は旋律だから、ぶちぶち途切れると聞き心地が悪くなっちゃうのにね。

で、ここから本題なんだけど、「歌うぞ!」「声出すぞ!」みたいに考えていると、勢いよく声を出そうとして体が力み、逆に歌いづらくなっちゃうんだ。それを改善する方法の一つとして、息をせき止めないことってのがあるわけ。

歌う時は基本的に息が常に喉あたりを流れている感覚があるみたい。息をせき止めずに常に流れている感覚を持つと、無駄な力みがとれてより歌いやすくなる。結果、ぶちぶちせずに綺麗な旋律になるみたいだよ(わざとぶちぶちさせることで歌に個性が出ることもあるけどね)

まだぼくもリハビリ中だから、完璧にできるわけじゃないんだけど、ちょっとだけ意識を変えたことで歌に多少良い影響が出たんだ。
サビに「愛する人に出会うため〜」って少し高い音で歌う部分があるんだけど、きっと前までなら、「あ(ブチっ)いす(ブチっ)るひ(ブチっ)とに〜」って歌ってたと思う。

(埋め込みできなかったんだ…別ページに飛んじゃってごめんよ…)

長くなっちゃったけど、歌う時は力まないためにも、息が流れている感覚を常に持つことが大事。変な癖がついちゃうとなかなか治らなくなるから、気になったら早いうちに改善することをおすすめするよ。

あ!!!ただね、息を流しすぎも注意だよ。

最初に言ったように、息がないと歌えないわけだ。息を流しすぎると肺の空気がなくなって歌えなくなるからね。

難しいけど、息を止めずに流しすぎず、最適な量を吐き続けることが理想的な状態。結局これをやるには腹圧呼吸が必要になるんだけどね。

その最適な状態は、自分で練習してみつけるしかないんだ。「なんか歌いやすかったな」みたいなところから探してみるといいかもね。

息の使い方はすぐに上手くなるわけじゃない。ぼくも苦戦しているから、これを読んでくれて同じような悩みがある人は、一緒に改善できるように頑張りましょうや…🌚


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?