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パレットには君がいっぱい

2/17-18に、ロートアリーナにてバンビシャス奈良vs新潟アルビレックスBBを観戦しました。たくさんの夢が叶った2日間の備忘録です。

経緯¦なぜロートアリーナへ?

笠井康平選手(以下 こへくん)が在籍するバンビシャス奈良を応援するため、ロートアリーナへ行きました。

推定4,000カラットの瞳をもつこのお方です。
ちなみに、世界最大のダイヤモンドカラット数は3,106カラットだそうです。(1905年南アフリカにて発見)

笠井康平(30)

 2023-24シーズンからバンビシャス奈良へ移籍。
ガッツと気迫溢れる守備、冷静な試合運びが持ち味のエースガード。年末のホームでの快進撃はこへくん無しには語れない。

 ダイヤモンドの輝きをもつ瞳とプリティーかつ勇敢な姿勢は私を何度でも蘇らせる。この世界をハートフル守備で照らすために、プリティー星からやって来た。

要は「愛」ってコト……


大きな目的は上記の通り。具体的な目的は、2つありました。

① ホームでのリベンジ

今シーズン、私はホーム開幕神戸戦にて初めてロートアリーナを訪れました。ここからこへくんの戦いが始まることに胸を躍らせていたのを今でも鮮明に覚えています。
しかし、負傷者が早々に出てしまうというアクシデントが発生しました。私の今シーズンの奈良現地観戦は、連敗からスタートしたのでした。悲痛な顔で悔しさを顕にするこへくんから目が離せませんでした。

体がボロボロになりながらも戦っていた姿、
本当に本当にかっこよかったです。



こんな時だからこそ、たくさん現地に訪れ応援に行きたい気持ちと裏腹に、遠方在住でなかなか足を運べない事実が私の目の前にずしりと現れました。悔しさと悲しい事実に涙をボロボロと零しながら、帰路に着いたのでした。新幹線の車窓からはいとも簡単に遠くなる奈良の景色と、涙でぐしゃぐしゃになったみっともない自分がいました。
ホームを悲しい思い出で終わらせたくない。そんな気持ちでホームを訪れたのでした。

② 横断幕

前述した通り私は栃木で暮らしています。また、常に砂漠気候もびっくりレベルの財源枯渇に見舞われております。つまり、頻繁にホームに訪れることはできません。そんな私だからこそ、何か応援を形として届けることができたらいいな、とずっと考えていました。

そんな時に、数少ない友人がインスタのストーリーに自作の横断幕をアリーナに掲出した写真をアップしていました。ホーム開幕でも何人か掲出していることを思い出しました。これは……

アタシも混ぜてよ

やると決めた瞬間、業者に掛け合い、公式に確認を取り……と自分でもびっくりのスピードで動き出すことができました。
初動が早かったのもあり、無事完成することができました。最初が大事だよね。こへくんもいつだって最初のディフェンスがばちこいわっしょいフェスティバルです。

そんな横断幕、掲出方法に不安を覚え、ホーム会場ボランティアさんに手伝ってもらい無事掲出することができました。忙しい中ありがとうございました。無理を言って申し訳ございませんでした。

栗原さんと西さんも「おう、ええんやないの😄」と言ってくれている気がします。

自分の横断幕を背にプレーするこへくんを見た時には、嬉しすぎて思わずブルブル震えてしまいました。危険な薬草を発見し、思わぬ報酬額アップを前に震えるハチワレぐらいには。
余談ですが、緑を選んだ理由はこへくんの学生時代からの愛称である「カメ」から来ています。

ピント合わなかったけれども、私の横断幕を背に戦うこへくん胸熱すぎて滝涙

サイン会&写真撮影会

①世界人口vsアタシ

GAME1はこへくんのサイン会&写真撮影会の日でした。このイベントはFC会員事前申し込み者の中から、一定数当選した人のみ参加可能なものです。現在世界人口は80億人を超えています。世界中の全員からこへくんは愛されているので、激ヤバ参加者過多な椅子取りゲームを勝ち取る必要があります。

80億分の10…………………?!

ちょっと無謀すぎるカモ〜〜〜〜〜!?

念の為事実確認を……の気持ちで当選者が掲示されているFCブースへ。アタシの番号はもちろんねェですよね〜の気持ちで番号を上から下まで見ました。

ちょっと待って〜〜〜あるんですけどォ……

私の目がとうとうイカれたことを自覚し、スタッフさんに確認してもらったところ「おめでとうございます〜!」と祝福されました。
大学受験合格発表時、自分の番号がある事を担任の先生に伝えたところ、「嘘だ!お前が受かるわけないのに!」ととんでもないことを言われたことを思い出しました。それに比べるとスタッフさん、天使のように優しいですね!

もう私ここから脳みそ真っ白で注意事項を拝聴しました。唯一、過度な接触はダメですからネ!の部分だけ耳に入ってきました。セッショク、ダメ、ハイ……とコクコク頷きながら意識を保ちました。

試合開始前、新潟ベンチ側のゴール裏アウェイには、ワイワイ賑やかな新潟ブースターの中にポツンと放心状態で意識を失う私がいたのでした。

② 謁見タイム

試合終了後、プリティーダイナマイトに謁見する権利を持つ者達がゾロゾロとFCブースに集まりだしました。私もその1人です。かつてない緊張で口の中で地球外生命体を飼ってるのかと錯覚しました。口からべろりんと出して、国立博物館に寄贈してやろうかと思いました。
謁見部屋で今か今かと待っていると、ガチャリとドアノブを回す音と共にこへくんはやってきました。

顔、ちっちゃ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!かわええ〜!!!!!!!!!!!!!

と言いそうになり、カッ……ゥッ!で留まりました。ゾロゾロと順番に謁見をしていくのをただ見守る時間が過ぎていきます。きゅるきゅるの瞳……あれ裸眼……?肌白すぎる…………やっぱりお姫様だ……イエベ?ブルベ?……コヘベ?

だめだ!耐えられない!1回外の空気吸わせてくださ〜い!と100回ほど思っていました。

そしていよいよ私の番に。緊張で半泣きです。おずおずブルブル震えながらお願いしますと、サインを貰うべくオーセンユニを差し出す私。写真撮影の時に、こへくんに持ってもらうボードを机の端に邪魔にならないように置いたのでした。

それを見たこへくん、「宇都宮からですね〜」と発したのでした。

ワッツ……!?ウツノミヤ……?なぜ知って……?

私、こへくんと面と向かって話すのはこの時が初めてでした。何故把握していたのでしょう。
こへくんが全国民の情報を独自の情報網で把握しているか、月に1度の現地時にインスタでメンションをしていたのを覚えているかいずれかです。後者って信じていいですか____!?

最後に直接応援している今が1番楽しいことを伝えることができました。たどたどしくゴモゴモボソボソと話したのにも関わらず、優しく聞いてくれたこへくんありがとうございます。
ずっとずっといつか感謝の言葉を直接伝えることができたら、と漠然と思い描いていました。まさかこんなに早く叶うとは思いませんでした。

私の気持ちを伝える瞬間に巡り会えたこと、大切な思い出です。

GAME2¦初めてのコートサイドセンター

日曜日のGAME2は、ご縁がありコートサイドど真ん中1列目という信じられないほど良席で見ることができました。試合のみならず、バンビーナスの煌びやかでエネルギッシュなパフォーマンスを楽しむことができました。

このバレンタイン衣装天才だから2億を今すぐ彼女達の口座に。

印象的だった出来事を1つ綴ります。
試合開始間もなく、こへくんは持ち前の鋭い守備でスティールをしたのでした。マッチアップしていた新潟の選手は思わず手を出してしまい、アンスポが宣告されたのでした。

GAME1で守備に苦しんだ展開を受けて、こへくんは早々に守備で魅せたのでした。開始まもなくアリーナは大きな拍手で包まれました。思わず私は大きな声で喜び、隣の方に差し出された手に震えながらビシャビシャの手汗まみれでグータッチをするのでした。(ほんとにすいません)

こへくんもドン引き

アンスポに伴うフリースロー2本を打つため、ラインに立つこへくん。その瞬間、アリーナの至る所からこへくんを応援する声、こへくんを賞賛する声が私の耳に多く聞こえました。

ずっと、この瞬間を待ってました。アリーナにいる皆がこへくんの虜にされる時を。いつか絶対その瞬間が来た時、私は嬉しくてたまらないだろうなと思いながら昨季から応援してきました。
実際にその瞬間に立ち会うと、嬉しい気持ちと誇らしい気持ちで胸が暖かくなりました。まだ泣くのは早いと思いつつも、少しだけ感極まって泣いてしまいました。

嬉しいことに、最高の席でホームで勝つ姿を見届けることができました。悔しくてほろ苦い思い出が嬉しくてたまらない素敵な瞬間の連続だったアリーナに変わりました。勝って嬉しそうに栗原くんと話すこへくんを見て、本当に来てよかったと思いました。

この笑顔が見たかったのよ😭😭😭😭

おわりに

暖かいアリーナと実感した2日間でした。見ず知らずの新米ファンの私に優しくしてくれた人が多かったです。ありがとうございました。まるで第2の実家のようでした。

そして、こへくんへの感謝の気持ちがより増した2日間でした。こんなに生活の1つ1つが豊かに、愛おしい日々になったのは紛れもなくこへくんのおかげです。

今季、こへくんの応援をして自分と向き合えたと共にこへくんのことを少しずつ知れている実感があります。
私は、人は1人1つパレットを持っていると思っています。人の数だけパレットの大きさも、形も、持ち合わせている色も違います。この違いが個性です。パレットの配色は様々な経験で増えたり、減ったりしています。一見同じように見える色も微妙に違っていたり、自分の持ち合わせてない色を持っていることが尊敬に繋がるのだと思います。(人によっては嫉妬に繋がるかもしれません。)

月に1〜2度の現地で、こへくんは意外と表情豊かなこと、強気な姿勢は相も変わらずなこと、いっぱい発見できました。その度に私の知らなかったこへくんの色、場所がどこであろうと変わらないこへくんの色を見つけることができ、嬉しかったです。

こへくんって200色あんねん


また、毎月の冒険と同時に、自分自身と向き合うことができました。自分は保守的な人間だと思ってました。しかし、意外と博打な意思決定をすることを知りました。急遽決めたアウェイ新潟戦や、絶対無理であろう乗り換えの時間、横断幕といったまあまあの博打を意外とすんなりしていたのでした。
自分では知らなかった色をこへくんの応援を通して知ることができました。応援を通して、自分のパレットに増えた色がこへくんがきっかけってすごく嬉しいです。

色とりどりで豊かな毎日を過ごすきっかけをいつもありがとう、と今1度伝えたいです。来月のアウェイ静岡戦が、レギュラーシーズンにおいて、現地でこへくんを応援する最後の機会になります。少しでも目に焼き付けたいです。
まだまだ続く負けられない戦い、画面を通して応援することが多くはなりますが、信じて応援しています。
私の人生にいつも彩りをありがとう、こへくん。

プレーオフ、私はまだ諦めてないからね!!!

おまけ

ハートフルピクチャー展覧会です。

広報さんに「あなたのオタク、学割をいいことにうどん2玉食べてます!」と言われ、無茶しやがって……と思うこへくん
(そんな会話するわけない)
暗転でふわふわの髪が影になって目元が暗くなるのベールみたいですね!月に帰るな、まだ下界の希望の星でいてください____
アタシの人生オールシーズン季語な男

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