「赤い虫」にはご注意。幻の「赤いクワガタ(?)」北上中
今日、朝のルーティーンの一つである「ネットのニュース記事をざっとチェック」をしていて、こんな記事を発見。
うーん、これは……。
実は私は以前、地球温暖化が叫ばれ始めた2006年、の次の年の2007年に、地球の温度上昇が原因の「大災厄」をSF小説として公開していました。
その「大災厄」のきっかけの昆虫は、こいつ。
「赤いクワガタ」は、クマバチの巣に寄生するようですが、この「赤い虫」は東京のゴミ埋立地の地下で、大量に繁殖していて、「過去の資源を回収」という目的での埋立地の発掘事業によって掘り出され、関東一帯を一週間ほどで壊滅させるという設定です。
さまざまな生物が融合したキメラ、高い知能とネズミ算的繁殖力、手や足もネズミのよう。人間の肉を食いちぎる口と歯、すばやく空中を飛翔するための高性能な羽。硬い外骨格。こんな生物が本当に生まれたら、人類滅亡待ったなしですね。小説ではこの生物を駆逐するために、映画「マトリックス」みたいに地球の上空を厚い雲で覆い、地球の表面温度を下げ、人類は地下のシェルターで何とか生き続ける、という設定となっております。
「ネズミと昆虫のハイブリッド」なんて、自然界にはあり得なさそうなので、まあ現実的には心配ないと思いますが、温暖化が進むことによる生物の狂暴化や、突然変異の増加、繁殖能力の向上などは、想定しておく必要があるのかも知れません。人間による未来予想なんてチャットAIによる回答と似ていて、「それまでの平均的思考の延長」でしかなく、本当の災厄は起こってみるまで誰も予想できないかも知れないですから。
と、だいぶ脱線しましたので話を戻しますと、「幻の赤いクワガタ(?)」ヒラズゲンセイは、実はクワガタではなく、ハンミョウの一種のようです。まあ昆虫に(そこそこ)詳しい私が見たら、一目でこれはハンミョウだな、危険だなって思っちゃうね。
ハンミョウは、カミキリムシなどと同様に大あごを持っていて触ると危険。さらに有毒な体液を出す種類もいるようなので触るの禁止。
同じく肉食の昆虫マイマイカブリなんかも、お尻から酸性の液体を出すので危険。夏休みに昆虫採集を予定している小学生のお子様は、要注意。