4コママンガの私の作り方・「セントラルクエスチョン」と「オズボーンのチェックリスト」と「異化効果」
こんにちは、四コママンガ大好き星人です(超適当。
先日私は、コミPo!を使って四コママンガを描いてみましたね。
その時、「起承転結を使って作ってるの?」、というご質問を頂きました。たぶんそうだろうと、私はその時思っていたのですが、よくよく考えてみたら、ちょっと違う気がしたので、記事にまとめておくことにしました。
では参りましょう。
私の四コママンガの作り方・「セントラルクエスチョン」と「オズボーンのチェックリスト」と「異化効果」
01.作例と解説:「セントラルクエスチョン」
まず前回私が描いた4コママンガをご覧ください。
これをどういう手順で作ったかというと、こんな感じになります。
ここで①、②で「起承転結」を意識していたかというと、私は全くしてないです。3コマ目で提示するセントラルクエスチョン、ここでは「なぜか女の子の足が巨大」までのストーリーを、いかにわかりやすく、自然に伝えていくか、だけを考えていました。
で、セントラルクエスチョンを準備した時点で、その答えを考え、さらにその答えで笑わせないといけないですね。それに利用したのが「オズボーンのチェックリスト」です。
02.「オズボーンのチェックリスト」と「異化効果」
オズボーンのチェックリストは、ビジネスシーンでのアイデア出しにも利用されるため、ご存じの方がいると思います。具体的にいうと、次のような9つの視点から見る事で、新たな発想を生めないかをチェックするものですね。
で、最初私は「05.縮小」で、ちっちゃいAIを登場させようとしたんですけど、それだと普通だなあと思い、「04.拡大」にしてみました。2コマ目で、一見ちっちゃくてかわいく見える女の子が、4コマで超巨大化していることで、驚きと笑いにつながるんですね。
さらに、女の子のセリフ、「実物大AI」というのが、「え?」と思わせ違和感を生じさせます。AIにはサイズなんてないはずなのに、「実物」って、という疑問と、まるで実物大ガンダムのような巨大な女の子という違和感。それらが相まって、「ロシアフォルマリズムにおける、異化効果」を、生じさせるのです(たぶん。
「異化効果」というのは、既成概念の破壊ですね。Wikiに説明がありますが、結構難しいです。上の例でいうと、「AIの概念」を破壊してるんですね。
「AIと漫才をやってみた」では、このように、「セントラルクエスチョンまでの自然な導き」と、「その答えの、オズボーンのチェックリストを使った抽出」と、「異化効果を加えて香りづけ・風味づけ」を行いました。
重視しないといけないのは、「セントラルクエスチョンの提示」と「その答えの提示」が、読者に瞬時に伝わらないといけない、ということです。加えて、他ではあまり見たことのない、オリジナリティーを感じる問い&答えであるとベストですね。
まあ、問い&答えでオリジナリティーがなくても、「異化効果」で独特の雰囲気にできれば、私は「作品として成功」と考えます。
という、過去の作品の説明だけではなんですので、ちょっとアレンジだけしてみましょう。
03.「AIと漫才」をアレンジしてみる。
アレンジするには、「オズボーンのチェックリスト」の別の項目を使って、何か発想できないかを考えるといいですね。
結果、2つアイデアが浮かびました。
「01.転用」の方を描いてみました。4コマ目、画像の自作が必要で、手抜きして白黒で描いて貼り付けています。ルンバと言いながら大型台風のような吸引力というのが、笑う所ですね(どっ。
ということで今日は、「私が4コママンガ作りに利用しているのは、セントラルクエスチョンとその答え」、「オチのアイデア出しにはオズボーンのチェックシートを利用」、「異化効果で風味づけ、香りづけ」、というお話でした!
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