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3年ぶりのダニールセミナー

3年半という時を経て、ようやくダニールに再会できました。

金曜日の特別クラス前早めに会場に入ったら、温かく柔らかいハグをしてくれて、とても嬉しかったです。
特別クラスが始まる前には、久しぶりの日本に少し感激した様子が見られ、それをミカエルの写真の下で話している様子にはとてもグッときてしまいました。
セミナー後の懇親会では、プライベートでのことを祝福してもらい、システマの輪が拡がっていくことを喜んでくれて、ひとしおでした。
正直ダニールに会えて話せたことだけでも、胸がいっぱいだったのですが、特別クラスを含めたセミナーがとても素晴らしかったです。

大阪では寝返りを手からの動き(先端からの動き)で行うワークを長く行い、そこからのグラウンドと立ったころからのプッシュアンドムーブへと繋がっていきました。
1人でのワークの際には、筋肉の緊張ではなく、手、指先からのリラックスが全身に繋がっていく感覚を大事にするように何度も伝えており、対人でのワークでは人、相手を動かすのではなく、自分の動きをするように何度も伝えていました。
グラウンドでの2人以上のワークでは何組か熱くなって、ファイトになっている様子があるとすぐに止めて、最初のワーク(自分の動き)が大事だと繰り返し説明していました。

大阪-東京を通じて、ワークを見せることではなく、コンセプトが1人1人に浸透していくことに主眼を置いており、コンセプトから外れる様子があればすぐに止めて説明をしたり、ワークを切り替えたりしているように感じました。
コンセプトを大事にすることと同時に、全体と個々を同時に良く感じているのが伝わりました。

名古屋~東京での特別クラスはマッサージがメインでした。
ダニールのマッサージは普通だとあるはずのバリアが全く用をなさず、ダイレクトに入って来ます。外身だけでなく、内面、心理面にズッと入ってくるようで、めちゃめちゃ響きました。

東京のセミナーでは呼吸を中心にプッシュや関節を決められたところからの回復、テンションリリースをやりました。

東京でのセミナーの途中、普段一緒に練習している方と組んだ時に、肉体でのテンションリリースと、心理面・精神面でのテンションリリ―スをした時の違いを感じながらワークしたところ、見ている部分のフェーズが変わりました。
見ているフェーズが変わると、相手のバランスが取れるようになり、以前までダニールが良くバランスと言っていたのは、見方がそもそも違ったからこその発言だったのかなと思いました。ただし、今回のセミナーではバランスという言葉を一回も聞きませんでした。
おそらく、今回のセミナーで言い続けていた自分の動き、ということをダニールが大切にして、相手のバランスのコントロールからさらに進んだところに来たのではないかと想像しています。

以前から感じていた、脚の軽さ、柔らかさはさらに進化していました。

ダニールが何を見て、何を感じているか。
前から見てみたり、背中から見てみたり、触ってみて、聞いてみる。
もちろん本人が実際に感じているフィーリングは、究極的には他の誰とも共有できず、だからこそ色んな形でのコミュニケーションが発達し、それでも分かろうと努力をすることしかできません。

3年半の空白を経た、久しぶりのセミナーでは1人1人がシステマを感じ、その感覚で練習できるようなセミナーになっていたように思います。

前後も海外でのセミナーが予定されていたダニール。
理由は分かりませんが、トロントには入れなかったようです。
もしかしたら、次は来られないことも鑑みて、それぞれの国でシステマが花開き育つように今回のセミナーの内容にしたのかなと思ったりもしています。

日本にもいつ入れなくなるか少し不安になりますが、当のダニールは入国できたメキシコでセミナーをやることになっていて、まさしく自由を体現しているなと感じました。

僕自身もシステマが芽吹いていく一助ができるかなと思い、そろそろクラスをやろうかと考えています。
仕事の関係もあり、不定期になりますが、今住んでいる地域に根付かせたいという気持ちもあり、川崎付近でやりたいなと考えています。
ふらふらしているのでノマドでいいじゃないかという声もありましたが、気に入っている地域への感謝と、ぼくが引越したとしてもその地域で誰かが残ってできるようにしたいので、今のところはそんな予定です。

穏やかさの追及がテーマになるかな。

スティックマッサージの資格を取りに行った時もダニールが直前にセミナーをやってくれたからで、いつもダニールには推進力をもらっているような気がしています。

また会えることを祈りつつ、ゆっくり歩いていければと思っています。

ミカエル、ダニール、そして今回のセミナー開催に関わった全ての人に感謝を添えて。

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