19 #南葛SC #東京23FC #栃木シティ
19 #南葛SC #東京23FC #栃木シティ
・
https://www.youtube.com/watch?v=obNYfLCLVQc
・
ということで、1-9敗戦の東京23FCに、地力はそんなもんでしょ、と書いたままなのも無責任な気がしてアーカイブを探したら、見つかった。
・
1点目は足を滑らせてカットされてサイドをえぐられて、センタリングへの対応でも足を滑らせて1点。
・
2点目は、ミドルシュートのリフレクション。
・
ここで前半終了。
・
そして、54分の三点目は、直前のファールに見えるプレーが流され、ゴール前で相手が浮き球を隅に飛ばすファインゴール。
・
その他、相手の決定力の爆発もあったが、基本的に0-3をひっくり返しに行かないといけない中で、そして崩れたリズムの持続の中で、カウンターの餌食になった。
実際、個々のフィジカルやテクニックでは栃木のレベルがだいぶ高い。
一方で、ショートパスのロンドでは東京23FCの方がリズムが崩れるまでは良かった。
ここがポイントで、相手はその辺、勝ち点3を最初から取りに行く姿勢を逆手に取りに来たのだと思う。
ラインを上げれば、快速選手の数の多いチームの方が有利になる。
その辺の、カウンターのリスクヘッジをした攻撃が不十分だった。
相手より少ない快速選手の配置と、ロンドによるポゼッションの使い方で、相手より優位に立っておきたかった。
姿勢も、チームの重心の置き所も難しいが、相手の方が強い部分が多いということを素直に認めて、その長所を消し、弱点をあぶり出すのはたぶんこのレベルでも必須なのだろう。
実際、南葛相手に東京23FCは粘り強く戦っていたし、やりようはあるはずだ。
・
それと、多分、濡れた天然芝だが、金属ミックスかFGのスパイクを用意しておきたい。
スポンサー縛りがなければ、浅草あたりで格安のが売っている。
・
敗戦は良いことではないが、全社の準備と思えば、別に問題ないだろう。
サブも含めて実戦経験を増やせたのは良かった。
サブが入ってボールの納めどころが混乱するのも経験で、前向きに処理して行けばいい。
工藤浩平抜きで、川崎フロンターレの1.5軍当たりと0-2か0-3で終わる程度に栃木は強いわけで、そういう相手に粘り強く戦う経験が選手に向学心をもたらしてくれると信じたい。
・
名前を覚えたのが清水光だけなのが名前をあげる理由ではあるが、良くも悪くもこのチームは彼がそうであるように、上のカテゴリーに対して、サイズや速度で勝てる素材はほぼいない。
逆に言えば、トータルで攻守の技術を鍛えていけばいいし、勝てなくても負けないやり方、皆で弱点を消しあうやり方を覚えていけばいい。
その基本になるのが、ミドルレンジのパス、ロンド。
現役時代のグアルディオラにクライフは30mのインサイドパスが蹴れることを褒めたらしいが、ボールが飛びやすくなっている中で、インサイド、インフロントあるいはそれ以外のキックも交えて、大きなロンドで振り回せるようになればいい。
残念ながら、個人の筋力や骨格はある程度以上は動かせない。
けれども、だから、サッカーをしないとか、諦めるとか言うのは、それでぼろ儲けする協会の上の方の人たちの仕事であって、折角試合に出れるなら、目の前の敵をふりまわして、記録でも記憶でも残した方が楽しい。
・
結果論だけど、あるいは、この試合は、前半は捨て石になってくれる選手に前線に入ってもらって、双方にカウンター狙いの縦長の展開で相手のスタミナを削っておいて、後半に勝負をかけるべきだったかもしれない。
トップレベルはもちろんのこと、怪我や病気を抜きにしても、サブやベンチ外でやってくれている選手が試合を決める、変えられる時代。
そういう意味でも、昨年のフットサル大会の時に、スタメンでもベンチでも頑張ってください、と清水選手には言いました。
飛び切り速いわけでも、強いわけでもない。
けど、だからこそ、ボールの受け方出し方、守備の献身さだけではなく効率性を考えていく意味がある。
・
南葛SCの大前元紀なんかも非常に参考になって、彼はとても華麗な技術を持ちながらも、半数以上のケースではそんな技術を使わず、タイミングとスペースの判断で、フリーでボールを受けてはたいている。
僕もかつてそうだったけど、テクニシャンの中にも参考になる選手とならない選手がいる。
もちろん、目の前の敵だけじゃなくて、今どき、YOUTUBEに腐るほどビデオもあれば、本屋にゆう目な選手や指導者の本がたくさんあるし、中古で100円とかでもある。
・
ま、そんな感じで、ちょっとしたアクシデントもあったので、9失点の重みはあると言えばあるし、ないと言えばないので、仕事やプライベートの込み具合と合わせて処理しながら、リーグと全社に向かって修正して行ってください。
2023年7月5日 18時52分 寺田次郎 拝