#2 禁煙と筋トレと、時々ラーメン(1週間から1ヶ月までの話)
『1週間目から1ヶ月目まで
喫煙欲求は尽きない。
恋に溺れる思春期の青年のように。
たしか、好きというのは、
『ここに君がいたらどれだけよかったんだろう』ということらしい。どこかの歌で学んだ。
もしそうなら、タバコはまだ好きだ。ふとした時にタバコがいればなぁと思う。
でも時間は残酷で、四六時中キミのことを考えていたが、そんな時間もだんだん減ってきた。
代わりに職場でチョコを食べた。
パンを食べた。
別の日には、飲み会があった。
我慢できなくなって、帰りにシーシャを吸った。
得体の知れないフルーツ味の煙は昔馴染みのキミではなかった。
さらに、帰りにラーメンを食べた。
もう、すごい太ってきた気がする。
ご飯が美味しいとかではなく、寂しいんだと思った。』
みたいな話をよく行くBARでしてみた。
同年代のマスターはすごいそっけなかった。
なんとなく、禁酒もしようかなと思った。
でも、この内容は人に話すような話でもないしょーもない出来事。
これは、筋トレが再開されるちょっと前の話。