【おやじの革命2】
〜怒らなくなった〜
前はなんにでも怒っていた。
怒り中心の生活だった。
『なんでこんなに怒るのだろう?』と怒りながら、自分でも不思議だった。
自分で自分の感情をコントロールできなかった。その不満を人にぶつけていた。
性格的に規則は守るべきだ。
『規則守らない人間が悪い!』といつも思っていた。
だからそんな人を見るといつも衝突し、戦っていた。
小学校5年の時、在日韓国人の同級生と衝突し「決闘」をした。
小学校の裏に図書館があり、市民会館からゆるやかなカーブの芝生があった。
そこで放課後、一対一の勝負のはずが向こうは年上の立会人を連れてきていた。
勝負は自分が勝ったと思ったので、ヘッドロックをしていた腕を外し、顔を上げた。
その瞬間、顔にゲンコツの嵐が落ちてきてKOされた。
KOされた後、『なんで、殴るのか!!』と聞くと、
『お前が卑怯なことをしたからだ!』
と言う返事を、立ち去る立会人が言った。
????????なんで??
その後、悔しくて、悔しくて、図書館のコンクリートの柱を泣きながら拳で思い切り叩いていた。
喧嘩の原因は彼が、悪いことをしていたのを注意したことだった。
妻とも戦っていた。
戦績は、100戦して150敗だった。
いつも負けていた。
よく妻に怒っていた。
『俺を怒らせるな!!』
が、口ぐせだった。
あまりに怒り続けて疲れたので、そろそろ止めようと思っていた。
そんな時あるものとの出会いで、怒ることが少なくなった。
今でも瞬間的には怒りが出るが、直ぐに怒りの感情を流す事が出るようになった。
あるものとは?・・・・
次回に続く・・・・