怖さと裏返しの思い
今この瞬間がめいっぱい楽しければそれで十分、他は何も望まない!と思っていたのに、
次はいつ会えるんだろうとか、
次に会うときは何を着ようか、とか
手土産を持って行こうか、とか
あなたとの未来のことを考えている。
どうしたら良いんだろう。
相手のことを大切に思えば思うほど、
失いたくない気持ちが大きくなって、
大切じゃないフリをして雑に扱ってみたり、
いっそのこと自分からこの関係を壊してしまおうかと思ったりする。
きっと、失うのが怖いんだ。
保身をしているだけなのだろう。
それほど、もう既に大切な存在になってしまったということなのだろう。
すでに手遅れ。
このままLINEを返さずブロックしちゃえば、
明日の夜一緒に飲む予定もなくなって、
相手は悲しむだろうけれど、
私の傷は浅いままで済むのかもしれない。
それか、明日会って、
初めて会った時に交わした私たちの関係の決め事を守れそうにないから、終わりにしてほしいと身を引くか。
はたまた、全てを曖昧にしたまま関係を継続するか。
曖昧な関係が心地良いと思っていたけれど、どうやらそれを飛び越えたいと思ってしまう相手に出会ってしまったらしい。
怖い。
別れの時のあんなに辛くて苦しい思いはもうしたくないし、泣きたくない。
でもすべてを正直に伝えて、都合の良い返事をされてホイホイ応じられるほどの強さももう備えていない。
だけど、実は知っている。
男の人は(なんなら女の人も)、
本当に好きになった人には連絡は結構早く返すし、
次に会う約束もすぐに取り付けるし、
ちゃんと告白して付き合おうとする。
わかりやすーく愛情表現をする。
今回はこのセオリーには合致していないようにみえる、そして私の勘は結構当たる。
これもやっぱりそのうち終わる関係だとしたら、共に過ごす時間をめいっぱい大切に、楽しく過ごすだけ。
いつ終わっても後悔しないように。
そしてこれがそのうち終わったら、もう当分セフレもおやすみしようかな、と思う。
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