現場第一線から中間管理職となり1年経って思うこと
あの時は現場の一作業員として、バリバリコーディングして、必要なら画像だって作って「生産性上げてなんぼじゃろがーい!」なんて豪語してたっけかな。
主事、主任ときて、いよいよ管理職の課長になる時、正直本気で迷ったもんな。「俺は現場でバリバリやりたいんや。管理職なんて性に合わんのじゃ…いつか辞めたらぁ…」ってね。
そうはいっても生活があって家族がいて、会社の人事に逆らうこともしないから、管理職生活がスタートしますわな。
今まで一緒に作業してた5-6人のメンバーに対して、作業を振るような仕事になるわけで…そりゃギクシャクですわ。なんにもうまくいきません。
むしろ作業を振ることが上手くできず、上から降ってきた仕事の3-4割は自分でやっちゃってましたわ。んで、回りきらずに残業、と。
でも心のどこかでは分かってました。このままじゃいけないって。
半年ぐらいのところでようやく決意しました。心身ともに疲れ切って、決意せざるを得ない状態でした。
「俺はもう、現場第一線の人間じゃない。会社はその立ち振る舞いを求めていない。ひとしきり現場作業を把握した人間に、チームマネジメントを要求しているんだな」と。
そう決めてからは割とすんなりいった気がします。
上からこれでもかと降り注ぐタスクの雨を、一旦全部受け止めて、メンバーがすぐ手を動かせるように整理し、振り分けていきます。作業内容や理想の結果はだいたい全部想像つくので、全タスクを嚙み砕くことができ、理解することもできます。自分なりに解釈し、メンバーに適切に依頼していきます。日々その繰り返しとなります。
こんな感じでもう半年過ごして今に至るのですが、割り振り作業には慣れてきました。合間に各部署から色んな相談も受けます。一旦作業を受け止めるフェーズが、あまりに理不尽だったり意に反する内容だった時、結構心労が溜まりますが、、、拘りすぎないようにしています。
自分を殺して、タスクを受け止め、再配置。
稀にどうしても自分が現場作業をやらなくてはいけない時がくるのですが、手の動かなさや言葉が出てこない感じに衰えを感じます。
「あぁ、俺はもう現場の人間じゃないんだな…」って。
こうやって管理職一色になっていくのかーと思うと、少し寂しい感じもしますが、これも成長の一種なのでしょうか。
野球でいう監督のようなポジションで、明日も競合や昨対に勝てるような販促を考え、実現のためにメンバーを動かしていこうと思います。
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