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北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ
その25 小松原一高「北の行路」発売!
1.ごあいさつ
ご訪問ありがとうございます。
ことしからnoteをはじめ、「北海道の廃線跡探訪」なる、国鉄地方交通線の廃線跡を主にした記事を投稿しています。
ここでは車輌や遺構のことなど、つれづれなるまま、書いていこうと思います。個人的主観で、なるべく有名でなさそうなものを・・・
今回は番外篇です。
長い間のおつきあいの小松原一高さんが、写真集を出版されたので、その紹介です。
もちろん、ご本人には、以下の内容(引用写真と文章)を見ていただいて、お許しを得ています。
2.小松原さんのご紹介
小松原さんは小樽生まれの小樽育ち。
高校生のころから地元手宮を手はじめに、蒸気機関車の撮影をはじめています。
![](https://assets.st-note.com/img/1719280330144-Tqac3hNDTi.jpg?width=1200)
社会人になってからは、つとめのあいまをぬって、北海道内各地へ撮影にでかけています。
模型も16番(1/80)を主に、金属(真鍮)工作も確かなうでまえです。
国鉄制式蒸機はもちろん、ガチガチのスケールモデルではなく、昔よくあった自由型に通ずるような、遊び心のあふれた模型も制作されています。
3.内容紹介
写真集「北の行路」は、雪景色のなかの北海道の蒸気機関車を中心とした写真集です。
![](https://assets.st-note.com/img/1719279789531-1elU85vIMD.jpg?width=1200)
北は宗谷本線、南は函館本線大沼あたりまで、生活感を感じられるものが多い。
![](https://assets.st-note.com/img/1719279506589-yl8E2lgnYg.jpg?width=1200)
末期の北海道の国鉄蒸機といえば、苛酷な気候もあり、おせじにもきれいだったとはいえませんが、この本には、地味ながらも本来の活躍をしている姿があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1719280102561-XBsjBOuYeG.jpg?width=1200)
一部には、機関車を「客寄せ」としか考えない、およそ場ちがいな装飾(といえるのか?)をほどこされ、情けない姿に落ちぶれた「SL」もありました。
現代の磨きあげられた動態保存機も悪くありませんが、蒸気機関車が乗務員といったいになり、雪と格闘する光景はもうみられません。
![](https://assets.st-note.com/img/1719280416708-yXQSyUh1Nm.jpg?width=1200)
ご本人も、こういう情景を模型にしてみたい、イメージをかきたてるような写真を選んだと話されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1719364134948-880vjekVhq.jpg?width=1200)
4.収録線区と形式
国鉄は、宗谷本線(C55・D51・9600=旭川機関区)・名寄本線(9600)・湧網線(9600)・深名線(9600)・石北本線(C58)・留萠本線(D51・D61)・室蘭本線(C57・D51)・夕張線(D51)・幌内線(D51・9600)・函館本線(C62・D51・D52・9600)・岩内線(9600)・手宮線手宮(C12・D51)
![](https://assets.st-note.com/img/1719364290475-kO4nFTkzRu.jpg?width=1200)
私鉄・専用鉄道は、三菱美唄鉄道(4110・9600)・三菱大夕張鉄道(9600)・北炭真谷地専用鉄道(9600)
※太字は現在失われた路線(留萌本線残存区間深川~石狩沼田間も来年廃止)。
![](https://assets.st-note.com/img/1719364361383-eOvAokwdAQ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719280531650-fk2XtmR2uI.jpg?width=1200)
いまでは毎年のように、廃止路線や廃駅がある北海道の鉄道ですが、この本をひらくと、まだまだ元気だった、半世紀前の情景を懐かしく想い出します。
ご購入は下記へどうぞ。小松原さんのサイトでは特典あり!
模型店では、これまた東京のモデルズイモンにあります。
北海道内では、紀伊國屋書店など、主要書店で販売予定(中西出版扱い)です。
今回はこのへんで。
おしまいまで読んでくださり、ありがとうございました。
ご意見・ご感想、そしてご要望など、どうぞお寄せください。