熊鉄

東京生まれ(生まれただけ。育ちはあちこち)。北海道在住。鉄道趣味は地方私鉄(特に非電化…

熊鉄

東京生まれ(生まれただけ。育ちはあちこち)。北海道在住。鉄道趣味は地方私鉄(特に非電化路線・軽便鉄道)とその模型が主。ほかの趣味は、安直バイク旅(廃線跡行きで代用)・古建物探し・手塚治虫・星新一・内田百閒・宮武外骨などなど。note初心者ですが、よろしくお願いします。

マガジン

  • 北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

    北海道はかつて私鉄王国でした。炭鉱鉄道が主でしたが、森林鉄道、殖民軌道(簡易軌道)なども各地に敷かれていました。今でも残る遺産を(少しは国鉄の思い出なども)ご紹介します。随時更新していきますので、よろしくお願いします。

  • 北海道の廃線跡探訪

    北海道の廃線跡探訪、国鉄改革で廃止された特定地方交通線が主ですが、ほかの路線も入っています。投稿予定路線などは、初回記事をご覧ください。 随時追加していきますので、よろしくお願いします。

  • 汽車以外なんでも

    主な趣味である鉄道関係以外のことを書きとめておこうと思っています。明治・大正時代の小説・新聞記事やもろもろです。

最近の記事

北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

その30 別海村営軌道のはなし 1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 ことしからnoteをはじめ、「北海道の廃線跡探訪」なる、国鉄地方交通線の廃線跡を主にした記事を投稿しています。 ここでは車輌や遺構のことなど、つれづれなるまま、書いていこうと思います。個人的主観で、なるべく有名でなさそうなものを・・・ 今回は、簡易軌道当別線(当別町営軌道)や簡易軌道標茶線(標茶町営軌道)とともに、簡易軌道(殖民軌道)としては珍しく、戦後に新設された簡易軌道風蓮線(別海村町営

    • 北海道の廃線跡探訪 第76回 標津線(9/9)奥行臼~厚床間

      1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第76回 標津線奥行臼~厚床間です。 この区間は奥行臼駅がほぼそのまま保存されているほか、路盤は厚床フットパスとなって整備されているところもあり、風連川橋梁などは圧巻です。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.奥行臼 奥行臼は別海町指定文化財として、駅構内が営業当時のまま保存され、末期には撤去されていた貨物側線も復元されている。 建物も、駅便所・保

      • 北海道の廃線跡探訪 第75回 標津線(8/9)別海~奥行臼間

        1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第74回 標津線その8 別海~奥行臼間です。 この区間の路盤はフットパスとして整備されているところもあり、オンネヤウスベツ川橋梁やケネヤウスベツ川橋梁などが見どころです。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.別海 別海駅跡には別海町立交流館ぷらとなどの公共施設や商業施設が建ち、駅の痕跡はない。 別海町は人口1万5千人あまり、市街もこの地域では中標津

        • 北海道の廃線跡探訪 第74回 標津線(7/9)春別~別海間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第74回 標津線その7 春別~別海間です。 この区間の路盤は春別と別海附近以外は、ほとんど放置状態ですが、遊歩道に転用された春別川橋梁、重太郎川橋梁やトコタン川橋梁が残っています。平糸にはホームがあります。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.春別~平糸 路盤は春別から道道929号まで「SL散策路」として整備されている。 ガーダー3連の春別川橋梁は

        北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

        • 北海道の廃線跡探訪 第76回 標津線(9/9)奥行臼~厚床間

        • 北海道の廃線跡探訪 第75回 標津線(8/9)別海~奥行臼間

        • 北海道の廃線跡探訪 第74回 標津線(7/9)春別~別海間

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        • 北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ
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        記事

          北海道の廃線跡探訪 第73回 標津線(6/9)中標津~春別間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第73回 標津線その6 中標津~春別間です。 この区間は未舗装道になっているところがあり、当幌川やエトシナイ川などにガーダー橋が残っています。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.中標津~協和 中標津を出て標茶方面の路線と分かれ、西南方向から南東方向へ直角に曲がるところは、深い切り通しになっている。道路から見ると、草木が密生し、とても歩けそうにない。

          北海道の廃線跡探訪 第73回 標津線(6/9)中標津~春別間

          北海道の廃線跡探訪 第72回 標津線(5/9)川北フットパス~根室標津間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第72回 標津線その5 川北フットパス~根室標津間です。 この区間の路盤は川北フットパスとして整備されていましたが、ところどころ通行できないところがあります。 根室標津駅跡は近年整備され、C11 224が保存されています。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.川北フットパス その2 東三号道路の踏切跡から川北方は、農地への通路として使われている。 フ

          北海道の廃線跡探訪 第72回 標津線(5/9)川北フットパス~根室標津間

          北海道の廃線跡探訪 第71回 標津線(4/9)上武佐~川北フットパス間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第71回 標津線その4 上武佐~川北フットパス間です。 上武佐から川北の間は、作業道となっているところもあり、一部に橋が残っています。 川北駅跡にはキハ22が保存され、川北からはフットパスとして整備された区間となります。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.上武左~川北 上武佐駅跡は草の生い茂る空き地になっている。 旧駅前広場には映画「遙かなる山の呼

          北海道の廃線跡探訪 第71回 標津線(4/9)上武佐~川北フットパス間

          北海道の廃線跡探訪 第70回 標津線(3/9)計根別~上武佐間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第70回 標津線その3 計根別~上武佐間です。 路盤は一部が作業道になっているほかは、ヤブ化しています。 中標津のバスターミナルには鉄道資料室があります。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.計根別~中標津 計根別からは道道13号にほぼ並行して中標津へと向かう。 路盤は一部が作業道や農地となったところもあるが、ほとんど放置されている。 1961(

          北海道の廃線跡探訪 第70回 標津線(3/9)計根別~上武佐間

          北海道の廃線跡探訪 第69回 標津線(2/9)泉川~計根別間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第69回 標津線その2 泉川~計根別間です。 西春別には別海町の鉄道資料館があり、キハ22をはじめ、サハリンからのD51形などの保存車輌もあります。 光進と上春別にはホームが残り、近年、上春別のホームは別海町の歴史文化遺産に指定され、整備されました。 西別川などに鉄橋が、当幌川にはコンクリート橋が残っています。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.泉

          北海道の廃線跡探訪 第69回 標津線(2/9)泉川~計根別間

          北海道の廃線跡探訪 第68回 標津線(1/9)標茶~泉川間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第68回 標津線標茶~根室標津・中標津~厚床その1 標茶~泉川間です。 標津線は100㎞を超える路線です。山越えやトンネルはありませんが、橋がかなりあり、その多くは残っています。 川北~根室標津、別海~厚床間はフットパスとして整備されたこともあり、今でも風蓮川橋梁などの鉄橋を渡ることができます。 奥行臼駅はほぼ営業当時のまま保存され、西春別には鉄道資料館があり、標津線関係の鉄道資料が展示されているほか、

          北海道の廃線跡探訪 第68回 標津線(1/9)標茶~泉川間

          北海道の廃線跡探訪 第67回 瀬棚線(3/3)今金~瀬棚間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第67回 瀬棚線国縫~瀬棚間 その3 今金~瀬棚間です。 この区間は、クルマでも走れる未舗装道になっているところもあります。 北檜山駅舎はバスターミナルに転用されていますが、瀬棚駅跡には記念碑などのモニュメントしかありません。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.今金~北檜山 瀬棚線の路盤を転用した遊歩道「オランダ通り」は、今金市街の西端、道道936

          北海道の廃線跡探訪 第67回 瀬棚線(3/3)今金~瀬棚間

          北海道の廃線跡探訪 第66回 瀬棚線(2/3)美利河~今金間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第66回 瀬棚線その2 美利河~今金間です。 この区間は、新しい国道に転用されたり、今金市街では道路や遊歩道になっていたりしています。 それ以外では、国道転用の準備なのか、草が刈られ、快適に歩けるところもあります。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.美利河~北住吉 美利河附近は、ダム工事のため国道などが大きく変わり、路盤は道路や宅地となり、美しい駅

          北海道の廃線跡探訪 第66回 瀬棚線(2/3)美利河~今金間

          北海道の廃線跡探訪 第65回 瀬棚線(1/3)国縫~美利河間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第65回 瀬棚線国縫~瀬棚間 その1 国縫~美利河間です。 瀬棚線跡は、並行道路がない山瀬トンネルが難所です。 美利河の先で新しい国道230号となり、北住吉まではまったく面影がなくなります。 橋はほとんど撤去されていますが、橋台や小鉄橋は見ることができます。 駅舎や車輌の保存はなく、少し物足りない気もします。 とはいうものの、北檜山駅舎はバスターミナルとして健在です。 なお、これからの投稿予定路線などは、

          北海道の廃線跡探訪 第65回 瀬棚線(1/3)国縫~美利河間

          北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

          その29 北海道の国鉄一般形気動車〝苗穂色〟の謎 1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 ことしからnoteをはじめ、「北海道の廃線跡探訪」なる、国鉄地方交通線の廃線跡を主にした記事を投稿しています。 ここでは車輌や遺構のことなど、つれづれなるまま、書いていこうと思います。個人的主観で、なるべく有名でなさそうなものを・・・ 今回は、国鉄末期は別として厳格に遵守されていたはずの、国鉄形気動車の塗色の話です。北海道という一地域、それも一工場での超マイナーな話題ですが

          北海道 鉄道残照~失われた鉄道の遺産あれこれ

          北海道の廃線跡探訪 第59回 相生線(1/3)美幌~上美幌間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 元の投稿をまちがって削除してしまったので、復元しました。コメントもいただいていたのに、申し訳ありません。 北海道の廃線跡探訪第59回 相生線美幌~北見相生その1 美幌~上美幌間です。 相生線は、駅跡や路盤はほとんど残っていませんが、終点の北見相生には道の駅が隣接し、駅構内や車輌が保存されています。 美幌からの路盤は宅地となり、つづいて公園となっていますが、相生線跡で数少ない鉄橋が残っています。 なお、これからの投稿予定

          北海道の廃線跡探訪 第59回 相生線(1/3)美幌~上美幌間

          北海道の廃線跡探訪 第64回 幌内線(3/3)三笠~幌内間

          1.ごあいさつ ご訪問ありがとうございます。 北海道の廃線跡探訪第64回 幌内線その3 三笠~幌内間です。 三笠~幌内間は線路が撤去されずに、三笠トロッコ鉄道が軌道自転車などを走らせています。 終点幌内には、三笠鉄道の村幌内ゾーンがあり、車輌が数多く保存されているほか、鉄道記念館もあります。 なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。 2.三笠~幌内 幌内への線路は、三笠駅構内の岩見沢方ですでに分岐していた。 岩見沢方に

          北海道の廃線跡探訪 第64回 幌内線(3/3)三笠~幌内間