【投薬】眼圧治療薬まとめ
〈高眼圧治療〉
緑内障とは
眼圧が圧迫されることで視神経が弱くなり傷つくことで視野が欠ける病気。
一度欠けた視野は元には戻らない。
眼圧21以下が正常だが、正常値でも視神経が傷ついており緑内障に
なっている場合もある。(正常眼圧緑内障)
早い段階から治療を開始することで視野がかけるスピードをゆるやかにする。
自己判断で中止すると視野欠損が進行してしまいもとに戻らなくなる。
房水=目の血液のようなもの
房水がたまると眼圧が上昇する。
眼圧低下の強さは1st,2ndにその他の薬剤は及ばない
①プロスタグランジン関連薬 1st … 房水の流出促進
●ルミガン
眼圧治療の中で単剤では1番強い
単剤で効かなければβ遮断組み合わせる。
●トラバタンズ
単剤では2番目に強い
●キサラタン(ラタノプロスト/FP誘導/房水排泄促進)
先発は冷蔵保管
→薬局の後でかけるといわれたら保冷剤つける。薬剤に直接保冷剤が触れていると凍るので何かに包んで渡す)
GEは常温保管
副作用:色素沈着(薬やめれば薄くなる)、まつげのびる、
瞳孔が黒目から茶色めになる(薬やめても続くので両眼の方が良い)
●タプロス
キサラタンより弱い
②β遮断薬 2nd … 房水の産生へらす
●チモプトール
●ミケラン(1日2回)
●ミケランLA(1日1回、LAはロングアクティブの略で長く効く)
→朝1回が効果的
●リズモン
→副作用:脈がおそくなる、息苦しくなる、動悸
※副作用を防ぐためには…
目頭にある涙点に入ると全身症状がでるため、
点眼後1~5分間目頭を押さえる。瞬きするたびに奥に行き涙点に流れてしまうので目を閉じながら押さえる。
→禁忌:喘息、コントロール不良の不整脈
→唯一のβ1選択遮断薬:ベトプティック(チモプトールより弱い)はコントロール不良の不整脈のひとにも使える。
③EP受容体作動薬
●エイベリス(EP2受容体に選択的に作用)
キサラタンより少し弱い
色素沈着おこならいので女性に使いやすい(お風呂の前の使用でなくて良い)
起こる副作用:充血
※慣れたらなくなるのでしばらく充血があっても続けるよう伝える
④α2刺激薬
●アイファガン
α2刺激薬→血管拡張するから充血起こる
起こる副作用:充血
※慣れたらなくなるのでしばらく充血があっても続けるよう伝える
⑤Rhoキナーゼ阻害薬
●グラナテック
1日2回朝夕点眼
※※充血は点眼している限りずっと起こる!けど続けるよう伝える
⑥炭酸脱水素酵素阻害薬
●エイゾプト(ブリンゾラミド)
1日2回
●トルソプト(ドルゾラミド)
1日3回
⑦配合剤
→基本チモプトールが入っている
●ミケルナ(カルテオロール+プロスト)
唯一チモプトール(β遮断薬)が入っていない配合薬
●アイラミド(α2+炭酸脱水)