公務員から転職した結果 〜半年後〜
公務員辞めようかなぁ・・・
とお悩みのあなたへ
このnoteでは、公務員から転職した30代のオッサンの行く末がつづられています。
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とまあこんな感じです。
公務員時代は割と激務部署を渡り歩く属性で、障害福祉やオリパラでは21時22時は当たり前でした。
転職の気持ち自体はオリパラ時代に強く持ち始め、コロナをきっかけにできた時間で一気に準備を加速させて転職しました。
別記事で転職した理由について書いてあるので、よければそちらも読んでみてください。
私は転職でヘルスケア系のベンチャー企業で、インハウスのWEBマーケターとして仕事をしています。
と言ってもピンとくる人は少ないと思うので、ちょっと具体例出して解説しますね。
とまぁこんな感じです。
平たくいえば会社のWEBまわりを担当している人ですね。
実務もやればディレクション(指示だし~成果チェック)もやります。
公務員から民間で通用してるの?
未経験から専門職という、一見するとハードル高めの転職ですが、全く問題なく仕事できています。
公務員時代に培ったヒューマンスキル、ドキュメント作成スキルの力が大きいですね。
下記のツイートを見てください。
公務員はろくな引き継ぎもなく異動し、専門知識が乏しくても行政機関の顔として県なら市町、市町なら住民に受け答えしなければいけません。
それに比べれば、専門家に囲まれた環境で仕事ができるというのは、聞き放題でとても仕事がやりやすい環境です。
もちろん、これからお話しするようにスピードの面で苦労する事はありますが、大した差ではないので民間でも元公務員は十分にやっていくことができますよ。
残業が大幅に減った
転職して一番よかったことは、残業が本当に少なくなったことです。
下記のツイートを見てください。
弊社は定時が18時なのですが、この半年間ほとんど18時台に退社できていました。
時々19時台、ごくまれに20時台といった具合ですね。
ジムにも週2、3回通って、趣味のバスケもできて、こうして休みの日にはnoteをじっくり書くこともできています。
家族と過ごす時間も増えて、本当に良かったと感じています。
仕事が楽しい
これも大事なことで、仕事は楽しく、充実した日々を送っています。
特に今はスキルを身につけている時期なので、毎日自分の成長を感じることができていますね。
読者さんは公務員だと思いますが、公務員って仕事ができるようになる感覚は覚えど、成長を実感できる事って少ないと思うんです。
なのでとても新鮮な気持ちで、毎日仕事に取り組むことができています。
月曜日の朝も起きるのが面倒でも、憂鬱な気持ちにならなくなりました。
前向きになれた
今の会社では、「とりあえずチャレンジしてみろ!」が社訓です。
なのでなんでも見切り発車。
失敗しても「ダメなことがわかった、いい学びになったね!」とエジソンみたいなことを上司も社長も言う会社です。
逆にチャレンジしないでやらないことはNG。
はっきり言って公務員ではあり得ないですよね。
でも「失敗してもいいんだ」「失敗しないで何もしないことが一番ダメなんだ」と言うことを何度も聞かされ、実践していくうちに超絶ポジティブ人間になってしまいました笑。
転職だってやってみないとわかんないです。
転職してダメだったら、また公務員もどればいい。
今ではそんな気持ちですし、それくらいのポジティブさが必要だと思います。
もちろん、転職して全てが楽勝ではありません。
大変なこともたくさんあります。
スピードは公務員より早い
仕事のスピードは、総じて公務員よりも早いです。
公務員時代は激務部署を経験し、特にオリパラのスピードはかなりのものでしたが、それよりもさらに早い感じ。
新規プロジェクトの始動などは企画案の作成から社長への報告まで全て1日でこなす場合もあります。
細かいことは初期段階では詰めない傾向にあるので、公務員感覚で60点くらいの内容でもまず進めていく、という感じですね。
スピードと精度の軽重の付け方の問題なので、慣れればなんら問題ありません。
部下のマネジメントが難しい
民間では、30代前半であれば係長~課長クラスになります。
そのため、部下を使うことが求められます。
逆にいえば、部下からは指示を求められます。
これがめちゃめちゃ難しい。
読者の皆さん、20代~30代が多いと思いますが、部下へディレクションしたことありますか?(後輩への指導は違いますよ。あくまで上司と部下の関係です。)
キャリア官僚でない限り経験ないですよね。
公務員は40歳になってもまだ作業員(ヒラ)なので、作業員目線が染み込んじゃってるんです。
部下に指示を出すときは、作業のやり方やアドバイスじゃなくて全体像の中で指示を出さなければいけません。
ちょっと説明難しいんですが、人に仕事をやってもらうのってものすごい難しいです。
今の私も社員1名、パートさん3名に指示を出す立場なのですが、どんな指示ならば部下の長所を100%活かせるのか、修正なしで進められるのか、日々模索する毎日です。
今のところ順風満々という感じですね。
お給料は一時的に下がっていますが、ボーナスが満額支給される2年目からは前職(31歳・600万)の水準まで戻る見込みです。
ですがおそらく、これから困難なことも増えてくると思います。
今までの半年間は周囲も少し気を遣ってくれていましたが、これからは単独で高度な判断を迫られることも増えてくると感じています。
でも今は成長を感じられる毎日が本当に楽しいので、全く苦ではないとも思っています。
WEBの仕事の巡り会えたことには感謝ですし、もっとガンガン仕事して早く一流プレーヤーになりたいですね。
30歳になる前に転職しておけば良かったと、心から思いますよ。
転職を考えているあなたに伝えたいのは、「公務員も民間も人間はそんなに変わらなくて、働く場所が違うだけ」だと言うことです。
同じ人間と働くわけだから、別に公務員も会社員も大した差はありません。
過去にやってきたことが若干違うだけで、根本的な部分は一緒です。みんないい人たちです。
公務員から見ると民間企業というのはなんだか得体が知れないものに見えてしまいます。
ですが31歳で民間へ飛び込んだ私がフッツーに仕事して係長へ昇格して、今月から新規プロジェクトのリーダーまでできているわけですから、どうにかなるんです。
人生どうにでもなります。
転職しようかな、と悩んだ時点でもう結果が出てるはずなんです。
あなたは挑戦心の方が優っているタイプなんです。
悩んでいることがあれば転職者の先輩として、なんでも相談に乗ります。
民間で活躍できる元公務員を増やして、官民の人材流動性を高めていきましょう。
それでは読んでくださりありがとうございました。
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