古代日本 国譲りのネゴシエーター
古事記の国譲りには次のように書かれている。大国主命が国譲りを天照命から迫られた時、長男はすぐに国譲りに賛成した。しかし次男のタケミナカタノ命は納得せず、天からの使者と力比べをして負けた。それで諏訪の地に逃げ、そこに封印された。これが意味する史実は何であろうか?諏訪の地に語り継がれる伝承は、タケミナカタ命に占領されたというものである。これも踏まえて究明する。
神武東遷の話もご存じのかたは多いと思う。大和の地に遷都したのは史実と思うが、ナガスネヒコとの対決の場面で、戦闘シーンが描かれていない。日向の地から大和の地までの移動に16年も要している。これらはどういった史実を意味しているのであろうか?
大国主命と神武東遷に共通するのは「国盗りや占領」でなく「国譲り」であることが解った。そしてそれを実現させた共通のネゴシエーターが浮かび上がった。
佐藤久(さとうきゅう)というペンネームでも歴史の本を書いています。こちらは伝奇ロマン・ショートショートではありませんが、同様に今までの歴史の本には無かった全く新しい視点で書いています。
いいなと思ったら応援しよう!
宜しければサポートをお願いします。