ラフカディオ游玄斎@歴史小説家

極寒の大地において一人歴史研究を行ううちに独自の視点で歴史を考えるようになった。 伝奇…

ラフカディオ游玄斎@歴史小説家

極寒の大地において一人歴史研究を行ううちに独自の視点で歴史を考えるようになった。 伝奇ロマン・ショートショートは著者の造語である。伝奇ロマンとは「ある歴史上の著名な事件に、隠された真相があったという新歴史解釈」などを書いた幻想的で怪奇な物語や小説の事である。

最近の記事

なぜ織田信長は延暦寺を焼き討ちにしたのか?

お久しぶりです。 信長はなぜ延暦寺を焼き討ちにしたのか? 最近はその当時の延暦寺は高利貸しや朝廷に強訴を繰り返していたことが知られています。また当時の延暦寺と三井寺の争いは「山門寺門の争い」として言われています。落合史観のイエズス会が入っていたのです。これは前著「本能寺の変以降 織田信長の行先と事績」に書きました。 問題はどうやって延暦寺に入ったかです。皇統の出自にも関係ありそうです。そして平安時代にキリスト教が日本に入ってきたという、そのルートであろうと考えています。

    • 新解釈 欧州史

       伝奇ロマン・ショートショート【8】を書きました。  今回は欧州史に視点を当てています。欧州は日本と共に國體であり近年重要な役割を担ってきたからです。そのためにまず中世欧州で社会を動かす実験を行いました。その結果を全世界に展開したのが大航海時代、産業革命、現代と続く中世以降の時代です。それが先の重要な役割の意味になります。  そこには日本も絡んでおり、有間皇子、護良親王、鎖国等と合わせて地球規模の歴史のハンドリングの一端を垣間見ることが出来ます。 目次 1:欧州の中世(螺

      • 哲学と宗教と地政学

         エジプトのアマルナ宗教改革に失敗した國體は、そのリベンジとして新たにキリスト教を作り欧州に広めた。その為にその教義の元となるギリシャ哲学から作った。さらにそれを発展させた哲学と宗教を中東に広めた。これらの宗教分布は今の地政学にも影響している。   目次 1:哲学と宗教、地政学の全体像 2:ソクラテス 3:プラトン 4:アリストテレス 5:アレキサンダー大王 6:アウグスティヌス 7:國體とキリスト教教義 8:西ローマ帝国滅亡後 9:プラトンのアカデメイアとイスラム文明 1

        • なぜローマは欧州史の起点になったのか?

           欧州、中東の歴史はまずメソポタミア、エジプト文明があった。その後それらは衰退し歴史の中心はローマ帝国に移っていった。その象徴はクレオパトラであった。そしてローマ帝国がその後の欧州の歴史の起点となった。どうしてこの様な事が起こったのであろうか? 目次 1:古代エジプトとメソポタミア 2:エジプト乗っ取り計画 3:エジプト滅亡計画 4:帝政ローマとキリスト教 5:もう一つの奴隷思想の勢力 前人未到の人類史:

        なぜ織田信長は延暦寺を焼き討ちにしたのか?

          歴史の回転と螺旋階段

           歴史は繰り返すと言いますが、その秘めたる理由をご存じでしょうか?  実は人類は螺旋階段を回るように歴史を作ってきました。1回転すると同じ角度に戻ります。これが歴史は繰り返すという意味になります。  螺旋を回すには善と悪のように相反する2つの力が必要です。この2つが相克を繰り返しながら回っていくのです。そして正しく回すために螺旋の軸を持ってコントロールしているのです。だから歴史は間違わず人類は滅びることなく文明を進歩させることが出来たのです。 目次 1:フィボナッチ数列

          今後の予定

           伝奇ロマン・ショートショートを4~5回に分けて毎週ここで公開してきましたが、当面は1回/月程度の頻度に変えようと思います。内容は分けずにまとめたものにします。ただしですが、アマゾンに同時にkindle本として発表する予定なので内容のガイダンスとなります。公開は月初めの予定です。 予定(題は仮) 伝奇ロマン・ショートショート【5】:歴史の回転と螺旋階段 伝奇ロマン・ショートショート【6】:古代エジプトに関する考察 伝奇ロマン・ショートショート【7】:人類史の螺旋階段の検証

          現代人を操る虚構の三種の神器

           今の世の中にはお金、宗教、国家といったものが存在します。どうしてこういったものが存在するのでしょうか?さらに天皇や王族も存在します。どうして彼らはそういった地位に就いているのでしょうか?  一般には社会が発展し王族や宗教家等が国家の成立と共に誕生したと言われています。本当でしょうか?彼らが王族になった理由は示されていません。この疑問を根底から考察し一つの答えを見つけました。  その根源は旧人類と新人類(現在の人類)が混生していた数万年前にあったのです。この時新人類は旧人

          現代人を操る虚構の三種の神器

          古代日本 国譲りのネゴシエーター

           古事記の国譲りには次のように書かれている。大国主命が国譲りを天照命から迫られた時、長男はすぐに国譲りに賛成した。しかし次男のタケミナカタノ命は納得せず、天からの使者と力比べをして負けた。それで諏訪の地に逃げ、そこに封印された。これが意味する史実は何であろうか?諏訪の地に語り継がれる伝承は、タケミナカタ命に占領されたというものである。これも踏まえて究明する。  神武東遷の話もご存じのかたは多いと思う。大和の地に遷都したのは史実と思うが、ナガスネヒコとの対決の場面で、戦闘シー

          古代日本 国譲りのネゴシエーター

          主(神)が連れて来た 失われた十支族

           日本国内で元ユダヤ人とも言われる物部氏を起点とし、ここから過去に遡ることにより「失われた十支族」のアッシリア捕囚以降の道程を見出した。  七支刀は350年頃に百済から日本に送られた刀剣である。国宝であり、ユダヤ人と言われる物部氏の氏寺である石上神宮に保管されている。この形はユダヤ教のシンボルである燭台に非常によく似ている。これが意味するものは何であろうか。ここから紐解いて中東以降のユダヤ人の足取りを考察し、紐解いた。また350年以降の足取りについても考察した。  また佐藤

          主(神)が連れて来た 失われた十支族

          旧約聖書から消された秘密のユダヤ史

           本書は旧約聖書(以下旧約)と歴史事実を突き合わせて旧約に記載されていない隠れたユダヤ史を見出したものです。  ユダヤ人は有名なアマルナ宗教改革を仕掛けてエジプトを乗っ取ろうとした。しかし失敗して奴隷身分に落とされて、出エジプトとなったのです。詳細は以下を見てください。    また佐藤久(さとうきゅう)というペンネームでも歴史の本を書いています。こちらは伝奇ロマン・ショートショートではありませんが、同様に今までの歴史の本には無かった全く新しい視点で書いています。驚きの内容

          旧約聖書から消された秘密のユダヤ史