子どものラインの使い方
四年生の頃、ケータイを息子に与えた。
習い事の行き帰りのため、友達と遊びに行くなどの
主に親との連絡、位置把握のために買った。
だんだん、友達と連絡をとりたい年頃になってきて
5年生の今、息子のラインには6人の友達ができた。
そして、今日初めて、グループに入れてもらったと言う。
息子はとても喜んでいた。
嬉しくてケータイを見つめていた。
寝る前、なかなか眠れないと言う息子。
話をしているとぽろっとラインのことを話し始めた。
せっかく入れてもらったグループから外されたと言う。
ラインの中身を見せてもらうと
スタンプを4個連続で送ったり、
楽しいあまりに少し暴走した。
そして友達からの心無い言葉に傷ついていた。
それが嫌で明日学校に行きたくないと言う。
私は全力で励ました。
「あなたなら大丈夫だから、ケロッと学校に行ってきな。明日休んで、次の日行けるか?行けるタイミングなんてないから、明日行ったって一緒だよ」
あなたはいいやつだから、面白いし楽しいし、何も悪いことしないし、悪いことをする友達に悪いよって言えるし、偉いよ!などと励ましたが、彼には届かないのも、わかってる。
どんなに親がそう言っても友達じゃないと救えない時がある。
ラインは、いいものだけどこういうことが起こる。
各ご家庭によって使い方も異なる。
うちは夜は使わないルールだ。
息子は、ラインに振り回されている。
これもひとつの勉強だ。
何かを学んでくれ。
便利になったんだか、複雑になったんだか、
よくわからない世の中だ。
きっと昔もこういうトラブルはあったと思う。
お誕生日会があるというのに自分だけ呼ばれなかったとか。
いつの時代も子どもは傷つき、
どうにかして大人になる。
強くなってくれ。息子。
お前なら大丈夫だ。そう、信じてやるしかない時、親はなんて無力なんだと思う。