美しい本
美しい本。2冊ある。
1冊は、ある有名人の本。
ハードカバーだったので、
自分でホワイト&ブルー柄のマジックペーパーを貼って、
海で読んでいたもの。
もう1冊は、海外の自然風の海辺の家を撮影した本。
ずっとどこへ引っ越しても持っていた。
手放したら、2度と巡り合えない気がしたから。
そんな時代だったね。
だからと言っていつも見ているわけでは、ない。
でも、なぜ持っているのだろうか。
理想的な思想。
理想的な家やインテリア。
きっと持っていることで、
理想に近づくことができる気がしている。
思想的な本は、初めて海外に出てきた時に持ってきた。
自分の中以外で頼れる言葉が書かれていた。
何度も読み返した。
理想のインテリアの本をめくると、、、
海辺の家のカーテンは、
素朴な白い布がロープに洗濯ばさみで止められている。
海風が入ってくる。
縦に引き上げて開閉する窓枠。
ペンキがところどころはがれかけていて、、。
窓際のベットには、真っ白いコットンの白いシーツ。
これから先も私の中に残る2冊だろう。
いつも心に理想を持っていたいのだろう。
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